~都市部のオープンスペースで手軽に野菜栽培の楽しさを提供~
床・壁・天井・室内ドアをはじめとする総合建材メーカーの大建工業株式会社(大阪市北区中之島、社長:億田正則)は、ビルの屋上などで手軽に野菜が栽培できる菜園システム『みんなのエコ菜園※』事業について、この度、正式に事業化することを決定し、2023年4月1日より本格的な提案を開始しますので、お知らせします。
※事業化準備段階では『プチまち菜園』としていた名称を、『みんなのエコ菜園』へと改称しました。
『みんなのエコ菜園』は、ビルの屋上やマンション・オフィス等の共用部など、未活用のオープンスペースへ簡単に導入できる菜園システムで、野菜等を育てる培地には、当社が2021年に開発した環境配慮型の木質培地『グロウアース』を使用しています。本事業は、社員から事業アイデアを募る「社内ベンチャー制度」を活用した第一号の新規事業案件
として選出され、2022年4月より事業化に向けた準備室を新設し、市場へのヒアリングや展示会出展など、様々なマーケティング活動を進めてまいりました。また並行して、東京・麻布のシェアオフィスビル「SUNG MINAMI-AZABU」へのモニター施工等も行っています。これら約1年間の準備期間を経て、ビルの屋上菜園で育成可能な野菜品種の選定や栽培プログラムの検証、ビジネススキームのブラッシュアップ等を行い、この度、正式事業化を決定しました。当面は、都市部の公共・商業施設、賃貸住宅、オフィス、高齢者施設等を中心に提案活動を進め、事業化後3 年間の目標として、累計売上高10億円
を掲げるとともに、2030年までに500ヶ所の菜園開設
を目指してまいります。当社は今後も、国産材活用の推進や循環型社会の形成に貢献する取り組みとして、『みんなのエコ菜園』事業をはじめとする、様々な社会課題解決に向けた事業展開を進めてまいります。
【『みんなのエコ菜園』事業化の背景・概要】
近年、コロナ禍によるライフスタイルの変化に伴い、屋外で密を避けながら楽しめる家庭菜園が注目されています。併せて、貸し農園などの人気も高まっておりますが、都心部では農園自体の数が少なく、家庭菜園ニーズの増加に対して、貸農園不足の状態が続いています。また、空きスペースを活用した屋上菜園なども、都市部を中心に広がりを見せているものの、使用する土の重量が重く、建物の耐荷重制限などから、導入できる物件が限られる等の課題がありました。
当社は、これらの課題解決に向けて、『みんなのエコ菜園』を普及させることで、「都市部で手軽に植物を育てる」という“コト”提案を通して、人が集まり、緑あふれる開放的なコミュニケーションスペースの創出を目指します。本菜園は、間伐材や端材を原料とする、軽量で手が汚れないなどの特長を備えた国産の木質培地『グロウアース』と、プランター、栽培道具、什器、苗等がセットになっており、設置場所に合わせた柔軟なプランニングも可能です。また、栽培アドバイスや保守管理付きのコースもご用意しているため、専門知識がなくても安心して導入いただけるほか、SDGsへの取り組みに寄与する施設としての話題性や、建物価値の向上、利用者同士のコミュニティ活性化等も期待できます。
【記事に掲載するお問い合わせ先】
『みんなのエコ菜園』に関するお問い合わせは、
大建工業株式会社 開発営業部 菜園事業担当 info-saien@daiken.co.jp
以上
<参考>【『みんなのエコ菜園』の特長】
1.システム化されたユニットを設置場所に合わせてご提案
プランターや栽培道具、什器、苗などのセットがシステム化されているため、設置場所に合わせた柔軟なプランニングが可能です。栽培のアドバイスや管理も含めた保守付きのプランもご用意しておりますので、菜園に関する専門知識がなくても、安心してご利用いただけます。
2.大規模工事が不要で既存の建物にも導入可能
一般的な緑化システムは、新築時の設置を前提とするものが大半ですが、『みんなのエコ菜園』は、大掛かりな工事を必要としないため、既存の建物にも導入でき、今あるオープンスペースを有効にご活用いただけます。
3.培地には「軽く・手が汚れにくく・燃えるゴミで出せる」扱いやすい『グロウアース』を採用
『みんなのエコ菜園』には、土壌と比べて軽量で、手が汚れにくく、燃えるゴミとして廃棄できる手軽さが魅力の国産木質培地『グロウアース』を使用しています。屋上緑化などを検討する場合にも、グロウアースならではの軽量さによって、建物の耐荷重内での設計がしやすくなっています。また、軽量ながらも繊維が絡み合う形状のため、風による培地の飛散や流出がほとんどありません。
4.サステイナブルな材料でSDGsへの取り組みに寄与
『グロウアース』の原材料は国産木材や間伐材等を活用した、トレーサビリティも確保されている木材チップ。環境配慮型の培地を使用している『みんなのエコ菜園』を設置することで、木材資源の有効活用をはじめとするSDGsへの取り組みに寄与する施設としての話題性や他の施設との差別化、建物価値の向上なども期待できます。
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