ガウ・キャピタル・パートナーズが日本の住宅ポートフォリオの取得を完了

ガウ・キャピタル・パートナーズ

2022年5月31日 18時49分

2022年5月31日、香港 – 不動産プライベート・エクイティのガウ・キャピタル・パートナーズ(以下、ガウ・キャピタル)は本日、カタール投資庁(以下、QIA)の出資するセパレート・マネージド・アカウント(SMA)を通じて、東京をはじめ日本の主要都市に位置する賃貸住宅を取得したことを発表しました。

当住宅ポートフォリオの総延べ床面積(GFA)は68,432平方メートル(20,701坪)で、東京の21物件、名古屋の3物件、大阪の5物件、京都の1物件、横浜の1物件、札幌の1物件、計32物件から構成されています。すべての物件は最寄り駅から平均徒歩6分程度と交通の便が良い好立地に位置しています。

日本の住宅賃料は、厳しい市場環境下でも他のアセットクラスに比べ回復力が強く、コロナ禍の入居率も堅調に推移しています。また、全国的に人口が伸び悩む中、主要都市の中心部では人口増加が続き、それに伴う需要の増加により2012年以降はすべての主要都市で住宅賃料の上昇を記録しています。さらに、日本の不動産はコロナ禍であっても流動性が高く、国内外の投資家から高い人気を得ています。

ガウ・キャピタルのマネージング・プリンシパル兼キャピタルマーケッツ・グローバルヘッド兼オルタナティブ投資部門共同会長のChristina Gaw氏は、次のように述べています。「QIAと提携し、この賃貸住宅ポートフォリオを構築する機会を得たことを嬉しく思います。今後も日本の主要都市に位置する質の高い不動産アセットの取得を行っていく予定です。この提携にとって良いリターンを生み出せるよう、多岐にわたる不動産セクターでさらなる投資機会を見出していきます。」

ガウ・キャピタルのマネージング・ディレクター兼ヘッド・オブ・ジャパンの Isabella Lo氏は、次のように述べています。「日本の主要都市にまたがる賃貸住宅のポートフォリオの取得を完了できたことを嬉しく思います。これらの高品質なポートフォリオは、我々のお客様に安定的なキャッシュ・フローを創出するでしょう。」


ガウ・キャピタルは2014年にハイアットリージェンシー大阪の取得を足掛かりに日本市場へと参入し、2016年には大阪で2番目に大きなホテル案件として売却を成功させました。また、直近では府中インテリジェントパークにおいて、ティア3データセンターへの再開発を目的とした物件の取得を完了し、更に、30億米ドルのオフィス特化型Jリートの非公開化も行いました。その他にも、東京の青山ビル、東京のH Beauty&Youth 旗艦店、沖縄のルネッサンス リゾート オキナワとココ ガーデンリゾート オキナワ、横浜のみなとみらいセンタービル、大阪の東洋紡ビル、松下IMPビルを含むポートフォリオを有しています。

ガウ・キャピタルは、アジア太平洋地域における商業用不動産投資と事業再生の分野で16年以上の経験を有しています。当社はすでに、香港のアイランド・イースト地区にある 14 Taikoo Wan Road、12 Taikoo Wan Road、625 King's Road を所有・管理しています。近年では、香港のショッピングモール29店舗をLink REITから運用資金で取得し、魅力的なコミュニティの拠点として活性化させる予定です。中国本土では、Ciro's Plaza、上海MixCの4つの高級Aグレードオフィスビル、上海の Sky Bridge HQ、北京のPacific Century Place などの物件のリニューアルを成功させました。さらに、中国本土で大規模な物流プラットフォームとプレミアム・アウトレットモールのポートフォリオも展開しています。昨今では、IDC、プロップテック(不動産テック)、医療技術、教育関連プラットフォームなどの新しい分野への投資も開始しています。

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ガウ・キャピタル・パートナーズについて
ガウ・キャピタル・パートナーズはアジア太平洋地域や参入障壁が高い不動産市場に特化した資産運用会社です。

ガウ・キャピタルは稼働率の低い商業施設、ホスピタリティ施設、不動産開発、物流施設、IDC、教育施設などの不動産で戦略価値を高めることに力を入れており、自社で資産運用を行う統合型ビジネスモデルを展開しています。投資対象は、住宅開発、オフィス、リテールモール、サービスアパートメント、ホテル、物流倉庫、IDCプロジェクトなど、不動産セクターのあらゆる分野に広がっています。

ガウ・キャピタルは2005年以来、大中華圏およびアジア太平洋地域を対象とした7つの合同運用ファンドを調達しています。また、米国でバリューアッド型/オポチュニスティック型ファンド、アジア全域を対象とするホスピタリティーファンド、欧州を対象とするホスピタリティーファンド、グロース・エクイティ・ファンドを運用し、クレジット投資及び別立て口座で直接投資サービスを世界で提供しています。2005年の設立以来、2021年第4四半期時点で341億米ドルの資産を運用しています。

カタール投資庁について
カタール投資庁は、カタールのソブリンウェルスファンドとして2005年に設立された世界最大かつアクティブな政府系ファンドの一つです。世界の金融機関と連携し、あらゆる地域にまたがる多様なアセットクラスに投資することで、長期運用を見据えたグローバルかつさまざまな投資ポートフォリオを構築するともにリターンを創出し、カタールの繁栄に貢献することを目的としています。





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