住まいへの耐震補強や台風・浸水対策を実施している人はそれぞれ10%程度と判明!住まいの災害対応力を高めるために取り入れたい設備・商品は「耐震補強」に次いで「断熱性の高い窓」が上位に
風・雨(水)・雪などの自然による建物・室内環境・周辺環境の被害を低減する建材商品を提供しているYKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、20代~60代の男女1,220人に「住まいの防災・減災についての意識調査」を実施しました。
近年、台風の大型化、集中豪雨といった異常気象が日本全国で多発し、各地で様々な被害が出ています。また、世界有数の地震大国である日本では、大地震の発生が予測され予断を許しません。災害時の被害を最小限に止めるには日ごろからの備えが重要になります。
本調査は住まいの防災・減災に関する生活者の意識の把握および、住まいの災害対応力を高める設備・商品に求められる要素などの把握を目的に行いました。その結果、地震や台風などの自然災害に加え「猛暑」に不安を感じている人が多いこと、自宅が安全・安心だと思わない人がいる一方で、住まいの耐震・台風・防火などへの対策をしている人が少ないことなどを確認しました。
■「住まいの防災・減災についての意識調査」概要
調査期間:2023年8月9日(水)~8月16日(水)
調査方法:インターネット調査(YKK AP調べ)
調査対象:全国の20代~60代の男女1,220人
※調査表・グラフの数字は、表章単位未満を四捨五入しているため、内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない場合があります。
調査結果1.:自然災害への不安を感じている人は64%
不安を感じる人が多い災害は「地震」「台風・竜巻」「豪雨」、さらに「猛暑」も!
暮らしを脅かすリスクのうち、不安を感じることの1位は64.2%の「病気・ケガ」、2位の「自然災害」がほぼ同率の64.0%という結果となり、自然災害に対して不安を感じている人が多いことを確認しました。
自然災害への不安のうち、不安を感じる人が最も多かったのは「地震」(85.9%)、次いで「台風・竜巻」(64.3%)、「豪雨」(52.9%)と続きました。さらに、「猛暑」について46.6%の人が不安を感じると回答。今年は特に、厳しい暑さを実感し報道でも目にする機会が多いことから、“災害”と感じている人が多いことが分かりました。
不安を感じる自然災害を地域別に見ると、地震はエリア問わず高い傾向があるのに対し、台風や豪雨は北海道を除く地域で不安と回答する人が多く、東北は猛暑への不安が他エリアより高い傾向、中国地方では土砂崩れ・がけ崩れが他エリアよりも高いなどの地域性も見られました。
調査結果2.:自宅が安全・安心だと思わない人は約20%。古さや耐震性能に不安がある人多数
自宅エリアで自然災害が発生した場合、現在お住いの自宅が「安全・安心だと思う」人は44.9%、「安全・安心だと思わない」人は20.3%という結果に。「安全・安心だと思う」理由は、ハザードマップで危険度が低い土地である、災害実績が少ないなど立地に関する要因を挙げる人が多く、「安全・安心だと思わない」人は、建物の築年数が古いことや耐震性能への不安を理由に挙げる人が多くいました。
調査結果3.:なんらかの防災対策をしている人は約70%
一方、住まいへの耐震補強や、台風・浸水対策を実施している人はそれぞれ10%程度
なんらかの防災対策をしている人は70.4%、「食料・飲料水、生活用品の備蓄」や「防災グッズの用意」「避難経路の把握」など手軽にできる対策が上位となる一方で、行っている防災対策が「特にない」人も29.6%いることが分かりました。
住まいに関する項目では、「家具家電の転倒対策」を実施している人は19.3%いましたが、住まいに「耐震補強」「台風・浸水対策」「防火対策」「発電・蓄電池の設置」をしている人は10%程度に留まりました。自宅の安全性に不安を感じている人がいる一方で、住まいへの防災対策を行っていない理由としては「費用が掛かる」「先延ばしにしてしまっている」「特に理由はない」などが上位にあがり、災害が来る“かもしれない”という不確定の事象のために費用を捻出することのハードルが高いことが分かりました。
調査結果4.:住まいに取り入れたい災害対策は「耐震補強」に次いで「断熱性の高い窓」が上位に
住まいの災害対応力を高めるために取り入れたい設備としては、「耐震構造・耐震補強」が1位となり、地震に対する懸念が強いことがうかがえました。2位は「断熱性の高い窓」という結果に。直近の猛暑や電気代の高騰、政府からの節電要請、エコ意識の高まりなどの影響や、住まいの暑さ・寒さ対策として窓の断熱性能を高めることが有効であり、省エネ・節電にもつながるという認知が広がっているのではないかと考えられます。
調査結果5.:住まいの災害対応力を高める設備・商品に求めるのは長寿命でメンテナンス負荷の低さ
平常時にも使えて邪魔にならない防災設備・製品を取り入れたい意向が高い
住まいの災害対応力を高めるための設備・商品に求められる要素としては、長寿命で壊れにくいこと、メンテナンスが不要または簡単であること、気軽に購入できることが上位になりました。非常時に使用するものだからこそ、一度導入したら長く・劣化なく使えることが求められること、手ごろな価格で簡易に設置・使用できるなど、手軽に取り入れられることがポイントであることが分かりました。
また、災害対応力を高める設備・商品に重視するポイントとしては、普段の生活でも「便利に使えること」や「邪魔にならないこと」を重視する人がいずれも約75%と多い結果に。「住まいに調和するデザインであること」を重視する人も56.7%と過半数を超え、通常の商品・設備と同じく、住まいになじむデザインが求められていることを把握しました。
《住まいの防災・減災対策》
地震に強い家づくりのポイント
耐震補強のほか、外壁材は軽いものを選ぶことで建物の総重量が抑えられ、住まいの減震化が図れます。また、割れても飛散しにくい窓ガラス(安全合わせ複層ガラス/防災安全合わせ複層ガラス)を選び、古くて傷んだブロック塀は軽量なアルミ形材フェンスに改修することで、歩行者の安全確保や避難経路を妨害する危険を防ぐことができます。
■ 開口部耐震商品「FRAMEII(フレームII)」
窓を減らすことなく耐震上の弱点である開口部を補強し、耐震性を向上させることが可能な耐震フレームです。
https://www.ykkap.co.jp/business/products/window/frame2暑さ・寒さに強い家づくりのポイント
住まいの中で熱の出入りが最も多いのは“窓”です。夏は外から入ってくる熱のうちの74%が窓から入り、冬は室内の暖かさの50%が窓から出て行っています。そのため室内の暑さ・寒さ対策として、熱を伝えにくい窓(フレーム・ガラス)にして断熱性能を高めれば、熱の出入りを抑え快適なだけでなく省エネ・節電にもつながります。
■ 断熱性能の高い樹脂窓「APW 330」
樹脂フレームとLow-E複層ガラスで高い断熱性能を実現した窓です。
https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/apw330台風に強い家づくりのポイント
住まいにとって台風や竜巻が危険なのは、強風で飛ばされた飛来物がぶつかることです。
そこで、窓にシャッターや面格子を取り付けることで窓ガラスを割れにくくすることができます。
■ 耐風シャッターGR
重さ2kgの木材が時速44kmで衝突しても、シャッター部によって窓ガラスへの直接の衝突を防ぎ、窓のガラス割れを防ぐ強固なシャッターです。猛暑の際は、シャッターを使って窓の外側で日射が室内に入るのを防ぐことで、室内の暑さを軽減することにも有効です。
https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/windproofshutter_gr積雪に強い家づくりのポイント
ドアや窓まわりには、雪の吹込みを防ぐ「風除室」などの雪よけの設置、愛車へのダメージを軽減するには、積雪対応のカーポートの設置などの対策方法があります。カーポートは雪のほかに風・雨・霜・日射からも車を守るだけでなく、趣味や家族との時間を楽しむ空間として車庫スペース以外の活用も可能です。
■ 耐積雪カーポート「ジーポート Pro」
業界トップクラスの耐積雪・耐風性能で、激甚化する自然災害から大切な車を守るとともに、住まいに調和するデザインで高級感を演出するカーポートシリーズです。
https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/exterior/gport_pro◆参考サイト:めざそう災害に強い家
https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/consumer/disaster/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ