ー 新世代(Z世代・ミレニアル世代)の理想の暮らしに関する意識調査 ー

株式会社東栄住宅

2023年10月13日 9時47分

“多様性疲れ”新世代、幸せのカタチにも変化の兆しが!

最も幸せに感じる事の第1位「資産が増えること」、諦めているものに「結婚」や「子ども」がランクイン
従来は住宅購入を人生の目標に捉える一方で、新世代は住宅購入を諦める傾向に?
ミレニアル世代より、Z世代の方が”趣味を楽しむため”に住宅購入する意識が高いことが判明

飯田グループホールディングスのグループ企業である株式会社東栄住宅(本社:東京都西東京市、代表取締役:佐藤 千尋)は、全国の20代~30代の男女516人を対象に、「新世代※1の理想の暮らしに関する意識調査」を2023年8月に実施しました。世の中は、急速に高度化・複雑化が進み、価値観の多様化が進んでいます。幸せの定義が多様化する中で、新世代が描く、理想の暮らしや幸せの価値観、そして住宅購入に関する意識を探るため、本調査を実施しました。
※1:Z世代、ミレニアル世代の20代~30代の男女を新世代と定義

■調査サマリー
【1】新世代は「資産」や「子ども」などの従来の幸せに加え、「趣味」を楽しむことを重視している傾向に
理想の暮らしは「家族と長く一緒にいられる」(52.7%)に続いて、「趣味に没頭できる」(43.6%)、「仕事と趣味のオンオフをつけられる」(41.5%)など趣味に関する項目が上位に。

最も幸せに感じることの第1位は「資産が増えること」(30.6%)。

体験欲(47.6%)に比べ、わずかに所有欲(49.2%)が高い傾向に。また、「どちらとも言えない」という回答が約3割と、“体験する”ことと“所有する”ことの両方を望んでいる傾向も明らかに。

最も欲しい物の第1位は「住宅」(31.2%)の一方で、諦めている物の第1位も「住宅」(16.3%)。



【2】新世代の約6割は、住宅購入は自分の好きを犠牲にしないと買えないと思っている
約6割(59.9%)が、“住宅購入は趣味や好きなことを我慢、犠牲にしないと実現しない”と思っている。

住宅購入する目的の第1位は、「自分自身の住居のため」(57.4%)。 住宅購入する際に最も重視したい項目は、「立地」(49.0%)。

住宅購入することに対して、「生活が豊かになりそう」(54.5%)とポジティブなイメージを持っている。一方で、住宅購入することに対して、「住宅価格が高そう」(34.5%)とネガティブなイメージも持っている。

「現在の家賃と同等の金額であれば、住宅を購入したい」と思っている(28.6%)。



■調査の前提
◎仮説:多様性の時代の中で、Z世代・ミレニアル世代は、自分が望む理想の“暮らしの型”を見つけることがより重要だと感じており、住宅購入を従来のような人生の重要な目標として捉えない傾向が見受けられる。

時代や年代によって「幸せ」や「成功」が特定の基準や生活パターンにより定義され、人々はそれに従って生きることが一般的でした。
しかし、近年ではグローバル化や情報化の進展により、多様な価値観や生活スタイルが広まり、幸せの定義も一様ではなくなり、個々が自分自身の幸せの形を追求する機会が増えてきました。自分の夢や、やりたい仕事、没頭する趣味、人生の満足度を高めるために、何かを我慢するのではなく、自分が望む理想の“暮らし型”を見つけることが重要となっています。特に、Z世代は、この傾向が顕著に現れていると言えるでしょう。
新世代は、経済的な障壁が高いため、住宅購入は自分の夢や趣味を我慢・犠牲にする必要があると認識が広がっています。その結果、住宅購入を従来のように、人生の重要な目標の一つとして捉えることが少なくなった傾向にあると考えています。
こうした価値観の変化を背景に、私たち東栄住宅は、住宅購入を単なる我慢や犠牲ではなく、むしろ個々の理想的な暮らしを実現するための手段として捉えるべきではないかと仮説を立て、今回の「新世代の理想の暮らしに関する調査」を実施しました。
何かを我慢したりする時代ではない“今”だからこそ、新世代の理想的な“暮らし型”を実現できるように東栄住宅は寄り添っていきたいと考えています。調査結果から見えてきた、新世代の住宅購入に関する意識や、幸せのあり方についてご注目ください。

「新世代の理想の暮らしに関する調査」調査概要
■実施時期:2023年8月16日(水)~ 8月17日(木)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の20代~30代男女516人(男性258人、女性258人)
均等サンプル数回収したのち、人口構成比にあわせてウエイトバック
■調査機関:マクロミル
★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。


新世代の幸せの価値観について
◆新世代の理想の暮らしの上位に「趣味」に関する項目がランクイン
新世代である20代~30代の男女516人を対象に調査を行いました。理想の暮らしについて聞いたところ、第1位「家族と長く一緒にいられる」(52.7%)、第2位「趣味に没頭できる」(43.6%)、第3位「仕事と趣味のオンオフをつけられる」(41.5%)でした。趣味に関する回答が上位にランクインし、新世代は趣味を楽しむことが、理想の“暮らし型”であることが判明しました。[図1]



◆新世代が“最も幸せに感じる”ことの第1位は「資産が増えること」
実現できたら最も幸せに感じることを聞いたところ、第1位は「資産が増えること」(30.6%)。次に多い「子どもができること」(13.4%)、「趣味を充実させること」(12.4%)と横並びとなっているのが特徴でした。[図1]従来の幸せと言われてきた「資産」「子ども」に加え、「趣味」が入っていることは、“自分の楽しさ”や、“やりがい”を重視する新世代の傾向なのかもしれません。 [図2]


◆新世代は体験欲(47.6%)に比べ、わずかに所有欲(49.2%)が高い傾向に
  一方で、価値観が多様化する中で「体験欲」・「所有欲」、どちらも求めている新世代も顕著に?
新世代に「所有欲」と「体験欲」が高いと思うかについて聞いたところ、「所有欲が高い」(49.2%)、「体験欲が高い」(47.6%)となり、新世代は所有欲がわずかに高いことが判明。さらに、約3割の人々が「どちらとも言えない」という選択肢を選んでおり(体験欲の回答:29.1%、所有欲の回答:29.5%)、“体験する”ことと“所有する”ことの両方を望む新世代の割合も高いことから、多様な価値観や幸福の形が共存する現代の潮流が、この特性を形作っている可能性が考えられます。[図3]


◆コロナ禍で諦めることの多かった新世代が、「欲しいと思うが諦めている物」とは?
現在欲しいと思う物を聞いたところ、第1位は「住宅」(31.2%)でした。一方で、欲しいとは思うが諦めている物について聞いたところ、こちらも第1位は「住宅」(16.3%)という結果になりました。[図4]新世代は、「住宅」への強い願望と諦めの心情が入り混じっていることが分かりました。



新世代の住宅購入に関する意識
◆新世代の約6割が、住宅購入=趣味や好きなことを我慢・犠牲にしないと実現できないと思っている


住宅を購入することは、自分の趣味や好きなことを我慢しなければ実現できないと思っているのかを聞いたところ、「思っている」が約6割(59.9%)となり、新世代は経済面などを背景に、“住宅購入=自分の趣味や好きなことを我慢・犠牲にしないといけない”と思っていることが分かりました。[図5]









◆新世代が住宅を購入する目的の第1位は、「自分自身の居住のため」がランクイン
  一方で、住宅購入は「趣味を楽しむため」の傾向も強く、特にZ世代は顕著な結果に。
住宅を購入する目的について聞いたところ、第1位は「自分自身の居住のため」(57.4%)でした。次いで、第2位「他人に遠慮しない生活がしたいため」(28.3%)、第3位「思い切り趣味を楽しみたいため」(14.7%)となりました。住宅購入の目的をみると、新世代は“趣味を追求する”意識があり、住宅を趣味の実践の場として捉えていることが明らかになりました。年代別データで見ると、Z世代(20~27歳)が20.3%、ミレニアル世代(28~39歳)が11.8%と、8.5ポイント差があり、Z世代の方が「思い切り趣味を楽しみたいため」が高く、“趣味を追求する”ために住宅を選ぶ傾向にあることが分かりました。[図6]
また、住宅を購入する際に重視したい項目について聞いたところ、第1位「立地」(49.0%)、第2位「機能・効能・スペック」(48.1%)、第3位「デザイン性」(38.0%)という結果になりました。[図7]



◆新世代は、住宅購入においては、“生活が豊かになりそう”といったポジティブなイメージを持っている一方で、“お金”に関するネガティブなイメージを持っている結果に。
住宅を購入することに対するポジティブな印象について聞いたところ、「生活が豊かになりそう」 (54.5%)が半数を超えており、最も回答が多い結果でした。次に、「資産になりそう」(33.3%)、「家賃の支払いがなくなりそう」(28.7%)となりました。年代別データで見ると、Z世代(20~27歳)と、ミレニアル世代(28~39歳)で大きく差があった回答は、「趣味に没頭できそう」 (Z世代:27.1%、ミレニアル世代:17.4%)とZ世代の方が約10ポイント(9.7ポイント)高い結果になっており、Z世代の方が、住宅購入において趣味やライフスタイルの要素を重視していることが明らかになりました。
 また、同様にネガティブな印象について聞いたところ、「住宅価格が高そう」(60.1%)が最多でした。次いで、「ローンの返済など購入のために節約が増えそう」(46.3%)、「ローンの返済など購入のために仕事に追われそう」(35.1%)が続き、お金に関する項目が上位にランクインしました。つまり、新世代においては、住宅購入は、“生活が豊かになりそう”といったポジティブなイメージを持っている半面、“お金”に関するネガティブイメージを持っていることが分かりました。[図8]




◆「現在の家賃と同等の金額であれば、住宅を購入したい」が最も多い回答に!
現在の家賃に加えて、月々いくらまで加わるのであれば、住宅を購入したいと思うのかを聞くと、「現在の家賃と同等の金額であれば、購入したい」(24.2%)が最多でした。次いで、「プラス1万円以上~3万円未満であれば、購入したい」(13.0%)、「プラス1万円未満であれば、購入したい」(8.3%)となりました。[図9]


●【まとめ】 事業責任者からのコメント
幸せの定義が多様化している中で、新世代は「結婚」など従来の幸せの定義に留まらず、人生の満足度を高めるために、「趣味」を楽しむなど、自身の幸福像を再定義しています。こうした若い世代が想う幸せの形が今回の調査では、鮮明に浮かび上がっていると感じています。
以前は、「家を手に入れるために頑張ること」が人々の生きる目標やゴールとされる時代がありました。でも、今はそうではない。調査結果によると、新世代は「住宅購入=好きなこと、趣味を我慢・犠牲にするもの」と認識するなど、住宅購入を諦めている傾向であることが分かりました。
今回の調査を通じ、一昔前とは人々の考え方、人生の捉え方が大きく変わってきていることを改めて実感するとともに、家はむしろ「起点」であり、そこでどう生きるか、何を楽しむかが大切・・・そんな想いを強くしました。そして、自分の趣味や好きなことを・犠牲にして家を手に入れる必要はないと私たちは考えています。
「趣味」を楽しむことに関心が高い“今”だからこそ、『ブルーミングガーデン』では、家そのものではなく、住む人々の人生を主役に考えた「新しい家との向き合い方」を提案して、新世代に寄り添った、分譲住宅の新たな可能性を切り拓いてまいります。


【ご参照】 ブルーミングガーデンについて
年間5,000棟を超える販売実績の下、既存の住まいのあり方、イメージにとらわれない発想で
住宅業界に革命を起こす『ブルーミングガーデン』とは?

特徴1:100年住める木造住宅を目指す


築50年、100年が当たり前の欧米の住宅に対し、短いスパンで「建てては壊す」を繰り返してきたこの国の住まい。価値あるものをつくり、長く大切に使うストック型社会への転換が進む中、『ブルーミングガーデン』は長期優良住宅の認定や住宅性能評価書の取得をはじめ、ZEH水準の省エネ住宅の推進など、まじめに実直に品質・性能を突き詰めた「100年住める木造住宅」の実現で住宅業界に一石を投じます。
特徴2:家づくりの柱はお客様の声


梁をあえて露出し、天井の中央を高く仕上げて空間に奥行きを出した「折上天井」、ベビーカーや自転車から趣味の道具まで、玄関周りを圧迫しがちな荷物をすっきり収納できる「土間収納」など、『ブルーミングガーデン』のユニークな仕様の裏側にはいつも徹底したお客様視点があります。ご購入後のアンケートなどお客様から届く声にくまなく目を通して、次の間取りプランや空間アイデアに活かしています。
特徴3:分譲住宅にも、もっとデザインを


デザインも、住まう人の満足度を大きく左右する要素の一つ。しかし、設計士とともに自分好みの家を一から創造する注文住宅とは異なり、間取りや設備など住み心地に直接関係する部分が優先されてきたのがこれまでの分譲住宅でした。『ブルーミングガーデン』では、世の中の分譲住宅全体のデザインの底上げも視野に、意匠性を最大限意識した住まいづくりを行っています。
特徴4:「いい家」を、手の届きやすい価格で


こだわろうと思えばどこまででもこだわれるのが家づくりですが、多くの人々に手の届く住まいの提供が大切と考えます。『ブルーミングガーデン』は専門工事ごとの分離発注や供給棟数日本一のスケールメリットを活かし、品質、デザインに優れ、随所に住みやすい工夫が施された家を、普通の人が普通に働いて購入できる価格帯で販売することにこだわります。



■ 会社概要
会社名:株式会社東栄住宅(TOEI HOUSING CORPORATION)
代表取締役 社長:佐藤 千尋
事業内容:戸建住宅分譲事業、マンション分譲事業、建築請負事業、不動産賃 貸事業
設立:1951年3月10日
本社:東京都西東京市芝久保町4-26-3
企業URL: http://www.touei.co.jp/

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