本受賞に合わせて、都市創造本部公式サイトがリニューアルオープン
テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォーム事業を全国で展開し、国内No.1(※1)のワンストップ・リノベーション事業者であるリノべる株式会社(本社:東京都港区南青山、代表取締役:山下 智弘、以下 リノべる)は、プロジェクトマネジメントおよび総合企画、設計・監理・施工を担当した賃貸住宅 [コンフォリア高島平~アップサイクル・デベロップメント~]と、企画から設計・施工を担当した近畿大学のインキュベーション施設 [KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)]が2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。これは、2021年の運動施設と飲食店のリノベーション複合施設 [SWEET AS]、2022年の地域参加型リノベーション複合施設 [BOIL]に続き3年連続の受賞となります。
またこれに合わせて、これらの事例を手掛けた法人様向けCRE・有効活用ソリューション事業「都市創造事業」の公式サイトもリニューアルをいたしました。本リニューアルでは、都市創造事業の価値や体制、実績をより分かりやすくお伝えするため、コンテンツの構成やデザインを全面的に刷新いたしました。
都市創造本部公式サイト:
https://citycreate.renoveru.co.jp/賃貸住宅 [コンフォリア高島平~アップサイクル・デベロップメント~]
グッドデザイン賞HP:
https://www.g-mark.org/gallery/winners/18074?companies=ce6cd1be-3f15-492e-801b-5cf26c9945e1&years=2023公式HP:
https://www.comforia.jp/resi/takashimadaira/▽概要
旧来のリノベーションに創造的再利用の手法をプラスした独自の「アップサイクル・デベロップメント」による賃貸マンション開発。老朽化した街並の修景や地域コミュニティの再形成・活性化に寄与するランドスケープと、多様性の時代のニーズに応える共用空間の創造を通じ、“街のアップサイクル”と“暮らしのアップサイクル”を実現した。
▽デザインのポイント
1.バス停一体の広場や店舗一体の広場など、街と住民双方に寄与するオープンで機能的なランドスケープ
2.ドッグランやテレワークルームなどの設置により、多様な過ごし方や働き方に対応した中庭と共用空間
3.既存の建物やマテリアルの創造的再利用を主軸とした独自の「アップサイクル・デベロップメント」
▽グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
一定の耐震性を担保している築30~40年程度の集合住宅や社宅は、昨今の新しい建築よりも豊かな共用部を内外に持ち、コロナ禍以降ますますその価値が見直されている。「コンフォリア高島平」は愛着のもてる廃材を利用して、ゆとりあるランドスケープを地域との交流を育むスペースに再生している。特に、地域住民が自由に利用できるバス停が一体となった広場が素晴らしい。新たに設けられたワークスペースやプレイルームと共にこの場で過ごす時間が、多様な世代にとって確かな記憶に残るようなかけがえのない建物になるであろう。
▽背景
計画地のある高島平は、昭和40年代に建設されたマンモス団地で知られる街である。しかしながら、2018年には65歳以上人口30%超という高齢化が顕在化。同時に、団地の過疎化と街並の老朽化も深刻な課題となっていた。そこで本件は、周辺で進む団地再生の取り組みに共鳴し、この潮流を加速することを開発のゴールに定めた。一方で、都市の暮らしはコロナ禍による生活様式と価値観の変化を受けてますます多様化しつつある。今後の賃貸マンションには、多様な個のニーズを充足する住空間と場のデザインが求められており、これを実現することは、街の世代循環を促すファミリー世帯の流入にも繋がると考えた。また、建物の建設にあたっては、環境負荷低減が地球規模の課題であることに鑑み、元々環境負荷の少ないリノベーションに、建物や素材の創造的再利用を軸とするアップサイクルの思想をプラスすることで、より環境に優しい開発手法の確立を目指した。
▽経緯と成果
【街のアップサイクル】敷地の東側に、歩道やバス停と一体になった広場をデザイン。この場所は今、マンションと地域の住民交流を育むポケットパークのような空間となっている。さらに、北側にも街に開かれた広場を設け、カフェスペースのあるコインランドリーを誘致。洗練された景観を生み出すと共に、程よい賑わいと人の流れを回復した。
【暮らしのアップサイクル】従前の社宅にあった中庭を昇華するかたちで、ドッグラン・シェア菜園・キッズエリアなどをデザイン。また、建物内には、テレワークブース・ワークスペース・プレイルームのある共用施設を創出。居住者にとってこれまでと同じ賃貸居住の中で個々のニーズを充足できる住まいは、「今ある住まい方を利用しながら付加価値を得る」という意味で、暮らしのアップサイクルを実現している。また、現在の居住者は約70%が30代までの若い世帯となっており、街の世代循環にも一定の成果が生まれている。
▽受賞企業
東急不動産株式会社、リノべる株式会社
プロデューサー:東急不動産株式会社 住宅事業ユニット 首都圏住宅事業本部 計画第一部 金子裕、山口裕也、大塚利津
ディレクター:リノベる株式会社 都市創造本部 事業開発部 大竹涼土
デザイナー:リノベる株式会社 都市創造本部 都市創造1部 八重森琢磨、小谷彩華、楢崎共佑、石塚侑也、木村智行(元社員)
インキュベーション施設 [KINCUBA Basecamp]
グッドデザイン賞HP:
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20190?companies=ce6cd1be-3f15-492e-801b-5cf26c9945e1&years=2023公式HP:
https://www.kindai.ac.jp/kincuba/インキュベーション施設 [KINCUBA Basecamp]
グッドデザイン賞HP:
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20190?companies=ce6cd1be-3f15-492e-801b-5cf26c9945e1&years=2023公式HP:
https://www.kindai.ac.jp/kincuba/▽概要
近畿大学の西門前にある築20年の書店をインキュベーション施設へコンバージョンしたプロジェクト。大学が取り組む起業支援プログラムの目標として"2025年の創立100周年に100社のベンチャー起業を産み出す"為に学生らが情報を発信や交流ができる活動拠点として開設した。学外や未来へ連続して繋がる活気ある空気を大切に計画した。
▽デザインのポイント
1.Identity(らしさ):近畿大学を象徴する赤レンガを踏襲し、近畿大学の歴史を継承していく
2.Temporary(仮設):起業成長フェーズと同じく、未完成・成長を表現
3.Flexible(動かせる):間仕切りを設けず、利用形態に合わした家具レイアウトを可能とした。
▽グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
本インキュベーション施設は、柔軟な活用を重視した施設の発想を通じて、起業の理念を具現化している。さらに、新しさの追求だけでなく大学の歴史との融合が見られ、立ち上げに卒業生起業家が関わっている点が高く評価できる。政府の成長戦略において、スタートアップ育成が重要な柱とされており、大学はその達成において大きな役割を期待されている。多くの大学がインキュベーション施設を設立しているが、この施設は大学の起業家育成に対する姿勢が集約され、他の大学にもロールモデルとなる存在だ。2025年までに100社の起業家を育成する目標は、単に数量だけでなく、質の高い起業家の誕生が期待できる。
▽背景
KINCUBA Basecampは、起業マインドが旺盛な学生や教員が気軽に集まり、自由な交流・ディスカッションから新たな事業アイデアが生まれるなど、起業チャレンジするきっかけを創出する施設である。他大学の類似施設の特徴やコンテンツをリサーチし、どのような施設になると起業意欲が増すのか、ゴールイメージを共有しながら進めた。その結果をアウトプットし、近畿大学の強みをより活かせる施設となるよう計画した。また、取り壊しが進んでいた近畿大学旧本館で使用されていた緞帳(舞台幕)、椅子、テーブルなどの一部をアップサイクルし、新しい施設に取り入れることで近畿大学の歴史を継承しつつ、多様な変化を受け入れ新しい出会いを生む近畿大学らしさを体現する場となるよう、建築計画に落とし込み、施工した。
▽経緯と成果
近畿大学が取り組みを強化する、近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム"KINCUBA"を推進する拠点として開設された当建物は、"近畿大学の歴史継承"、"スタートアップ → 芽生え"、"様々な変化を受容"、"新しい出会い→交流の場"等のキーワードを元にデザインのポイントを3つにまとめた。1つ目は"Identity(らしさ)":近畿大学を象徴する赤レンガを踏襲し、近畿大学の歴史を継承すること。2つ目はTemporary(仮設):仕上がりきらない仮設さから、利用者が気軽に使い倒せる場の構成としたこと。3つ目はFlexible(動かせる):多様な使い方ができるよう間仕切りを設けず可動性の家具を配置したこと。建物の特性として形状が細長く、唯一広がった北側のスペースを活かし、ピッチイベントが開催できるよう大型スクリーンを配置。壁面側に階段型ベンチを造作することで、空間を最大限に活用できるよう計画した。
▽受賞企業
リノベる株式会社 / 株式会社ニンキペン一級建築士事務所
プロデューサー:学校法人近畿大学 理事長 世耕弘成、経営戦略本部 本部長 世耕石弘
ディレクター:リノベる株式会社 原田直幸
デザイナー:株式会社ニンキペン一級建築士事務所 今津康夫、リノベる株式会社 原田直幸
都市創造本部公式サイトリニューアル
都市創造本部公式サイト:
https://citycreate.renoveru.co.jp/ リノベるの都市創造事業では法人様向けにCRE・有効活用ソリューションを提供しています。「まちの新しい価値になる」を事業ビジョンに、土地・建物・インテリアを切り口に遊休不動産の価値向上や再生事業のプロジェクトをワンストップでマネジメントします。プロジェクトの成立検証段階から、企画・デザイン・設計・施工・運営マネジメント、リーシング支援まで一貫したプロジェクトマネジメントを行いながら、Human(共感・愛着が湧くこと)、Business(価値・利益が持続すること)、Technology(実現性を高め、意義のあるものづくりをすること)の3つの軸で、事業主の複雑な課題を解決します。
今回のリニューアルでは、サイトをご利用される方々にリノべる都市創造事業の「価値・体制・実績」をわかりやすくお伝えするため、コンテンツの再整理を図り、構成やデザインを全面的に刷新しております。住む、働く、泊まる、食べる、遊ぶといった「暮らし」の新しい体験価値を再生不動産事業で提供する都市創造事業が取り組む最新情報を、本サイトを通じて発信してまいります。
サイト制作協力:株式会社AnyWhere(
https://anywhere.co.jp/)
会社概要
リノベる株式会社
リノベるは、ミッション「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の実現に向け、リノベーションプラットフォームを構築し、事業を展開しています。
展開する事業は、国内No.1の実績を有する中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」や、法人向けにCRE戦略推進や有効活用ソリューションを提供する「都市創造事業」、そして、日本全国のパートナーへリノベーションに最適化されたノウハウやテクノロジーツールを提供するリノベDXプラットフォームです。
リノベーションは、建替え新築に比べCO2排出量や廃棄物排出量を大幅に削減することが可能です(※2)。リノベるは、リノベーションを推進することで、循環型社会の実現、カーボンニュートラル社会の実現に寄与してまいります。
会社名:リノべる株式会社
代 表:代表取締役 山下 智弘
資本金および資本準備金 819,994,892円
設 立:2010年4月
所在地:本社 東京都港区南青山5丁目4-35 たつむら青山ビル
事業内容:テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォーム事業(個人向けマンション・戸建てのワンストップリノベーション、法人向け一棟リノベーション・店舗・オフィス・商業施設の企画・設計施工及び運営、パートナー企業向けリノベDXプラットフォーム)
コーポレートサイトURL:
https://renoveru.co.jp/リノベる。URL:
https://www.renoveru.jp/都市創造事業サービスサイトURL:
https://renoveru.co.jp/citycreate/※1 ワンストップ型リノベーション売上高(リフォーム産業新聞社刊『マンションリフォーム売上ランキング2022』にて、ワンストップサービスを手掛ける事業者として首位)
※2 2021年11月30日「リノベーションでCO2排出量を76%、廃棄物排出量を96%削減(※1) 脱炭素社会実現に向け、産学共同研究を実施」(リノベる株式会社)
https://renoveru.co.jp/news/5273企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ