大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022<関西版>」として集計しました。
•近接駅を統合しています。2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記しています。
•渡辺橋A:肥後橋・渡辺橋、南森町A:大阪天満宮・南森町、花隈A:西元町・花隈・みなと元町、上本町A:大阪上本町・谷町九丁目、岡本A:岡本・摂津本山、谷町六丁目A:谷町六丁目・松屋町、烏丸A:烏丸・四条、神戸三宮A:三ノ宮・神戸三宮(阪急神戸線)・神戸三宮(阪神本線)・神戸三宮(神戸高速鉄道東西線)・三宮・花時計前、なにわ橋A:北浜(地下鉄堺筋線)・北浜(京阪本線)・なにわ橋、伏見桃山A:伏見桃山・桃山御陵前、高槻A:高槻・高槻市、ドーム前A:ドーム前千代崎・ドーム前、なんばA:大阪難波・JR難波・なんば・難波、島本A:水無瀬・島本、元町A:元町(阪神本線)・元町(神戸高速鉄道東西線) ・元町(JR東海道本線) ・旧居留地(JR東海道本線)・大丸前、舞子A:舞子・舞子公園、桜川A:桜川(地下鉄千日前線)・桜川(阪神電鉄阪神なんば線)・汐見橋・西長堀、野田A:海老江・野田(阪神本線)・野田(JR大阪環状線)・野田阪神、王寺A:王寺(JR関西本線)・王寺(近鉄生駒線)・新王寺、天王寺A:阿倍野(地下鉄谷町線)・阿倍野(阪堺電気軌道上町線)・大阪阿部野橋・天王寺(地下鉄御堂筋線)・天王寺(JR大阪環状線)・天王寺駅前
•評点は、今住んでいる街への評価について、大変満足している:100点、満足している:75点、どちらでもない:50点、不満である:25点、大変不満である0点とした場合の平均値です。
•偏差値とは、評点の平均値が50になるように変換し、評点の数値が評点の平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。偏差値が同じ場合、小数点2位以下が異なります。
•「街の住みここちランキング」は、2019年~2022年の回答を累積して集計しています。
•「住みここち(駅)ランキング」は、駅徒歩15分以内に居住している回答者が30名以上の駅を、「住みここち(自治体)ランキング」は回答者50名以上の自治体を対象として集計しています。
•昨年の順位が「-」の駅は、2021年は回答者30名未満だったため昨年順位がありません。
総評
■住みここち(駅)ランキングトップは、2年連続で夙川
1位は、2年連続で関西屈指のお屋敷町、夙川です。2位は、烏丸御池が昨年7位から順位を上げています。3位は、昨年に引き続き渡辺橋A(渡辺橋Gから表記変更)となっています。トップ10内では、4位さくら夙川(昨年 13位)、6位彩都西(昨年16位)、8位南千里(昨年11位)、9位住吉(昨年15位)などが昨年から順位を上げてトップ10入りしています。
■住みここち(自治体)トップは、2年連続で大阪府大阪市天王寺区
再開発により人口が増加している大阪府大阪市天王寺区が、昨年に引き続き今年も1位です。2位は、子育て支援などの行政サービスに対する評価が高い奈良県北葛城郡王寺町が昨年8位から順位を上げています。3位は大阪府箕面市が、昨年から一つ順位を下げる結果となっています。順位変動はあるものの、昨年調査でトップ 10入りした自治体のうち、9つの自治体が今年もランクインする結果となっており、大きな変動はありません。
■住みここち(駅)ランキング因子別では、多様な価値観が見える結果に
トップ10内の駅を見ると、突出して評価の高い因子の駅が上位に並んでいるわけではなく、多様な環境を受け入れる関西特有の価値観が見られます。
■住みここち(自治体)ランキング因子別では、各府県の自治体が上位に
トップ10には、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府と各府県の自治体が並ぶ結果となっており、昨年から大きな変動はありません。2位の奈良県北葛城郡王寺町は、「物価・家賃」因子で8位の高評価を得ており、トップ10内の他の自治体とは異なる因子の評価を得ています。
街の住みここちランキング2022<関西版>駅TOP20・自治体TOP20
「住みここちに関する59項目の設問」の因子分析から得られた8つの要素別で、ランキングを集計しています。
●駅TOP20は、新たに4駅がランクインしており、14位の阪神国道は、昨年は回答者数が30名未満だったため集計対象外だった兵庫県西宮市にある駅です。
●自治体TOP20は、昨年20位のうち、19自治体がランクインする結果となっており、自治体の顔ぶれに変動はほぼありません。昨年は27位で今年16位となっている大阪府三島郡島本町は、大阪市や京都市のベッドタウンとして開発が進んでいる自治体で、昨年の「住み続けたい街ランキング<全国版>」で1位でした。
TOP20外の駅 因子別順位トピックス
●「生活利便性」の2位は、京都市役所前(地下鉄東西線)、3位は、神戸三宮A(JR東海道本線)でした。
●「交通利便性」の3位は、谷町六丁目A(地下鉄谷町線)でした。
●「行政サービス」の2位は、鶴ケ丘(JR阪和線)、3位は、山田(阪急千里線)でした。
●「静かさ治安」の1位は、光風台(能勢電鉄妙見線)でした。
●「親しみやすさ」の3位は、長岡京(JR東海道本線)でした。
●「物価家賃」の1位は、森小路(京阪本線)、2位は、林崎松江海岸(山陽電鉄本線)、3位は、東二見(山陽電鉄本線)でした。
●「自然観光」の1位は、近鉄奈良(近鉄奈良線)、2位は、北山(地下鉄烏丸線)でした。
●「防災」の2位は、西神中央(地下鉄西神・山手線)でした。
•昨年順位が「-」の駅は、2021年は回答者30名未満だったため昨年順位がありません。
•順位が「-」の因子は、偏差値が50未満のため表示していません。
TOP20外の自治体因子別 順位トピックス
●「静かさ治安」の1位は、大阪府豊能郡豊能町、2位は、兵庫県川辺郡猪名川町でした。
●「物価家賃」の1位は、兵庫県神崎郡市川町、2位は、兵庫県加古郡播磨町、3位は、和歌山県西牟婁郡上富田町でした。
●「自然観光」の1位は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町、2位は、和歌山県東牟婁郡串本町、3位は、京都府与謝郡与謝野町でした。
●「防災」の1位は、兵庫県川辺郡猪名川町、2位は、大阪府豊能郡豊能町、3位は、兵庫県三田市でした。
•順位が「-」の因子は、偏差値が50未満のため表示していません。
街の住みここちランキング2022<関西版>駅1~3位
1 位 (偏差値75.7:評点81.2) 夙川
●兵庫県西宮市
●阪急神戸線
所長コメント
関西屈指のお屋敷町で、駅のそばを流れる阪神間有数の景勝地・夙川の桜が有名です。阪急神戸本線の特急停車駅のため、三宮・梅田へのアクセスも良く、阪急甲陽線の始発駅です。行政区としては西宮市に属し、西側は芦屋市に接しています。閑静な住宅街で、綺麗な街並みが広がる落ち着いたエリアです。
居住者コメント
•徒歩5分以内に小規模なショッピングセンターがあるため、老後の生活には困らない。騒音が少なく、夏の夜も窓を開けて自然の風を楽しめる。(男性・68歳・既婚・会社経営者・役員)
•治安が良く、色々な店が揃っている。少し南に行けば海があり、北に行けば山もあるなど自然に恵まれている一方、高級感もある。(男性・43歳・既婚・事務職)
2 位 (偏差値73.3:評点79.9) 烏丸御池
●京都府京都市中京区
●地下鉄烏丸線
所長コメント
四条烏丸交差点の直下に烏丸駅、南側に四条駅があり、京都駅まで約4分で行くことができます。駅周辺はオフィス街ですが、京都の代表的な観光地である祇園や八坂神社なども近く、年中賑わっています。また、飲食店やコンビニ、ドラッグストアなども揃っており、生活利便性も高いエリアです。
居住者コメント
•日常生活に必要なものを購入できる施設、病院、学校、公共施設が徒歩圏内にすべて揃っている。(男性・58歳・既婚・事務職)
•人気スポットが多く、賑わっている。生活する上で不便がない。(女性・22歳・未婚・学生)
•どこへ行くにも便利。観光地なので人を呼びやすい。(女性・51歳・未婚・事務職)
3 位 (偏差値73.0:評点79.7) 渡辺橋A
●大阪府大阪市西区・大阪市北区
●渡辺橋(京阪中之島線)・肥後橋(地下鉄四つ橋線)
所長コメント
大阪市西区にある肥後橋駅へは中之島地下街を経由した移動が可能で、周辺は超高層ビルが林立しているエリアです。駅直結でオフィスやレストラン、ホテルなどが入居する「中之島フェスティバルタワー」があるほか、国立国際美術館、大阪市立科学館などの文化施設も近隣に多くあります。
居住者コメント
•大きな公園がある。自転車で市街地の中心に行ける便利な場所。地域の人達は大阪らしい親近感があり、ペットも多く、住みやすい。(女性・57歳・未婚・無職)
•都心なのにとても静か。梅田、心斎橋など繁華街へのアクセスが良い。(女性・34歳・未婚・事務職)
•アクセス抜群。店が充実。(男性・53歳・既婚・会社経営者・役員)
街の住みここちランキング2022<関西版>自治体1~3位
1 位 (偏差値69.9:評点74.6) 大阪府 大阪市天王寺区
所長コメント
市内のほぼ中心に位置し、「天王寺・阿倍野」として商業施設が集積しています。区内には日本最古の官寺、四天王寺をはじめとした約200の社寺があります。中高一貫校も多い文教地区で、美術館や動物園などの文化施設にも恵まれ、近年の再開発によるタワーマンション供給などで人口も増加しています。
居住者コメント
•複数の路線を利用できるので、いろんなところへ出かけやすい。買い物がしやすく生活環境が良い。校区の小中学校はレベルが高いので、教育の質の高さも期待できる。(女性・30歳・既婚・専業主婦)
•文教地区で教育熱心な方が多く、学校や塾も多いため、安心して子供に良い教育を受けさせてあげられる。都会で、各主要都市へのアクセスがとても良く、車が必要ない。(女性・33歳・既婚・技術・研究職)
2 位 (偏差値69.6:評点74.4) 奈良県 北葛城郡王寺町
所長コメント
明治時代に県内で初めて鉄道が開通した県の北西部に位置する町で、奈良と大阪を結ぶ交通の要衡地として発展したため、交通の利便性が高く、各市へ通勤する町民も多いベッドタウンでもあります。新興住宅地として開発が進み、駅周辺にはスーパー、病院、銀行などが揃っています。
居住者コメント
•小さい子供がいる家庭に対する行政サービスが充実している。(女性・36歳・既婚・自営業・自由業)
•住民が暮らしやすい街づくりと、静かな環境。(女性・43歳・既婚・専業主婦)
•街をあげて子育てに力を入れている。(女性・43歳・既婚・パート)
•住民サービスが良い。(男性・67歳・既婚・無職)
3 位 (偏差値69.5:評点74.3) 大阪府 箕面市
所長コメント
府の北部(北摂地域)に位置しており、箕面山は紅葉の名所として知られています。大阪市内へ約30分でアクセスできるベッドタウンとして発展してきました。市内には映画館や専門店街がある大型商業施設「みのおキューズモール」や商店街があり、買い物施設が充実している一方、自然も豊かな住宅街です。
居住者コメント
•閑静な街で豊かな自然があり、地域に長く住む人々との関係も良好。スーパーやドラッグストア、郵便局など日常生活に欠かせないインフラが徒歩圏内にあり、歳を取っても住み続けられる。(男性・47歳・既婚・事務職)
•子育て世代が多く、自然豊かで暮らしやすい。街自体が落ち着いていて治安が良く、子供も安心して過ごせる。(女性・31歳・既婚・専業主婦)
調査概要
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者
関西(2府4県内)居住の20歳以上の男女、2019年~2022年合計115,676名を対象に集計。
[男女比] 男性46.0%:女性54.0%
[未既婚] 未婚36.3%:既婚63.7% [子ども] なし 45.8%:あり 54.2%
[世代比] 20歳代14.6%、30歳代22.5%、40歳代24.2%、50歳代21.9%、60歳以上16.8%
◇調査期間
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:30,573名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:32,247名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査 (回答者数:30,846名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査 (回答者数:22,010名)
計115,676名
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収 : 株式会社マクロミル
◇回答方法
住みここちランキングは、現在居住している街についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点 満足:75点 どちらでもない:50点 不満:25点 大変不満:0点)」の平均値から作成。
•本リリースの一部また全部を、個人的な利用を目的とする印字・保存等、その他著作権法で認められる場合を除き、著作物等を著作権者等の事前の許諾なしに、複製、公衆送信、頒布、改変、他のウェブサイトに転載するなどの行為を禁止します。
•新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等の報道関係者におかれましては、本リリースを掲載・報道または引用する場合には、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022<関西版>」と出所の表記をお願いします。
•本調査の対象となった自治体には、詳細データを提供可能ですので、個別にお問い合わせください。
•学術研究目的の場合、本調査個票データについて提供できる可能性がありますので個別にお問い合わせください。
•「住みここちランキング」WEBサイトでは、「住みここち」と街づくりに関する学術論文や調査データの解説記事を掲載しています。詳細につきましては、WEBサイトをご覧ください。
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