積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の公開を開始しました。
お客様の戸建て住宅への想いや、商品開発への想いを、毎回テーマを設定してご紹介します。第54弾として4月28日に、“緑とコミュニティという、心地良い暮らしを彩る2つの要素を取り入れて、理想の環境を実現され、シャーメゾンを建築されたオーナー様”のストーリーを公開しました。
今西様ご一家、愛犬と一緒に
■暮らしにおける緑とコミュニティの重要性
近年、まちや住まいなど身近な場所に緑がある豊かさに、多くの人が関心を寄せています。国土交通省の調査によると、緑視率(※1)が高い場所ほど、安らぎやさわやかさなどを感じる人の割合が高いことがわかっています。
(※1) 緑視率:都市の緑量の指標、人の視界に占める緑の割合を表します。
都心の、緑視率の異なる4地点での来場者に対する調査データ
国土交通省:「都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について」
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/04/040812_3/01.pdfまた、核家族化が進み人との関わりが希薄な現代人にとって、コミュニティの重要性も注目されています。文部科学省によると、地域間交流体験活動が、子どもたちの成長に効果的という分析もあります。
文部科学省:地域間交流を通じて子ども達の豊かな体験活動の充実を図るために-地域間交流の促進に関する調査-
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/houshi/kekka/04121301/003.htm緑とコミュニティという、心地良い暮らしを彩る2つの要素を取り入れて、理想の環境を実現された大阪府にお住まいの今西良介様。自宅の老朽化を機に2022年1月、ご自宅の改築と新たに2棟の集合住宅シャーメゾンを建築されました。
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https://www.atpress.ne.jp/releases/354344/LL_img_354344_3.jpeg広々とした庭と、ゆったりとした2階建てのシャーメゾン
■四代に渡り受け継がれた古を、未来につなぐ
約130年続く、総合建設業の今西組を経営する今西様。所有する約1,000坪の敷地には築80年を超えるご自宅と、多くの樹木が植栽された広大な庭がありました。改築にあたり、夫の良介様には、「先代や、父の思いを継いでもっといい庭にしたい。いつでも自然を感じられる緑豊かな、深い趣の中で育ったため、その趣を残したい。」という強い思いがあったと言います。幼少期には大きなクスノキにロープを張り、ブランコやターザン遊びをしたり、カブトムシやセミを取ったりと、ご自身の思い出だけでなく、お子様の大切な遊び場として、たくさんの思い出が詰まった場所でした。
樹齢80年以上のクスノキ(左)ロープで遊ぶR様、E様姉妹(右)
隣接する、約5,500本の松林を擁する、大きな都市公園の魅力を最大限に活かし、公園の延長として貸別荘のコミュニティをイメージした暮らしを実現したいという思いもありました。
画像5:
https://www.atpress.ne.jp/releases/354344/LL_img_354344_5.jpeg古くからの別荘地として有名なご自宅界隈は、都市公園の緑豊かな眺望が魅力
■樹齢80年以上の樹々と共に。生まれ変わった「The Villages」
敷地内には今西様のご自宅と、シャーメゾン2棟を配置。ゆったりとした雰囲気で暮らして欲しいという思いから、シャーメゾンは敢えて2階建てにし、広々とした庭は、入居者の皆様がいつでも自分の庭のように心地よく過ごせるよう設えました。約100トンあった既存の石は、庭の築山や玄関アプローチなどに全て再利用しました。「庭に置いた大きな石は、大人は座って食事をしたり、子どもは遊んだりと、使い方は無限です」と妻のM様。
メジロやアオスジアゲハなど、さまざまな生きものが隣の公園から訪れる自然豊かな庭
「まだこの樹残っていたんだね!」とお友達に驚かれたという長女のR様は、自然な雰囲気がお気に入りだそう。「丘や石の階段はジャンプや鬼ごっこができて嬉しいです。次は滑り台も欲しいです。」と話す二女のE様。庭づくりの楽しみはこれからも広がります。
思い出のクスノキのほか、既存の植栽を残し生まれ変わった庭
入居者の皆様が青空の下テレワークができるテーブルと椅子(左) 既存の石を使った玄関アプローチ(右)
■愛犬家のために。大型犬と一緒に住める集合住宅
「The Villages」にはもう一つこだわりがあります。それは、人と動物が一緒に快適に過ごせる住空間にすること。もともと犬が大好きという今西様ご一家は、13歳の柴犬ルンルンと6か月のゴールデンドゥードル(ゴールデンレトリバーとスタンダードプードルのミックス犬)を飼っています。「大型犬も一緒に住める条件にすることは、メンテナンスの面で反対意見もありました。しかし貸別荘のような集合住宅にしたいという信念と、入居者様に喜んで頂きたいという思いが強く、設計担当の方とリゾートホテルまで視察に行くなどし、共に考え、すすめてきました。その甲斐あって、「ここしかない!」とすぐに決めて頂く方も多いです。シェパードもいますよ!」と嬉しそうに良介様は言います。
愛犬ルンルンとチャチャの散歩をする良介様、R様、E様姉妹
各部屋には、樹木や鳥の名前が書かれたネームプレートを採用(左) コテージ風の土間仕様のお部屋(右)
■近隣の方々の命を守る、一時避難拠点としても機能
良介様には、もうひとつ実現したいことがありました。それは、災害時において、近隣の方々の命を守る一次避難拠点となる場所にしたい。ということ。良介様の祖父の時代には敷地内にテニスコートを設え近隣の方々に開放するなど、コミュニティを大切にされていました。そんな思いを受け継ぐということです。
地域コミュニティのハブに
2つの建物をつなぐ廊下は、非常時には地域の方々にも開放できるようにし、普段は子どもが中庭で遊ぶ様子を見れるようにしています。また、緊急時用のAEDと、各棟には災害時の備品倉庫も設置。入居者や近隣の方々とAED講習会や避難訓練、消防訓練なども実施しています。まさに、地域とともにあるコミュニティの場なのです。そんな場所にしたいと「The Villages」と名付けたのは、妻のM様でした。
生活に溶け込むデザインの回廊(左) 近隣の方も交えAED講習会を開催(右)
■目指すは「ヴィンテージマンション」
良介様は笑顔で話します。「40年後、庭のサクラや、ユズリハが大きくなり、樹木のトンネルをくぐって犬と庭を歩く。そんなイメージを逆算して作りました。これからは、手入れが大変だと思いますが、毎年変わりゆくお庭を見るのが楽しみです。収益にだけこだわるのであれば、階数を増やすこともできましたが、貸し別荘のようなゆったりとした雰囲気で私たちと一緒に暮らして欲しいと考え、低層にしました。設計担当の方には、最初から全てを盛り込まないで欲しいとお伝えしていました。それは、ご入居者の皆様からの要望を受け入れる、そんな隙間を作りたかったのです。長年暮らす中で隣に住むオーナーの私と一緒に築いていく。古いからこそ今もかっこいいなあ。と思えるようなヴィンテージマンションにしたいですね。
どこまで突き詰めても未完成だと思います。竣工はゴールではなくスタートですから。」
竣工はゴールではなくスタートだと語る良介様
積水ハウスでは、庭づくりのご提案として「5本の樹」計画を推進。建物とともに敷地、周辺環境も含め良好な住環境を未来へと受け継ぐ「シャーメゾン ガーデンズ」を展開しています。皆さんも、緑とコミュニティ豊かな集合住宅でゆったりと暮らしてみませんか。
「5本の樹」計画を取り入れた、緑豊かな賃貸住宅「シャーメゾン ガーデンズ」
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/sustainable2020/environment/biodiversity/activity1/act_5/詳細はこちらプレスリリース提供元:@Press