絆ホールディングス株式会社(本社：東京都新宿区、代表取締役社長：伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。
今回、株式会社アセットビルドの 猪俣 淳代表取締役のインタビューが11月15日(水)にFor JAPAN公式ホームページにて公開されました。
「自分と世の中を豊かにする仕事に時間を使ってほしい」
https://forjapan-project.com/news/953/
株式会社アセットビルド 猪俣 淳代表取締役
■「時間とお金を交換してはいけない」と気づいた大学時代
株式会社アセットビルド
田舎の小さな魚屋で7人兄弟ということもあり、高校も大学もバイトと奨学金で進学しました。大学時代にしていた真夜中の羽田空港の貨物のバイトなどは一般的な大卒の初任給レベル程度。学費を払ってもだいぶ余裕がありましたので、当時モテ車として人気だった中古のケンメリを80万円で購入。
モテ車を買ってもモテるわけではないということを学んだ一方、車の維持費やガソリン代などの負担が重くのしかかり、もうひとつバイトを掛け持ちすることにしました。大学の授業→羽田空港のバイト→横須賀の工場→大学の授業で寝落ち・・・と、何のために大学に進学したのかわからない状態になっていました。いまから思えば、すべての時間を学びに掛けることのできた価値ある四年間を無駄にしたと後悔しています。でも、その経験があったからこそ「時間とお金を交換するような生き方をしてはいけない」ということを身に染みて感じることができました。
収益物件を使った資産形成と経済的自由の実現をお手伝いする仕事をするうえで、「お金はあるけど時間がない」「時間があるけどお金がない」という状態から抜け出したいと悩む、多くの相談者の力になりたいということがモチベーションになっているのではないかなと思っています。
■子どもが生まれて将来に不安を感じるように
大学を卒業して、従業員20名ほどの横浜の小さな不動産会社に就職しました。フルコミ系ではなく固定給の地域密着の会社でいろいろな資格を取得させてもらったり、顧客と真摯に取り組む姿勢を学んだり。良い会社に出会えたと感謝しています。不器用ながらも人一倍働き、25歳で副店長、27歳で店長になりました。入社2年目で結婚と同時に購入した中古団地を2年で売却。買換え先の小さな建売住宅も5年で売却。30歳のときに見晴らしの良い場所に土地を購入して輸入住宅を建て、キャンピングカーとジープも買いました。生活水準が膨らみ放題です・・・。
いつの間にか、年収も1,000万を超えていましたが車や家のローン、所得税に社会保障費と一向に生活が楽になることはありませんでした。
そこでふと気づいたのが、「時間とお金を交換」していたあの大学時代となんら状況が変わらないということでした。自分では後悔していたつもりだったのに、あいかわらずやっていることは同じ。まったく学習していない自分が情けなくなりました。そして36歳、結婚13年目にして初めての子どもを授かりました。しかも双子。喜びも束の間、彼らが成人するころには自分も定年間近？と不安が胸をよぎります。大学でも大学院でも経済的な負担の心配なしに自由に行きたい道を行かせたいとやっぱり思うわけです。
そしてちょうどそのころ、自分の将来を決定づけることになった「定年を控えた3人のお客様」と出会うことになりました。
■3人の生き方から考えたこと
1人目のお客様は、政府系企業の部長。自宅は3LDK家賃1万5,000円の社宅で、年収1,500万円を超えていましたが、貯金はゼロ。「来年定年で社宅を追い出されるので」と週末のたびに家探しに来社される奥様と娘さんを横目にご主人は新車のメルセデスでウクレレ教室に通う始末。あっという間に半年が過ぎ、定年を迎えて住宅ローンも組めなくなりました。結局、私が最初に買ったのと同じ中古の団地を退職金のほとんどを使って買うことになりました。
2人目のお客様は、管理物件にお住いの入居者。ある日突然「来月から家賃が払えないので退去します」と2DKの築古アパートの鍵を返しに来社されました。事情を聞くと、体調を崩して早期退職することになったうえに、奥さんから離婚を言い渡されたとのこと。ほかに身寄りもなく、生活保護を受けるにしてもその家賃を支払うのは困難・・・八方ふさがりです。この年まで真面目に働いていた方が受ける仕打ちとしては重すぎますが、それが現実です。
そして3人目のお客様は、小さな町工場で働いていた方です。現役のころからコツコツと貸家やアパートを増やしていったそうです。「現役の時は、部下にも上司にもおごっていたから仕事がしやすかったなぁ」と豪快に笑っていました。家賃が入るから年金は別にもらってももらわなくても大丈夫なんだそうです。
同時期に出会った同世代の3人のお客様を見て、自分が目指すべきは3人目の人だと確信したのが収益物件の取得、不動産投資を具体的に意識することになったきっかけでした。
■アセットマネジメントに特化した理由
株式会社アセットビルド
そして、39歳で1件目の築古アパートを購入したのを皮切りに、融資、バリューアップ、運営、売却、投資拡大とあらゆることを手探りで行い、自分なりの手法を確立していきました。仕事をしながら一級建築士をはじめ不動産投資に関連する不動産・建築・賃貸管理・投資・相続・金融・保険の資格を31種取得しましたが、その中でも45歳の時に出会った米国発の不動産経営管理士(CPM)資格と商業不動産投資顧問資格(CCIM)は、その手法を論理的に裏付ける助けになりました。
自分で実践してきた不動産投資を購入から売却まで俯瞰的に判断して数値に置き換えるとこうなる、と解説したのが2009年に出版した「誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組み合わせ戦略」という本で、おかげさまで改訂版・詳細解説版・詳細解説改訂版と版を重ねロングセラーになっています。
その後、前職の退社を機に投資家の代理人としての「アセットマネジメント」に特化した会社を立ち上げました。自分自身で不動産投資を行う場合でも、運営を自分でやったり、管理会社に委託したり、サブリースで借り上げてもらったり最適と思える選択をしますし、改修工事の発注では業者選定をします。多角化経営やワンストップサービスは果たして投資家との利益相反をもたらさないかという疑問を少なからず持っていましたので、どうせならありそうでなかった会社を作ろうというのが創業当初からのテーマです。
投資家の代理人としてのスタンスを守るためには、会社も社員も数字や利益に縛られない状態にしておくことが前提条件だと思います。今の時代は経理・総務・事務・広報といった間接部門はアウトソーシングできますから、損益分岐点を下げると同時にコアコンピタンスをコア人材で絞り込むことが可能です。
専門能力を磨き上げた高い能力を持つ人材に、誇りの持てる仕事ができる仕組みと十分な報酬を提供し、支払う対価以上の高い付加価値を顧客に提供するというのが、理想的な会社の姿ではないかなと思っています。
ピカピカに磨き上げられた小さなスゴイ会社。そして、青臭い理想で動くオトナな会社。それが、私が追い求めるアセットビルドの姿です。
〈会社概要〉
法人名 ： 株式会社アセットビルド
代表者名： 猪俣 淳
企業ホームページ：
https://www.asset-b.com/所在地 ： 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
事業内容： 投資顧問業・宅地建物取引業・一級建築士事務所
〈For JAPANプロジェクトとは〉
For JAPAN -日本の未来がココに-
For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。
・番組見逃し配信：
https://youtube.com/playlist?list=PLFv6b8aodEYWpP5pqGBlWMgNZh1pb9NW2・For JAPAN公式ホームページ ：
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