投資用不動産を扱う株式会社グローバル・リンク・マネジメント(本社:渋谷区、代表取締役:金 大仲、東証プライム:3486、以下「GLM」)は、2023年11月14日、2023年12月期第3四半期(2023年7月~9月)の四半期決算を発表いたしました。
1. 2022年中期経営計画の進捗
2022年2月10日に開示した中期経営計画は、2024年12月期に売上高500億円(CAGR17.7%)、経常利益50億円(CAGR49.8%)を計画しております。
売上高については1棟バルク販売、「まとめて販売」することにより、トップラインの大幅成長を目指しております。また、経常利益については環境対応物件による資産価値向上と1棟バルク販売による高付加価値化により高収益化・効率化を進めることで経常利益率10%を目指しております。
2023年は新築販売戸数を今回の業績修正に伴い修正し、993戸に修正しております。そのうち約95%にあたる952戸が1棟バルク販売により既に売買契約を完了しているため、計画通りに着地する確度は非常に高いと考えております。また、2024年12月期の仕入れは計画値である1,240戸を超過しており、仕入れ活動も順調に推移しております。
今後はさらに中期経営計画の達成に向け、来期以降の売却に関する売買契約を進め、再来期以降のパイプラインの積み上げをおこなってまいります。
2. 第3四半期決算ハイライト
来期以降に見込んでいた土地の販売について今期計上が可能となり、粗利額が上振れ基調で推移し、業績予想の情報修正を行いました。オフバランス開発が進んだことにより開発段階での租税公課が繰り延べられた結果、販管費が想定以下で着地しました。
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高289億5900万円(修正予想に対して進捗率70.6%)、経常利益32億4700万円(修正予想に対して進捗率79.2%)と、修正予想計画に対しても順調に進捗しております。
第3四半期累計は前年同期対比で売上高は8.7%増、経常利益は57.0%増と社内計画を上回りました。粗利率が第2四半期に続いて高く推移し累計で19.2%と過去最高水準を更新しました。
3. 第3四半期の取り組み
(1)1棟バルク販売
2023年12月期のパイプラインは区分販売の1棟を除き、すべて売買契約済みとなっております。2024年12月期のパイプラインについては図表のとおり、全物件の建築確認完了後に売買契約締結をおこなうため、当四半期について進捗はございません。
(2)オフバランス開発の推進
仕入れ活動は順調に進捗し、第3四半期累計の仕入れ戸数は1,654戸となりました。
その内、約53%はパートナーとともにオフバランス開発を始めており、開発の加速に貢献しております。
建築確認等の手続き前のため仕入契約に至っていない案件についても、将来の仕入自体は決まっていることから「進行中案件」として開示しております。
中期経営計画を達成するため今後もさらにパイプラインの積み上げを行ってまいります。
(3)仕入れ状況(新築レジデンスパイプライン)
緑色の25棟は既に売買契約済みとなっており、2023年12月期の物件の引き渡し決済は993戸を予定しており、区分販売している東向島PJも、年内に契約完了し決済する予定です。
2024年12月期については販売計画戸数1,240戸に対し、現在はパートナー保有中のオフバランス進行中案件を含めると、パイプライン合計は1,337戸と既に2024年12月期の販売計画戸数を大幅に超過し達成しております。今後は2025年以降のパイプラインの積み上げを進めてまいります。
(4)用地販売(非レジデンス新規事業)
非レジデンス領域の新規事業である用地販売について、第2四半期では、期初計画では見込んでいなかった用地販売の売上計上をいたしました。第3四半期での用地販売に関する売上計上はございませんでしたが、第4四半期には既に2案件の売却に関する売買契約が完了しております。
4. 2023年12月期通期予想
今回、第3四半期時点の物件引渡スケジュールの見直しが生じた一方で、用地の販売等による粗利額の上振れ、販管費の抑制により、売上・利益ともに、通期予想を上方修正いたしました。
修正後は売上高410億円、営業利益44億円、経常利益41億円、当期純利益26億円を計画しております。
当社の課題として認識していた、利益率の改善については、順調に進捗しており引き続き改善を進めていきたいと思います。
5. 株主還元
2023年12月期の上方修正およびエクイティ投資の状況を踏まえ、通期配当金予想を47.5円増額し、100円に修正しました。今回の配当金予想100円をベース配当額とし、エクイティ投資案件の状況を考慮して24/12期以降の配当を決定する方針です。エクイティ案件への投資を優先するものの、投資が出来なかった場合配当性向30%を目標に修正を検討します。
6. 流通株式時価総額に関する認識
流通株式時価総額に関しまして、当社はプライム市場を選択しておりますが、現状流通株式時価総額が上場維持基準に達しておりません。2021年に基準適合に向けた計画書を提出してから、順調に業績を拡大し、流通株式時価総額も当時から約2倍となっております。プライム市場上場維持基準達成をいち早くクリアするためにも、業績成長はもちろんIR活動の充実など様々な活動に注力してまいります。
決算説明資料の全文はこちらよりご確認いただけます。
https://www.global-link-m.com/ir/irnews/当社IRに関するよくあるご質問は、コーポレートサイト「よくある質問」ページにまとめております。
https://www.global-link-m.com/ir/faq/ご留意事項
前述の将来の業績予想に関する予想、計画、見通しなどは、現在入手可能な情報に基づき当社の経営者が合理的と判断したものです。実際の業績は様々な要因の変化により、本プレスリリースの予想、計画、見通しとは大きく異なることがありうることをあらかじめご理解ください。
そのような要因としては、主要市場の経済状況および製品需要の変動、為替相場の変動、
および国内外の各種規制ならびに会計基準・慣行等の変更等が考えられます。
GLM会社概要
社名: 株式会社グローバル・リンク・マネジメント
設立: 2005年3月
証券コード:3486(東証プライム)
資本金: 567百万円(2023年 6月末現在)
代表: 代表取締役 金 大仲
本社: 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト 21F
事業: 不動産ソリューション事業(投資用不動産の開発、販売、賃貸管理)
会社HP:
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