企業イメージや商品コンセプトに沿ったオリジナルの香りによる顧客の感性に訴求するブランド戦略を実現
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、オリジナルの香りの調香から印刷表現・空間芳香まで、香りのトータルソリューション「FRAGRANCE IDENTITY(R)(以下 フレグランス アイデンティティ(R))」の提供を、3月1日より開始します。
本ソリューションでは、企業イメージや商品コンセプトに沿って調香したオリジナルの香りと、印刷技術を活用し、芳香性のノベルティやパンフレットなどのプロダクトを制作。オリジナルの香りと、それにつながる記憶で、顧客の感性に訴求するブランド戦略を実現します。
なお、本ソリューションは学校法人大和学園 京都調理師専門学校/京都製菓製パン技術専門学校(京都府京都市)の食文化ミュージアム「京都・太秦Taiwa Museum(タイワミュージアム)」のフルリニューアルオープン(2022年2月1日)に伴う「Taiwaの香り」で先行採用されました。
■ 開発の背景
日本の市場は近年、コモディティ化が進み、製品やサービスの機能的な価値のみで差別化することが難しくなっています。このような中、凸版印刷は製品やサービスの機能的な価値だけでなく感性的な価値を訴求し、ヒトの「嗅覚へのアプローチ」という新しい視点で差別化を図る香りのトータルソリューション「フレグランス アイデンティティ(R)」を開発しました。さらに、凸版印刷とグループ会社である株式会社トッパンインフォメディア(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:堀 正史)は、これまで培ってきた印刷ノウハウを活用し、オリジナルの香りを印刷表現した芳香性のノベルティやパンフレット、芳香機など、各種アイテムの提供を可能としました。
五感(視・聴・嗅・味・触)の中で嗅覚は最も本能的な感覚であり、記憶を司る海馬(※1)と直接つながっています。特定のにおいが、それに結びつく記憶や感情を呼び起こす現象は、プルースト効果と呼ばれ、香りを嗅ぐことで昔の記憶や感情が蘇るなど、私たちの記憶は香りと深くつながっています。企業が自社ブランドを語るための施策や、製品やサービスのアピールに、「香り」を活用した顧客体験を提供することで、「香り」につながる記憶が顧客の感性に訴求するブランド戦略を実現することができます。
■ 「フレグランス アイデンティティ(R)」の特長
(1)コンセプトを設定し、オリジナルの香りをデザイン
企業イメージや商品コンセプトだけでなく、地域や土地柄などの抽象的なテーマをイメージした香りをデザインし、用途に合わせたオリジナルの香りづくり(調香)が可能です。
(2)ノベルティやパンフレットなど各種プロダクトや空間芳香の展開が可能
用途に合わせて、香料印刷やシール加工などの技術を活用し、サシェ(香り袋)、名刺、タグなど各種プロダクトへの展開が可能です。また、店舗やオフィスエントランス、会議室などの空間をほのかに香らせる空間芳香にも対応します。
(3)「嗅覚×視覚」でより深い顧客体験を実現
コンセプトやテーマに合わせたプロダクトのデザイン制作により、オリジナルの香りをより際立たせることが可能です。「嗅覚×視覚」によるアプローチで、より深い顧客体験を実現します。
■ 価格
プロダクトの内容によって価格は変動します。その他、香りのプロダクト展開により、各種製造費やデザイン制作費が発生します。
■ 今後の展開
「フレグランス アイデンティティ(R)」の提供を通じ、関連受注を含め2025年度までに1億円の売り上げを目指します。
トッパン「フレグランス アイデンティティ(R)」サービスサイト
URL:
https://solution.toppan.co.jp/creative/service/fragranceidentity.html※1 海馬
記憶をつかさどる器官。あらゆる情報はいったん短期記憶として海馬に保管され、何度も思い出すような情報は海馬で長期記憶に変換されます。
※2 コスメルパック(R)
太成二葉産業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:荻野 隆)の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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