三井不動産レジデンシャル×バリューブックスによる初の連携 古本を活用し、本を通した資源の循環に貢献へ
三井不動産レジデンシャル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:嘉村 徹)と、株式会社バリューブックス(本社:長野県上田市、代表取締役:清水 健介)は、古本を活用するとともに、ご入居者様が読み終えた本を次の読み手に届けることができる「循環するライブラリ」サービスの提供を開始いたします。本サービスは、2022年秋頃に販売開始予定の分譲マンション「パークホームズ文京本駒込」の共用部ライブラリへの導入を始めとし、今後も両社の連携を拡大しながら東京都港区など他の計画物件においても順次展開してまいります。
「循環するライブラリ」サービスの特長
(1)古本をメインに大空間ライブラリを構成、本を通じて資源の循環にも貢献。
(2)ご入居者様の寄贈による古本の買取金※を管理組合に還元。サステナブルな組合運営に貢献。
(3)マンション内の蔵書は、バリューブックスが提供する「オンラインライブラリ」で検索、24時間貸出可能。
(4)古本を通じてマンション内のコミュニティ醸成に寄与。
■協業の背景
三井不動産レジデンシャルは、住宅事業のブランドコンセプト「Life-styling × 経年優化」のもと、多様化するライフスタイルに応える商品・サービスを提供するとともに、多様な方々が安心・快適な街づくりを推進し、持続可能な社会の実現・SDGsへ貢献を目指しております。
バリューブックスは「日本および世界中の人々が本を自由に読み、学び、楽しむ環境を整える」をミッションに、オンライン上での本の買取・販売をメインに行なっています。バリューブックスには、一日約 2 万冊の本が届き、そのうち値段がつく本は約半数の約 1 万冊。大半が古紙再生に回るという現状があるなかで、本を本のまま活かす様々な取り組みも行っています。
こうした両社の連携の元、新品の本を置くことが通例だった共用部のライブラリで「古本を活用」し、「ご入居者様の読み終えた本をマンションのコミュニティ醸成に活かすこと」も目指し、ご入居者様とともに、日々のくらしを楽しみながら資源の循環に関わり続けられる取り組みとして、「循環するライブラリ」サービスを構築し、協業にいたりました。
■「循環するライブラリ」サービスについて
(1)古本をメインに大空間ライブラリを構成、本を通じて資源の循環にも貢献。
・本サービス導入1号物件となる「パークホームズ文京本駒込」は、「教養に満たされるすまい」をコンセプトに、スケール感あふれる2層吹抜けの大空間を活用したライブラリを設置します。インテリアとしても機能する本棚には約1,800冊の蔵書を収め、そのうち約1,500冊を古本から選書します。
・バリューブックスの「古本買取」「古本卸売」の機能を活用し、ライブラリ内の本を3か月に1度、定期的に100冊程度の入替を行い、本の循環を実現します。
・古本の活用また、古本としての役目を終えた本の古紙再生により、資源の有効利用や廃棄物の減量化等の循環型社会の形成にも寄与します。
(2)ご入居者様の寄贈による古本の買取金※を管理組合に還元。サステナブルな組合運営に貢献。
買取金※を管理組合に還元することを前提に、ご入居者様が読み終えた本を寄贈するための本棚を設定します。この本棚に寄贈された本は、マンション内のご入居者様同士で自由に読んでいただける期間を設けた後、バリューブックスにて買取ります。その買取金※はマンションの区分所有者で構成される管理組合に還元され、管理組合にて活用いただけます。また、寄贈された本の冊数や具体的な買取金※については、定期的にご入居者様にお知らせし、見える化を図ることを検討しています。
※買取金はご入居者様から寄贈された本の冊数・種類・状態等により変動します。また、発生しない場合もあります。
(3)マンション内の蔵書は、バリューブックスが提供する「オンラインライブラリ」で検索、24時間貸出可能。
いつでも蔵書のラインナップを確認することが出来るマンション専用オンラインライブラリを利用できる他、専用アプリを使用してお手持ちのスマートホンで手続きが可能なセルフ貸出システムにより24時間貸出・返却ができます。借りた本はご自宅や屋上テラスなどでも読むことが出来るため様々なシーンで読書を楽しむことが出来ます。
(4)古本を通じてマンション内のコミュニティ醸成に寄与。
読み終わった本をご入居者様が自由に寄贈できる仕組みを構築し、寄贈された本は他のご入居者様がライブラリ内で一定期間自由に読める運用とする予定です。ご入居者様同士でお気に入りの書籍のレビューをし合う取り組みの導入も検討しています。
■バリューブックスとは
株式会社バリューブックス(長野県上田市) 代表取締役社長:清水 健介
バリューブックスは、オンラインでの古本買取・販売をメインにサービスを展開する書店でありながら、実店舗やパートナー店舗をはじめ、リアルな場所でも、本と出会う場所を作っています。
また、買取りできなかった本の一部を保育園や福祉施設に寄贈する「ブックギフト」や、移動型書店「ブックバス」など、さまざまな活動を通じて、“本が循環する社会“を目指しています。
<公式サイト:
https://www.valuebooks.jp/>
株式会社バリューブックス 取締役 中村 和義氏からのコメント
今回の協業は、本が循環するライブラリを一緒につくり上げていくという、弊社としても新たな試みです。誰かが大切にしていた本が、次の読み手にわたっていくこと、最後は古紙として再生されていくこと。本との出会いを創出する空間ということだけでなく、物の流れを体感できるような空間を、居住者のみなさまと共につくり出していくことで"より良い本の循環"とは何かを考え、実践していける場にしていきたいと考えています。
■「パークホームズ文京本駒込」物件概要
所 在 :東京都文京区本駒込五丁目70(地番)
交 通 :JR山手線「駒込」駅 徒歩6分、東京メトロ南北線「駒込」駅 徒歩5分
敷 地 面 積 :1,116.11平方メートル
構 造・規 模 :鉄筋コンクリート造・地上14階建
総戸数 :88戸
販売予定時期 :2022年秋予定
竣 工 時 期 :2024年3月予定
設 計・施 工 :村本建設株式会社 東京支店
物件ホームページ:
https://www.31sumai.com/mfr/X2103/■位置図
■三井不動産グループの SDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
【参考】
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/ ・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/※なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における2つの目標に貢献しています。
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
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