フリエ住まい総研「自宅の湿気対策」 に関する実態調査|梅雨時期に困る項目トップ2は「過ごしにくさ」と「洗濯物」のお悩み

株式会社FLIE

2022年5月26日 16時51分

湿気対策実施率は全国平均65%、気候によって地域差も

●サマリー
1) 自宅内の湿気を「不快に思わない」方は14.2%に留まり、85%以上の方が少なからず不快感があると回答。
2) 梅雨時期に困ることは「湿気による蒸し暑さ」が62.2%でトップ、続いて「洗濯物が乾かない」が60.3%。ほかの回答を見ても湿気による「過ごしにくさ」と「洗濯物の悩み」という2つのトピックが大きな悩みのタネ。
3) 自宅で湿気対策をしている方は65.4%。全国の地域別で見ると「東北」と「九州・沖縄」の対策実施率が高く、一方「中国」「四国」は対策率が比較的低い水準であることが分かった。
4) 自宅内で湿気が気になる場所は1位「浴室」56.1%、2位「寝室」45.0%、3位「押入れ・クローゼット」39.8%という結果に。水回り・居住空間が長い場所・空気がこもる場所という回答が目立った。
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不動産直販サイト「FLIE(フリエ)」を運営している株式会社FLIE(本社:東京都渋谷区)は、住まいや暮らしに関する様々な“気になるコト”を調査する「フリエ住まい総研」を立ち上げ、Webマガジン「FLIE magazine」上に調査結果を公表しております。
今回は梅雨本番を目前に「自宅の湿気対策」について、20代以上で日本国内にお住まいの方1,012名を対象にその実態を調査いたしました。




2022年の梅雨入りは平年並みか平年より早いと予想されており、関東甲信でも6月上旬には本格的に梅雨入りの見込みです。そんなシーズンにお悩みなのが梅雨本番の“湿気対策”です。

自宅内に湿気がこもることで、カビや結露の発生、洗濯物の部屋干しによる匂いなどさまざまな影響が考えられますが、みなさんはどのような湿気対策を実施しているのでしょうか。

一般の方々への意識調査を通して「自宅の湿気対策」の実態をレポートいたします。
 

調査結果内訳

まずは、自宅内の湿気についてどれくらい不快に感じるかを調査してみました。



<Q1. 自宅内の湿気についてどれくらい不快に感じますか?>
A. 少し不快感がある 45.5%
A. 不快感がある 29.4%
A. 非常に不快感がある 10.9%
A. 不快感はない 14.2%

湿気に対して「不快感はない」の割合は14.2%に留まり、ほとんどの方は少なからず不快に感じている結果に。一方で不快に感じている方の内訳として一番多い得票率だったのはおよそ半数の「少し不快感がある」であった。

続いて、梅雨シーズンに「困ること」についてランキング形式で発表いたします。



<Q2. 梅雨時期に困ることは何ですか?>
1位 湿気による蒸し暑さ 62.2%
2位 洗濯物が乾かない 60.3%
3位 湿気による不快感 51.8%
4位 洗濯物のにおい 41.5%
5位 水回りのカビ 28.4%
6位 窓・ドア・壁のカビ 25.8%
7位 結露がたまる 19.9%
8位 衣類・ふとんのカビ 16.9%
9位 鞄・靴・小物類のカビ 12.9%
10位 その他(フリーアンサー) 1.8%

結果としては、1位「湿気による蒸し暑さ」62.2%、3位「湿気による不快感」51.8%などの体で感じる“過ごしにくさ”に関する項目が高い得票率となりました。
さらに、2位「洗濯物が乾かない」60.3%、4位「洗濯物のにおい」41.5%など洗濯物に関する悩みも関心が高い傾向にあるようです。
意外にも梅雨時期に発生しやすいカビに関する項目は全て3割以内の得票率にとどまっています。

その他のフリーアンサーとしては以下のような回答がありました。

【その他(フリーアンサー)の回答例】
・除湿のエアコンを行うが部屋が冷えすぎる(40代女性)
・自分の髪の毛が湿気をはらんで爆発する(40代女性)
・虫の繁殖(50代男性)
・庭にナメクジやムカデの害虫が増えてくる(40代女性)

続いては、「自宅で湿気対策をしている割合」についての設問です。


<Q3. 自宅で何かしらの湿気対策をしていますか?>
A. はい 65.4%
A. いいえ 34.6%

自宅で対策を実施している方は65.4%、対策をしていない方は34.6%という数字となりました。

こちらの回答を地域別に分けてみると、以下のようなグラフとなりました。



全国平均値からみて対策をしている割合が高い傾向にあったのは「東北」(はい:78.9%)「九州・沖縄」(はい:73.7%)でした。また、対策をしている割合が低い地域は「中国」(はい:57.1%)「四国」(はい:47.8%)という結果となりました。

特に中国・四国に関しては中国山地と四国山地に挟まれ、降水量が少ない瀬戸内式気候という地理の特徴から湿気対策の必要性が比較的低いのかもしれません。

続いて、対策を実施している方に「どんな対策をしているか」をお伺いしました。



<Q4. 具体的にどんな対策をしていますか?>
1位 除湿器・エアコンの除湿機能を使う 77.2%
2位 除湿剤を使う 55.0%
3位 こまめな換気を行う 48.8%
4位 衣類乾燥機を使う 15.1%
5位 ふとん乾燥機を使う 15.0%
6位 結露防止グッズを使う 10.7%
7位 湿気対策の壁紙・天井を活用する 2.4%
8位 その他(フリーアンサー) 1.7%

およそ8割という圧倒的な得票となったのは1位「除湿器・エアコンの除湿機能を使う」77.2%で、続いておよそ半数の方が選んだ2位「除湿剤を使う」55.0%、3位「こまめな換気を行う」48.8%と続きました。いずれも湿気を直接取り除く行為が上位にランクインしています。

その他のフリーアンサーとしては以下のような回答がありました。

【その他(フリーアンサー)の回答例】
・部屋干しには扇風機あてる(50代女性)
・サーキュレーターを利用する(40代女性)
・雨の日に洗濯をしない(30代女性)

最後に、「自宅で湿気が気になる場所」について調査いたしました。




<Q5. 自宅内で湿気が気になる場所はどこですか?>
1位 浴室 56.1%
2位 寝室 45.0%
3位 押入れ・クローゼット 39.8%
4位 リビング 36.5%
5位 洗面所 34.6%
6位 キッチン 20.1%
7位 玄関 17.6%
8位 その他(フリーアンサー) 1.6%

一番湿気が多く発生する場所と考えられる「浴室」56.1%が1位となりました。
2位は居住時間が長い「寝室」45.0%、3位は空気がこもりやすい「押入れ・クローゼット」39.8%というランキングとなり、回答結果が比較的バラけている結果となりました。

その他のフリーアンサーとしては以下のような回答がありました。

【その他(フリーアンサー)の回答例】
・トイレ(50代女性)
・靴箱(40代女性)
・日の当たりにくい場所の庭(40代女性)
・全ての場所(20代女性)



調査概要

調査方法: インターネット自社調査
調査対象: 20代以上で日本国内にお住まいの方 1,012名
調査期間: 2022年5月11日~2022年5月15日
当記事およびイラストの著作権は株式会社FLIEに帰属しますが、以下の利用条件を満たす方はご自由にデータを活用いただけます。なお、データご活用の旨ご一報をいただけますと幸いです。

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クレジット: 「フリエ住まい総研」

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企業概要

会社名: 株式会社FLIE
代表取締役: 榎本 亮太
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-2-2 青山ルカビル 6F
設立: 2019年11月
事業内容: 不動産情報マッチング事業

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