ローカルツーリズム株式会社が、注目を浴びる大阪の中津にて、地域のクリエイティブ拠点となる「Ω Complex Nakatsu」を開発。
自社の地域再生ファンドと、誰でも簡単に少額投資可能な不動産クラウドファンディングを利用した複合的なファイナンスにより、多くの関係人口を巻き込む商店街再生を計画。不動産クラウドファンディングのまちづくり参加も可能
地方創生を手掛けるローカルツーリズム株式会社(本社・福岡市中央区)は、大阪・中津商店街の再生に自社運営の「エリアリノベーションファンド」と不動産クラウドファンディング「ハロー! RENOVATION」(
https://hello-renovation.jp/)を利用して地域再生の取り組み始めました。
本プロジェクトの特徴
・クリエイター・アーティストと中心に盛り上がりの胎動を感じる中津商店街に、地域の象徴となるようなクリエイティブ施設をリノベーションにより開発。
・リノベーション費用として、自社ファンド「エリアリノベーションファンド」と不動産クラウドファンディング「ハロー! RENOVATION」の2つのファイナンス手法を複合的に利用。不動産クラウドファンディングでのまちづくり参加も可能。
・地域のハブとなっている一級建築士事務所SPACESPACEさんと、生態系ユニットveigによるリノベーションにより、「昔ながらの商店街と現代的なクリエイティブの融合」を目指す。
昔ながらの風情が残る中津商店街
中津商店街は大阪の中心街・梅田から一駅、徒歩でも10分ほどのところにある、昔ながらの風情が残る商店街です。現在3割ほどが空き店舗となっていますが、近年は従来の店舗跡に現代的な感性をもつ個性的な店舗が新しくオープンし、徐々に注目を集めています。
・中津商店街
ローカルツーリズム社は、中津商店街にある、かつて履物屋だった木造2階建ての建物をリノベーションし、「Ω Complex Nakatsu(オメガ コンプレックス ナカツ)」として生まれ変わらせます。私たちのミッションは「中津商店街に新しいエネルギーと交流を生み出し、世界の人に注目してもらうこと」。「Ω Complex Nakatsu」は新たなクリエイティブの拠点であり、昔ながらの商店街と現代的な感性を融合させる交流の場になる予定です。
・現況の建物
・リノベーション後のイメージ
「昔ながらの商店街と現代的なクリエイティブの融合」を目指すため、建物の外観は商店街の雰囲気にできるだけ馴染む範囲で変更します。設計は地元商店街の活性化に携わり、中津商店街の中にオフィスを構える一級建築士事務所・SPACESPACEが担当します。
そして建物内には、多くの緑を配置する予定です。緑のプロデュースには、生態系を重視しながら景観的にも美しい植物のあり方をコンサルティングする造園ユニット・veigが担当します。
資金は2つの方法で調達
「Ω Complex Nakatsu」のリノベーション資金は、2つの方法で集めます。一つはローカルツーリズム株式会社が運営する「エリアリノベーションファンド」です。
「エリアリノベーションファンド」は、地域循環経済圏の拡充をミッションとして、「価値なきもの」をアイデアとデザインにより現代的価値に変換し、地域の包括的成長を他面的にサポートするファンドです。
地域の魅力を共有し、地域がもつ潜在的な価値を一緒に引き出していく。そういった活動を通じて、「地域の循環経済圏」の拡充に貢献し、地域全体が豊かになることを実現したいと思っています。エリアリノベーションファンドは、すでに福岡県宗像市大島での宿泊施設や物販事業への投資によって、島内所得を1.5%上昇させることに成功しています。
もう1つはエンジョイワークスが運営する不動産クラウドファンディング「ハロー! RENOVATION」(
https://hello-renovation.jp/)です。
「ハロー!リノベーション」を利用したのは、このプロジェクトに多くの人に関わってもらい、「当事者」として巻き込まれてほしいという思いからです。商店街はまちづくりの本丸とも言える存在です。商店街の再生に関わってみたい方、大阪近辺でリノベーションによる店舗を構えたい方、オフィスを構えたい方などとこのプロジェクトを進めていきたいと考えています。
資金が多く集まれば、「Ω Complex Nakatsu」のほかにも店舗の購入・借り入れなどを行い、魅力的なスペースを増やしていきたいと考えています。参加型の新しいまちづくり・地域創生にぜひご注目ください。
協力組織
SPACESPACE一級建築設計事務所
大阪の中津商店街で活動を展開する建築設計事務所。2006年に香川貴範が設立。2010年岸上純子参加。 近年は、生活や街の活動を形作る部材によるリノベーションの新しい方法論を提唱、主な作品に、ロングトールハウス、グリーンヒル、地面と屋根上の家、磯山調剤薬局、新・港村ブックショップ、Dアパートメント、庭の形、上島町の介護付有料老人ホーム、君岡鉄工宇都宮工場、キノコハウス、SPACESPACE HOUSE、ふたつの斜面、上島町のシェアハウスなど
veig(西尾耀輔・片野晃輔)
片野は、高校卒業後よりMITメディアラボやSony CSLなどを経て独立し、現在はサステナビリティ領域の事業・研究コンサルなども行う研究者。西尾は富山県小矢部市にある造園業「越路ガーデン」の3代目で、全国各地で造園空間の設計と施工を行う。2人は2021年末に造園ユニットVeigを結成し、これまでに異分野との共同プロジェクトや日本科学未館の常設展示のほか、南青山にある富士フイルムグループの拠点「FUJIFILM Creative Village」の植栽も担当した。景観的に美しくありながら生態系としての機能や役割も重視した独自の空間を目指す。
運営会社概要
■会社名
ローカルツーリズム株式会社
■代表取締役
糀屋総一朗
■設立
2021年
■業務内容
1. 地域名産品開発、観光・アクティビティの開発、料理メニューの開発、スタイリング
2. エリアリノベーションファンドによる地域への投資
3. 人材教育の支援・事業を起こせる人材(ローカルエリートの育成)
4. コンサルティング・地域の経済循環のデータ分析、宿泊施設・飲食業などの事業設計
5. アートファンドΩ事業部によるアーティスト支援活動
■ホームページ
https://localtourism.jp■運営メディア 「ローカルツーリズムマガジン」
https://note.com/localtourism問い合わせ先
info@localtourism.jp (担当:糀屋)
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