狭い家で感じるストレスに関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、狭い家にお住まいの502人を対象に「狭い家で感じるストレスに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「高く売る不動産」にて公開。(
https://wakeari-hikaku.com/48033/ )
コンパクトな家は家賃や購入価格を抑えやすく、メンテナンスしやすいメリットがあります。しかし家族の人数や物の量に対して狭すぎると、ストレスを感じることも少なくありません。
今回、株式会社AlbaLink(
https://albalink.co.jp/ )が運営する高く売る不動産(
https://wakeari-hikaku.com/ )は、狭い家にお住まいの502人を対象に「狭い家で感じるストレス」についてアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査対象:狭い家にお住まいの方
調査期間:2023年10月28日~11月10日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:502人(女性320人/男性182人)
回答者の年代:10代 1.2%/20代 19.9%/30代 36.8%/40代 27.5%/50代 11.0%/60代以上 3.6%
調査結果サマリー
・狭い家でストレスを感じること1位は「収納が少なく散らかりやすい」
・狭いと感じる家の広さは平均46.5平米
・狭い家を広く感じさせる工夫は「物を増やさない」
狭い家でストレスを感じること1位は「収納が少なく散らかりやすい」
狭い家にお住まいの502人に「狭い家でストレスを感じること」を聞いたところ、もっとも多くの票を集めたのは「収納が少なく散らかりやすい(205人)」でした。
2位「動きにくい・家事がしにくい(92人)」、3位「一人の時間や空間がない(74人)」、4位「生活音が気になる(66人)」の順になりました。
「収納が少なく散らかりやすい」が圧倒的多数となっていることから、狭い家では収納に困っている人が多いとわかりました。物が散らかっていたり必要な家電を置くとスペースが狭くなってしまったりすると、動線が塞がれて動きにくくもなります。
また一人の時間や空間がなかったり、圧迫感があったりするために、家でリラックスして過ごせない人もいるようです。
<1位 収納が少なく散らかりやすい>
・収納スペースに困る。物があふれる(20代 女性)
・子どものおもちゃを収納するスペースがなく、家がいつも散らかっています(30代 女性)
・家が狭いうえに収納場所が少ないので物があふれかえり、掃除してもキレイになったように見えない(40代 男性)
「収納しきれない物が部屋にあふれ、散らかってしまう」という人が多数。部屋に物が出ていると、雑然とした生活感が出てしまいます。
ストーブなどの季節家電やキャンプ用品など、収納しておく期間が長い大きめの荷物をどう扱うかに困っている人も複数いました。
<2位 動きにくい・家事がしにくい>
・キッチンが狭いので料理しにくいのがストレスです(20代 女性)
・ちょっと体を動かしたくても、畳一枚分を確保するのがやっとなので、いろんなところに体をぶつけてしまう(30代 女性)
・室内での移動で家族とぶつかること(40代 男性)
狭い家では動線を塞ぐように家具や家電を設置することもあります。そのため「家族とぶつかる」「家具や家電によくぶつかる」といった回答が多数寄せられました。
子育て世代では、子どもを室内で遊ばせるのが危ないと感じることもありそうですね。
<3位 一人の時間や空間がない>
・家族との距離感が近く、なかなか一人の時間がとれない(10代 男性)
・一人になりたいのに、自分だけのスペースや時間がない(20代 女性)
・家族と喧嘩中のときなど、嫌でも同じ空間にいなければならない(40代 女性)
狭い家だと家族や同居人との距離は必然的に近くなります。部屋数が少ないと一人部屋が確保できないこともあり、プライベートスペースの確保に苦しんでいる人も多くなりました。
普段は家族との距離が近くて安心感があっても、喧嘩したときや一人で集中したいときなどには困りますね。
<4位 生活音が気になる>
・通話や会話内容が丸聞こえのため、リモートワークに支障が出る(30代 女性)
・家族3人が1部屋で寝ているので、家族のイビキにストレスを感じてしまいます(40代 男性)
・妻が朝早くから音を出すのがうるさい。マンションは同じフロアに家族がいるので、生活音は避けられない(50代 男性)
家族の生活音が気になる人もいれば、自分の出している音が家族に聞かれることを気にしている人もいました。家族と生活リズムが違うと、狭い家ではお互い音に注意するあまり、疲れてしまいそうですね。
リモートワークをしている場合、音が気になって集中できないこともあるでしょう。
<5位 リラックスできない>
・気分転換が難しい(20代 女性)
・リビングが狭く、あまりゆったりと過ごせない(30代 女性)
・家族全員の同じ部屋で寝るので、落ち着いて寝られない(40代 男性)
狭い部屋ではゆったり過ごせず、リラックスできない人もいます。とくに家族と住んでいる場合は、音や家族の目が気になってリラックスできないことも多そうですね。
子育てをしていると「いつも子どもが近くにいるので、つい気になってしまう」という人もいそうです。
<6位 圧迫感がある>
・壁や天井の圧迫感(40代 女性)
・狭いと息詰まる感じがします(50代 男性)
狭い部屋に入ると、息苦しさを感じする人もいますね。狭い部屋に家電や家具を置いていくと、さらに圧迫感が出て、居心地悪く感じてしまうこともあります。
<7位 好きな物を置けない>
・部屋に物を置けるスペースが限られているので、大きめの家具を買うときに躊躇する(20代 男性)
・欲しい物があっても、置くスペースがないため我慢するしかない(30代 女性)
・素敵な家具を見つけてもあまり大きい物は買えない(40代 女性)
部屋が狭いと、欲しい家具や小物を見つけても「置いたら部屋がさらに狭くなるかも」「ごちゃごちゃして見えるかも」と考えがちです。
好みよりもサイズや圧迫感のない色・デザインなどを優先することになり、ストレスが溜まっている人もいました。一人暮らしだと「せっかく自分好みの部屋にできると思ったのに」と感じる人もいるでしょう。
<8位 物を置くとすぐ狭くなる>
・少し物を置くとすぐに狭く感じる。量があまり多くなくても、物があふれているように見える(20代 女性)
・家族の荷物が限られた共有スペースに置かれ、より狭くなってしまう(30代 女性)
狭い家では、ちょっと物を置いただけで狭くなると感じる人も多いとわかりました。広い家なら気にならない量でも、狭い家だと気になることもあります。
狭いと感じる家の広さは平均46.5平米
ご自身の家を狭いと感じている人の広さは、平均46.5平米でした。(1平米=1平方メートル)ただ同じ広さでも、一緒に住んでいる人数によって、狭いか広いかの感じ方は変わります。
例えば国土交通省では、「一人暮らしだと最低限25平米必要で、ゆったり暮らすなら40~55平米」としています。「2人世帯だと最低30平米、ゆったりなら55~75平米」「3人なら最低35~40平米、ゆったりなら65~100平米」です。
また同じ家賃・価格でも、都市部だと家は狭くなり、郊外だと広くなる傾向があります。「周囲の家と比べて狭いか広いか」も、自宅の広さをどう評価するかに関わってくると考えられます。
狭い家を広く感じさせる工夫は「物を増やさない」
狭い家にお住まいの方に聞いた「狭い家を広く感じさせる工夫」のダントツは、「物を増やさない(219人)、2位は「整理整頓と収納(86人)」でした。物が少なければ、収納も整理整頓もしやすくなり、室内の圧迫感も減るでしょう。
また、3位「大きな家具を置かない(79人)」、6位「家具の色やデザインを工夫する」のように、単純に数を減らすだけではなく、物(家具・家電)の大きさやデザインに注意している人もいるとわかりました。
<1位 物を増やさない>
・できる限り要らない物を捨てる(20代 男性)
・家具や家電は最低限しか置かない(30代 女性)
・まずは物理的に持ち物を減らしています(50代 女性)
「不要な物は買わない」「最低限の物だけで生活する」などの回答が寄せられています。新しい物を買うときには、古い物を処分して新しい物と交換し、持ち物の総数を増やさない方もいますね。
物が少なくなれば、収納に収まりやすくなります。持ち物を減らすのは、狭い家で暮らすときの基本的な考え方といえるかもしれません。
<2位 整理整頓と収納>
・なるべく押入れなどに物を入れて、視界に入る物を減らす(20代 男性)
・収納に物を押し込んで部屋を広く使う(30代 女性)
・テーブルや作業台・デスクなどの上だけでも、常に何もない状態にしておく。何か取り出して作業するときに動きやすくて広く感じる(40代 男性)
物を整理整頓し、目につかない場所に収納しておくことで部屋を広く使う人も多くなっています。物が目につかなければ、「散らかっていて嫌だな」と感じることもないでしょう。
ただ、片付けたくても十分な収納がない人もいるようです。室内に収納がない場合、使用頻度が低い物については「トランクルームを借りる」「実家に荷物を置かせてもらう」などの方法もあります。
<3位 大きな家具を置かない>
・ベッドはスモールシングルサイズにし、ソファも小さいサイズにした(20代 女性)
・ベットを持たず、布団を使用(30代 女性)
・置いている家具はなるべく低い物にして、空間を広く見せている(50代 男性)
狭い部屋に幅広の家具を置くと、動線が塞がれてしまいます。例えばベッドは大きな場所をとる家具ですので、ベッドをやめて布団にしている人もいます。
また圧迫感の出にくい「背が低くてコンパクトな家具」を使っている人も多くなりました。
<4位 デッドスペースを活用する>
・机の下にできるデッドスペースに収納を置く(20代 女性)
・下に収納があるベッドを使っている(30代 男性)
・吊るせる物は吊るす(40代 女性)
「ベッドの下」「机の下」「家具と家具の隙間」などのデッドスペースを収納としてうまく活用している人もいます。また、物は天井や壁に吊るという人も。
空間や高さを活かした収納術を実践している人もいるとわかりました。
<5位 床を見せる>
・床面積が狭いと家全体が狭く感じてしまうので、普段から掃除して床に物を置かないようにする(10代 女性)
・ベッドやテーブルは足が長い物を使う。床が見えるだけですっきりと見えるので(30代 女性)
・床に直接物を置かない(50代 男性)
具体的には「荷物を床置きしない」「脚つきの家具で床を見せる」といった工夫が寄せられています。
脚が細いと、床が広く見える効果もあります。また家具の下に空間ができることで、空気を通りやすくなってカビを予防でき、掃除もしやすいでしょう。
<6位 家具の色やデザインを工夫する>
・家具の色を決めて、統一感を出す(20代 男性)
・視覚的にごちゃごちゃしないように、室内の家具を白色で統一している(30代 女性)
・家具のトーンをそろえて広く見えるようにしている(40代 女性)
白のような淡い色で統一しているという声が目立ちました。明るくて淡い色には、部屋を広く見せる効果があります。
濃い色を使いたい場合は、カーペットのような床に近い部分に使うのがおすすめです。
<7位 家具の配置を工夫する>
・「空間に余白をもたせるレイアウト」を考えています(20代 男性)
・視覚的に「空いている」空間をつくるようにしている。例えばテーブルやソファをなるべく壁寄りに配置するなど(40代 女性)
「空いている空間をつくる」などの工夫が寄せられています。またドアの近く(手前側)に高めの家具を置くと、入り口から見たときに部屋の奥側は視界が開けるので、広く見えやすくなります。
収納力の関係上、どうしても背の高い家具を置きたいという場合に試してみたいテクニックですね。
<8位 開放感が出るよう意識する>
・カーテンを開ける(20代 女性)
・扉を閉めず、開放的にしている(30代 男性)
・1DKの扉を取り払って、ワンルームのようにして使っています(40代 女性)
具体的には「カーテンや窓を開ける」「仕切りや扉を開けておく」などです。窓やカーテンを開けて光を取り込むことで、部屋が明るく広く見えそうですね。
1階でカーテンを開けにくい場合は、マジックミラータイプの目隠しフィルムを使ってみるのもよいでしょう。
まとめ
狭い家だと収入スペースも狭いことが多いため、室内に物が出てしまい、部屋が散らかりやすくなります。また家具や家電が部屋に対して大きすぎると、動線が塞がれるほか圧迫感も出てしまいます。
広く見せるためには物を減らし、家具・インテリアの色を工夫してみましょう。どうしても物を減らせない場合には、「トランクルームを借りる」「思い切って住み替える」といった選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
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会社概要
会社名:株式会社AlbaLink
代表者:代表取締役 河田 憲二
所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
設立:平成23年(2011年) 1月
資本金:2,400万円
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