株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村 健史、以下「デベロップ」)は、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る奈良県初の災害協定を2022年6月2日(木)に奈良県川西町と締結します。また同日に川西町役場においてレスキューホテル1台の展示出動をおこないます。
レスキューホテル出動の様子
【奈良県川西町との災害協定締結の経緯】
川西町は、大和川を北限とし、飛鳥川、曾我川などの一級河川をはじめ計4本の河川が大和川に合流する地点に位置する水辺の町です。古来より水運や農業など豊富な水資源を利用した事業で栄える一方、豪雨などによる広範囲にわたる水害リスクを有します。同町では、平時より町民・企業・行政機関の協働を行うことで突発的な災害時における災害対応力の向上を図っています。今回、レスキューホテルの特性が災害に強いまちづくりに貢献できる点にご期待いただき、お互いの強みを活かした持続可能な「官民共創」を目指し、協定締結に至りました。
有事には、滋賀県内と中部地方に複数所在するホテルよりレスキューホテルを迅速に出動できるよう、体制の強化に努めます。
【災害協定締結式について】
日時 :2022年6月2日(木) 11時00分~11時30分
場所 :川西町文化会館 サークル室ABC
出席者:小澤 晃広 川西町長、岡村 健史 デベロップ代表取締役、他
【レスキューホテル展示会について】
日時 :2022年6月2日(木) 11時40分~12時15分
場所 :川西町役場 駐車場
展示台数 :1台
申込方法 :事前申込制(「展示会参加申し込み書」参照)
見学対象者:報道関係者
※展示客室は当社が運営する滋賀県東近江市の「HOTEL R9 The Yard 東近江」より出動します。展示会終了後、客室をすみやかに撤去しホテル営業を再開する予定です。12:30より撤去作業をおこないますので、レスキューホテル出動の様子を撮影いただくことが可能です。協定締結式の取材をご検討のメディア各位におかれましては、通常は取材いただくことが難しい出動風景の撮影・取材機会として、合わせてご検討頂ければ幸いです。
【災害時には避難所等になるフェーズフリーのホテルで備えない防災を】
デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズは、斬新な外観と上質な空間を持ち合わせたコンテナホテルです。
建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れます。13m2の室内には、良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備え、上質な宿泊空間を提供します。そのため長期滞在でも快適に過ごせるとお客様の好評を得て、全国50店舗1,681室(開業準備中店舗含む)を展開しています。
また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等にご利用いただく「レスキューホテル」としての役割を担うことで、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指します。尚「動くホテル」「レスキューホテル」との語および、それらの関連標章※は、各々、末尾のとおり、商標登録をしております。
ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ ブランドページ:
https://hotel-r9.jp/brands/theyard/レスキューホテル ウェブサイト:
https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotelレスキューホテル出動拠点 HOTEL R9 The Yard シリーズ 外観(画像は東近江店)
客室(ダブルルーム)
【東日本大震災の経験をもとに実現。レスキューホテル誕生の経緯】
2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もなく現地に入りました。被災地の方が多くの避難所で生活に大きな負担を強いられている状況を目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいという想いで誕生したものがレスキューホテルです。
動くホテルの1例目として、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し2017年10月「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。
その後、更なる移設性を高めるべく1台1客室型に改良、2018年12月「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズ1号店が栃木県真岡市にオープンしたことを皮切りに本シリーズを全国各地へ展開。全国どこへでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。
【レスキューホテル出動実績】
2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行いました。その後、東京都三鷹市および東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動。空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されました。
2021年12月に栃木県へ新型コロナ第6波およびオミクロン株の感染拡大対応のために臨時医療施設として126室を出動。さらに2月より、千葉県と東京都の臨時医療施設の付帯施設として計21室が利用されています。レスキューホテルは、1台1客室の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えています。
レスキューホテル設置の様子
■レスキューホテルは「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つ商品として「フェーズフリー認証」を取得しています。
■災害時の備えを全国へ展開し、強靭なまちづくりに貢献~SDGsの取り組み~
レスキューホテルは、「SDGs事業認定」を取得しています。災害時の備えとして自治体との協定締結の輪を広げ、各自治体のBCP(事業継続計画)に寄与し、持続可能な開発目標の達成に貢献します。
【運営会社】
会社名 : 株式会社デベロップ
代表者 : 代表取締役 岡村 健史
所在地 : 千葉県市川市市川一丁目4番10号
設立: 2007年2月
事業内容 : 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、
施設管理事業、資産運用代行事業
ホームページ:
https://develop-group.jp※「レスキューホテル The Yard(商標 第6240114号)」、「災害支援型レスキューホテル(商標 第6394774号)」、「医療従事者支援型レスキューホテル(商標 第6394775号)」その他「レスキューホテル」の語を用いた商標、並びに「動くホテル The Yard(商標 第6240108号)」その他「動くホテル」を用いた商標は、当社の登録商標です。
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