parkERsとキー・オペレーションがJVを組んで初の建築・立山連峰の情景が溶け込む「十全化学」の新社屋が完成

株式会社パーク・コーポレーション

2023年4月26日 20時47分

生花店「青山フラワーマーケット」を運営する株式会社パーク・コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役: 井上英明)の空間デザインブランド「parkERs(以下、パーカーズ)」は、株式会社キー・オペレーション(本社:東京都目黒区、代表取締役:小山光)と設計共同体を組織し、十全化学株式会社(本社:富山県富山市、取締役社長 廣田 大輔)の新社屋の建築設計を実施。立山の自然と風土をコンセプトとした本社屋の落成式を2023年4月26日に執り行いました。



これまでパーカーズは植物を取り入れたオフィスや住宅、公共施設などの空間プランニング・デザイン設計や施工を手掛けてきましたが、空間デザインの領域のみではなく、建築として全体のプロデュースに携わる初の取り組みとなりました。

プロジェクトスキームとコンセプト


本プロジェクトは、医薬品・原薬の製造メーカー「十全化学」より、依頼を受け、株式会社パーク・コーポレーションが主にインテリアデザイン、ランドスケープデザインの計画・設計・監理及び地域自生植物を用いた植栽計画を行い、建築設計を国内外で活躍する株式会社キー・オペレーションが行うという設計共同体(JV)を結成して始動しました。富山の歴史や自然を背景に、コンセプトに設定したのは「風土の『シンカ』」。風景や植物が、そこで働く人たちを刺激し、『深化』させ、働き方を『進化』させ、視点や考え方を『新化』につなげるようなオフィスを目指しました。世界をまたぐクリエイティブチームと植物や自然の要素を生かした空間デザインチームがタッグを組むことで、富山の土地を抱く立山連峰と四季折々で多様な彩りを見せる緑の情景を最大限に活かした新社屋が完成しました。


人と自然と共生するオフィス


パーカーズはこれまでの空間デザインにおいても、「完成して終わり」ではなく、完成後にいかに利用者に愛され、育まれていくかを追求してきました。本件もまず最初に行ったのは「ここで働く自分たちを描く、ここちよい空間」のヒアリングでした。どのような居場所を社員のみなさまが求めているのか、ワークショップを通して考えを整理していくところから始めました。十全化学の各部門の代表者が集まり、出されたアイデアの数々。その想いが具体的な形となるよう、2年間で3社合同のワークショップを5回開催。そこで行き着いたのは、これまでの周辺に分散していた事務機能、会議室、食堂を集約し、社員の動線を効率化するだけではなく、”人”を中心としたコミュニティーが活発に生まれながらも、日々ここちよさも感じられるような場所であること。


内外問わず人の交流が生まれ、地域と一緒に育っていく。そんな社屋となるように、業務・休憩・クラブ活動といった多目的に使用が可能で、社員のご家族や外部の方も集えるような場所として、屋上テラスを設けました。開放的に過ごせる、まるで公園のようなその場所は、3月9日に行われた竣工式に十全化学の社員の皆様と実施した植樹祭にて完成しました。十全化学の社員が直接植えた植物は薬草としても用いられる種類を集め、より愛着が湧くよう想いを込めました。ここから生まれる新しい文化を、環境に寄り添った木々がその姿を見守ります。


他にも、防災対策のために設けたピロティには樹木を含めて薬効のある植物を中心に植栽デザインを構成することで、十全化学の企業性と繋がりつつも、心地よい風がやさしく抜ける森のような憩いの場としました。
更に、隣接する富山市が管理する木場町公園の同時期の刷新を市に提案。老朽化なども見られた公園を、近隣住民の利用用途などについて協議を進めながらデザイン設計を行いました。新しい形での地域における公園整備への取り組みと、十全化学が地場とのより深い関係性を築く上での一端を担えるよう、自然を介して人が集まる居心地良い場所を作りました。


工場群の中に新しく誕生した新社屋は地域の人のつながりを生む場所としても成長していきます。

自然とデザインの革新的な融合を随所に


視覚的にも心理的にも。癒やしが感じられるルーバーの演出


四周に巡らされたバルコニーの軒下のシンボリックなルーバーは、木々の梢のように軒を持ち出して室内温度を調整するファサードです。軒先から内部へ連続する木製ルーバーは天井から得られるフィトンチッド効果*をはじめとする木材の持つ心身への効能により、個々が集中でき、アイデアを深化できる「執務スペース」、そして社員の健康と社員間コミュニケーションを第一に考えられた「社員食堂」にも用いられています。




*フィトンチッド効果・・・森林浴のようなストレスを抑制してくれるリラクゼーション効果が期待できるといわれています

人が直接触れるツールへの有機的なアプローチ




木の特性をそのまま生かした、素材を感じるオリジナル什器1階エントランスロビーには自然の手触りを感じるシンボリックな家具で、ギャラリーの作品の一部のような、記憶に残る空間の演出を施しています。県産材の針葉樹を使用し、無機質な空間の中に有機的な要素を感じることができます。






薬と土地の文化の継承を各所に
富山の歴史や自然から恩恵を受けた、人や環境との関係性が自分自身を『深化』させていくオフィスー
社内にはそのコンセプトを散りばめた、少し遊び心も感じるような演出が施されています。


十全化学のコーポレートカラーをイメージして富山のガラス造形作家・小島 有香子さんがつくったアートを、エントランスロビーの窓際に。自然光の明るさの変化で印象が変わり、惹き込まれます。
階段下に設置された岩はあえて元々活着していた苔をそのままにしており、お客様をお出迎えするエントランスの空間に自然の風景を作り出す趣のある風情を演出。


トイレのピクトグラムはフラスコなどの理化学ガラスをモチーフに、富山ガラスの素材感を彩った遊び心のあるトイレサイン計画を。また、洗練されたギャラリーのような雰囲気が漂う社屋に合うように、ノーベル化学賞受賞者など偉人の名前がつけられた会議室には、サインをさらに印象づけるために偉人の紹介パネルを美術館のキャプションのようなデザインにしています。いずれも医薬品業界ならではのユニークな演出を施しました。


十全化学新社屋概要








parkERs(パーカーズ)」とは


パーカーズは、2013年7月に設立された株式会社パーク・コーポレーションの空間デザイン事業部。ブランド名の通り「日常に公園のここちよさ」を提案すべく、商業施設や住宅、公共施設などの空間プランニング、デザイン設計、施工、オリジナル家具の開発を行ってきました。事業の幅も年々広がっており、新築分譲マンション開発、オフィスデザインをはじめ、成田空港の植栽デザイン監修、JR新山口駅の壁面緑化、2019年には茨城県石岡市「茨城フラワーパーク」のリニューアルプロジェクトの魅力向上計画の策定を行い、石岡市産業文化事業団と共に指定管理業務共同事業体を設立。2021年4月のリニューアルオープン以降も「見る」から「感じる」フラワーパークとして「いばらきフラワーパーク」の企画・運営に携わっています。

<parkERsのオフィス紹介ムービー>「未来の公園」を体感させるワークプレイス
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=KVrznvZHGE4 ]

ホームページ :https://www.park-ers.com/
■会社概要名称 : 株式会社パーク・コーポレーション http://www.park-corp.jp/代表者 : 代表取締役 井上 英明本社 : 〒107-0062 東京都港区南⻘山5-6-26 ⻘山246ビル7F設立 : 1988(昭和63)年12月24日資本金 : 2,000万円

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