「住みここちランキング」のビッグデータをAIが解析
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、10月26日、AIがユーザー様の居住地としてピッタリな街をご提案する無料診断コンテンツ「みんなのAI ピッタリ街診断(以下、本コンテンツ)」の提供を開始しました。
本コンテンツは、ユーザー様が年齢や年収、ライフスタイル、住みたい街のタイプといった29の質問に回答することで、AIが「いい部屋ネット 街のすみここちランキング」で収集した約64万件の居住満足度調査データを解析し、居住地としておすすめの街をご提案するものです。本コンテンツの統計モデルは、当社賃貸未来研究所・AI-DXラボ所長の宗健(そう たけし)の研究成果を発展させ、一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター(東京都国立市、センター長:渡部敏明)の西颯人(にし はやと)特任助教と共同で構築したものです。診断結果として表示するエリアは、「全国」「首都圏」「関西」から選ぶことができ、当社コーポレートサイトからどなたでもご利用いただけます。
みんなのAIピッタリ街診断サイト:
https://www.kentaku.co.jp/pittarinomachi/入居者様の趣向やライフスタイルに合う「生活満足度の高い街」提案を目指して
新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとした移動制限、そしてオンラインコミュニケーションツール、VRといったIT技術の発達などを背景に、賃貸住宅のお部屋探しや居住地選びをオンライン上で行う方が増えています。一方で、特に進学や就職をきっかっけに知らない街へ引越しをする際、通勤・通学時間や家賃といった定量的な条件で希望エリアを絞り込むことはできても、自身の趣向やライフスタイルに合った生活満足度の高い街を選ぶことは簡単ではありません。
当社では2019年より、大規模居住満足度調査「いい部屋ネット 街の住みここちランキング(以下、住みここちランキング)」を実施しています。この調査によって蓄積された累計64万人分の居住満足度データを活用し、ユーザー様の趣向やライフスタイルに合う街が提案できれば、入居者様の快適な暮らしに繋がるとともに、当社の不動産事業における成約率や提案効率の向上に繋がると考え、今回の無料診断コンテンツ開発に至りました。
いい部屋ネット 街の住みここちランキング:
https://www.eheya.net/sumicoco/診断エリアは全国!首都圏・関西エリアは「おすすめの駅」の表示も可能
本コンテンツの診断結果は、「全国」「首都圏」「関西」エリアから選んで表示することができます。また、都市部においては、住まいを探す際に「駅・エリア」「駅からの距離・所要時間」を重要視する傾向があることから、「首都圏」「関西」エリアを選んだ場合は、駅単位でも診断結果を表示することができます。
無料診断は、当社コーポレートサイトからご利用いただけるほか、大東建託リーシング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:守義浩)が提供する不動産ポータルサイト「いい部屋ネット」からご利用いただくと、診断結果から直接お部屋探しを開始することも可能です。
当社グループが蓄積した住宅市場・賃貸住宅関連データを用いて開発
本コンテンツの開発に関連し、当社賃貸未来研究所・AI-DXラボの宗健所長、および一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センターの西颯人特任助教は、以下の論文を発表しています。
<AIピッタリ街診断 関連論文>
宗健(2021)
●「個人属性および価値観・街への志向性を使った居住満足度の推定-住みここちランキングデータを用いたDXマーケティングの可能性-」日本マーケティング学会カンファレンス(2021.10.17)(査読付き口述報告)
西颯人(2022)
●「地域評価に関する基礎的検討-主観的地域満足度を例にして-」東京大学空間情報科学研究センターディスカッションペーパーNo.176(2022.9)
<関連ニュースリリース>
● 一橋大学との住まい・暮らしに関する共同研究を開始(2022年4月11日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2022/jointresearch_0411.html企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ