一級建築士が教える「リノベーション物件で気をつけたい8つのポイント」を発表。

株式会社MAKIKOMU

2023年11月20日 12時47分

見た目の綺麗さよりも、内部をチェックするのが重要。

株式会社マキテックグループの株式会社MAKIKOMU(本社:東京都中央区、代表:廣岡 應明)は、話題の賃貸住宅「カスタムアパートメント」など、新時代のひとり暮らしの形を提供する株式会社デモクラシ。(本社:東京都目黒区、代表:佐野 章、以下=当社)と共同で、アパート経営に関するノウハウやデータを提供する「アパート経営レポート」を配信しています。Vol.03となる今回は「リノベーション物件」をテーマにお届けします。このレポートでは、リノベーション物件を借りる際、購入する際のチェックポイントを8つにまとめました。

リノベされてる=老朽化が進んだ物件という認識を前提に
具体的なポイントをお伝えする前に、まずは前提として、リノベーションされているということは「かなり古い物件である」という認識を持つことが重要です。見た目は綺麗でも、見えない部分は年相応であることは忘れずに(人間と同じです)。とはいえ、しっかりとメンテナンスをすれば今後の加齢を遅らせることも可能です。重要なのはリノベーションの際にどこまで工事されているかを確認すること。では、具体的なチェックポイントを見ていきましょう。

point1.
アスベストは使われてない?
古い物件にはアスベストが使われている可能性があります。飛散したアスベストを吸い込むことで健康被害が出る可能性があります。適切に封じ込めや撤去が行われていればよいですが、そうでない場合には注意が必要です。アスベストは売主や貸主からの説明義務がありますので、まずはしっかり確認しましょう。



point2.
給気口はリノベーションの際に変更されている?
リノベーションの際に無理な間取り変更をしていると、給気口がなくなってしまっている場合があります。特にキッチンは給気口や吸排気のできる換気扇がついていないと、負圧で玄関ドアが開かなくなったり、換気できずに結露したり、カビの発生の原因になったり、悪臭が上がってきたりすることがあります。給排気(換気)は「家の呼吸」なので、呼吸させてあげないとNG。内見の時に玄関や窓を閉めきって、キッチンの換気扇をまわして確認するとよいでしょう。また、24時間換気は義務付けられているので、設置のない場合は違法となります。快適な室内環境のためにも設置されている部屋を選んでください。



point3.
給水管・排水管もアップデートされてる?隠れた部分の配管やダクトもチェック!
給水管、排水管が古いと漏水や臭い、赤水などの汚れが混ざる可能性があります。リノベーションで見た目が綺麗でも、水回りが古いままだと快適な生活とは言えません。また、エアコンの配管が「隠蔽配管」かもチェックしましょう。エアコンの室内機から出ている配管が見えているのが露出配管。配管が見えないように壁の中を通しているのが隠蔽配管。隠蔽配管は室内がすっきりとして見栄えはいいのですが、リスクも多くあるので注意です。


具体的には
・壁内部結露の可能性がある。そこからカビの発生などにつながる。
・エアコン交換の際に露出配管よりも費用がかかる。
・配管内部で不具合があったときに原因の特定が難しい。

などがあります。

point4.
サッシや網戸は交換してある?
古い物件の場合、窓や網戸が劣化して開閉がしにくい場合があるあります。そもそも網戸がなかったり、網が破れていたりすることも。窓はリノベーションの対象外になっていることが多いので、窓の開閉は必ず確認しましょう。



point5.
契約できるアンペア数は?
古い物件の場合契約できるアンペア数の上限が少ない場合もあります。最近では、電力を多く使う家電類が増えているので、使いたい家電の消費電力に合わせて契約できるアンペア数上限の確認を。



point6.
給湯器は何号?寿命は大丈夫?
リノベ物件に2人以上で暮らす場合に給湯器の号数をチェック。2か所以上で同時にお湯を使うことがあるのであれば20号以上の給湯器がついている必要があります。また、給湯器の寿命は10~15年。製造年度が古い場合は突然故障する可能性もあるので注意です。



point7.
大型家具類の設置位置、搬入経路は?
古い物件は最近の大型家電類を想定して造られていません。ソファーやベッドなどの家具類、冷蔵庫やドラム式洗濯機などの大型家電類は設置する場所のサイズを確認しましょう。特に冷蔵庫やドラム式洗濯機は扉の開き勝手によっては使いづらい方向になる可能性も。
また、置き場所には設置できたけど、扉自体が開き切らなかった、ということも。平面的なチェックはもちろん、立体的にも(設置場所の上部に棚がないか、、等)確認しておくと良いでしょう。
搬入経路についても、エレベーターに乗るか、階段は曲がり切れるか、玄関ドアの幅は?廊下のクランクは曲がり切れるか、、などリノベーション物件は特に確認が重要です。



point8.
音の問題はチェックした?
音に関する問題は「自分が聞こえる音」の問題と、「自分が出す音」の問題があります。
リノベ済の場合、天井が躯体現しになっていたり、天井高さを高くするために置床の高さを低くしたり(直床にすることも)することがありますが、リノベ前よりも少なからず音が双方に聞こえやすくはなっています。
入居前に見極めどこまで許容するのか判断するのは難しいですが、自分が聞こえる音については内見の際に確認できる。できれば昼間と夜、2回行くのがオススメです。




いかがでしたでしょうか?リノベーションは、古いものを長く使う素晴らしい取り組みですが、長く住むには新築物件とは異なるチェックポイントが存在します。リノベーション物件を買う際、借りる際の参考にしてみてください。

株式会社MAKIKOMUは、新時代のひとり暮らしの形を提供する株式会社デモクラシと共同でアパート経営に関するノウハウやデータを提供する「アパート経営レポート」を配信しており、リノベーションに関する知見も豊富です。アパートオーナー様やアパート経営をお考えの方はぜひこの機会にお問い合わせください。

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