大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアは、賃貸集合住宅『コスモグラシア両国レジデンス』が公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しましたので、お知らせします。
≪2023年度受賞プロジェクト≫
『コスモグラシア両国レジデンス』(東京都墨田区、賃貸集合住宅)
●デザインの概要
本件は都市生活を再構築した賃貸集合住宅です。ICTの普及により、プライベート(生活・趣味趣向)とパブリック(仕事)が近接化し、住まいに求められる機能の多様化も進んでいます。これらに対応する都心部の賃貸集合住宅『コスモグラシア両国レジデンス』は、デッドスペースとなる水回りを一体化し空間を仕切る役割とすることで、用途ごとに空間を1stプレイス、2ndプレイスなどとして切り替えることのできる多機能な間取りとしました。共用空間ではアイレベルを変えたり、植栽を設け空間に奥行きを持たせ、「たまり」機能を有する計画としました。
●デザインのポイント
1.計画合理性を有しながら都市型賃貸住宅のコンパクトプラン(25平方メートル 前後)のリデザインを実現
2.床レベルを変化させ視点を切り替えることで、人びとが滞留できる広がりのある共用空間
3.吹付タイルを主としてランダムな木彫手すりを組み合わせることで、立地に溶け込む外観デザイン
<参考>当社過去受賞作品
https://www.cigr.co.jp/pj/contents/supply/gooddesign/index.html■ デザイン詳細
●用途によって空間を分けられる25平方メートル
デッドスペースとなる水回りを一体化し空間を仕切る役割とすることで、用途ごとに空間を1stプレイス、2ndプレイスなどとして切り替えることのできる多機能なプランニングとしました。
●3rdプレイスとしての役割も果たす共用空間
床レベルに変化を持たせ視点の変化と空間の可変性を生み、滞在したくなるような「たまり」の機能をもった空間として計画。壁面や天井にグリーンを配しファサードと中庭の植栽と連続させることで、内外が一体的に感じられる空間としました。
■ 受賞評価コメント
コロナ禍を経て働き方が多様化し、住宅に求められる機能が大きく変化している。本件は25平方メートル という限られた住戸面積でありながら、水廻りを中央に配置することでワンルームから脱却し、小さいながらもシーンごとに居場所を分けることができるように工夫がなされている点を高く評価した。 水廻りと居室の間の間仕切りに、採光や通風が確保できる工夫があると、さらに快適性が向上するのではないかと思う。今後の改善を期待したい。 1階に設けられた広い共用部は居場所となるように計画されており、コンパクトな住空間を補完する役割を担えるのではないかと思う。都心におけるコンパクトな賃貸集合住宅の新しい試みであり、どのような新しい暮らしが展開されるのか、楽しみな集合住宅である。
■ グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。
60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしています。これまでの受賞件数は、50,000件以上にのぼります。
また、グッドデザイン賞では、理想や目的を果たすために築いたものごとすべてを「デザイン」とし、有形無形のあらゆるものが応募対象です。
●グッドデザイン賞公式WEBサイト URL:www.g-mark.org/
|コスモスイニシアについて|(本社:東京都港区、社長:高智 亮大朗、HP:
https://www.cigr.co.jp/)
コスモスイニシアは、新築マンション・一戸建、リノベーションマンションなどの住まいを提供するレジデンシャル事業、投資用・事業用不動産の開発・仲介・賃貸管理などを行うソリューション事業、ファミリー・グループでの中長期滞在に対応するアパートメントホテルなどの開発・運営を行う宿泊事業を展開しています。社会の変化とニーズの多様化とともに事業領域を拡大し、都市環境をプロデュースする企業へと進化を続けています。
私たちは、ミッション『「Next GOOD」 お客さまへ。社会へ。一歩先の発想で、一歩先の価値を。』 の実現に向けて全ての経営活動においてCSVを実践していきます。これからも、期待を超える安心や喜びをもたらす価値を追求し、商品・サービスの提供を通じて社会課題を解決するため、より多くの「Next GOOD」を、お客さま、社会と共に創ってまいります。
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