【隣の家が近すぎて気になることランキング】男女470人アンケート調査

株式会社AlbaLink

2023年11月24日 13時47分

隣の家が近すぎて気になることに関する意識調査

株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、隣家との距離が近い戸建住宅にお住まいの470人を対象に「隣の家が近すぎて気になることに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「高く売る不動産」にて公開。( https://wakeari-hikaku.com/48178/

都市部などの住宅密集地では、「隣家との距離が近い」と感じることもあります。

隣家との距離が近くても快適に住んでいる人もいますが、なかには距離が近すぎることで「困りごと」や「気になること」を抱える人もいます。

今回、株式会社AlbaLink( https://albalink.co.jp/ )が運営する高く売る不動産( https://wakeari-hikaku.com/ )は、隣家との距離が近い戸建住宅にお住まいの470人を対象に「隣の家が近すぎて気になること」についてアンケート調査を実施しました。

調査概要
調査対象:戸建て住宅で隣家との距離が近い方
調査期間:2023年10月29日~11月12日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:470人(女性278人/男性192人)
回答者の年代:20代 10.4%/30代 36.4%/40代 33.8%/50代 14.7%/60代以上 4.7%


調査結果サマリー
・隣家との距離が近いと感じるのは平均1.79m
・隣の家と近すぎて気になること1位は「お互いの生活音・騒音」
・隣の家と近すぎて気になる問題の解決策は「カーテン・ブラインドを使う」


隣家との距離が近いと感じるのは平均1.79m




戸建て住宅にお住まいで、隣家との距離が近いと感じている470人に「自宅と隣家との距離」を聞いたところ、平均は1.79m。ボリュームゾーンは、「50cm超1m以下」となっています。

民法では「原則として、敷地の境界線から50cm以上離して家を建てる」という決まりがあります。お互いが境界線から50cm離して建てていれば、隣家との距離は1mになるわけですね。

ただし「住んでいるエリアに、50cm以下でもいいという慣習がある」「防火地域・準防火地域内で外壁が耐火構造」という場合には、50cm未満でもOKとされます。そのため1mより短い数字を答えた人もいました。

例えば「昔ながらの住宅密集地」「長屋を切り離した」などの場合、隣家との距離が短いことも多そうです。


隣の家と近すぎて気になること1位は「お互いの生活音・騒音」




隣家と近すぎて気になることの圧倒的1位は、「お互いの生活音・騒音(308人)」でした。6割以上の人が音を挙げており、隣家との距離が近いと生活音・騒音の問題が発生しやすいとわかります。

また、2位「見られる・見えてしまう(123人)」、6位「窓を開けにくい(21人)」、7位「目が合って気まずい(17人)」など、視覚的な問題で悩んでいる人も多いようです。

<1位 お互いの生活音・騒音>
・小さい子どものいる家庭なので、騒ぐ声が聞こえる(30代 女性)
・隣人の会話が聞こえるから、自分たちの会話も聞こえてると思って気になる(40代 男性)
・トイレを流す音や鼻をかむ音が聞こえる(50代 男性)

聞こえるのは「会話や子どもの声」「足音」「家電の音」「楽器の音や歌声」など。隣人宅からの音が聞こえて迷惑に思っている人もいれば、自分たちの音が隣人に聞こえることを気にしている人もいました。

とくに小さな子どもがいる家庭は、声や足音がうるさくないかと心配になるのではないでしょうか。昼間なら「近いから仕方ない」「お互いさまだ」と思えても、夜間に大きな音が聞こえるのは困りますね。

<2位 見られる・見えてしまう>
・窓が向かい合っているので、部屋の中が見えてしまう(20代 女性)
・見る気がなくても隣家の中が見えてしまうことと、自宅も見られてしまうこと(30代 男性)
・間に境界となる樹木があるだけなので、中庭はお互いに丸見えです(50代 女性)

向かい合う窓があったり、ベランダが近かったりすると、窓を開けたときに家の中を見られてしまうこともあります。気を抜いているときだと恥ずかしいと思うこともあるでしょう。

「監視されているみたい」「じろじろ見られている気がする」と感じてしまうと、家にいても気持ちが落ち着かなくなりそうです。

<3位 日当たりや風通しが悪い>
・窓の外がすぐ壁なので太陽の光が入らず、洗濯物が乾きにくい(30代 女性)
・新築時、南側には何もなかったのですが、数年後に家が建って、日当たりが悪くなりました(40代 男性)
・隣の家と接している側は1年中日が当たらないので、ジメジメしていてカビが生えやすい(60代以上 男性)

家の南側を塞がれてしまうと、日当たりが悪くなります。すぐ近くに隣家の壁があるため風通りも悪くなり、洗濯物の乾きにくさやカビの生えやすさに悩んでいる人も多くなりました。

窓を開けてすぐ壁だと、見た目もあまりよくなくて気が滅入る人もいるでしょう。

<4位 換気扇や洗濯物などの臭い>
・料理やプラモデルに使う有機溶媒の刺激臭が入ってくる(30代 女性)
・居間にある窓の前が、隣家のお手洗いの窓です。そのため居間の窓を開けておくと、トイレの匂いが漂ってきます(40代 女性)
・隣家の換気扇が我が家に向いているので、台所の臭いが漂ってきてしまう(50代 男性)

「換気扇から料理の臭いが入ってくる」というコメントが多かったほか、洗濯洗剤や柔軟剤の匂い、たばこの臭いも挙げられました。

換気扇の臭いがご近所トラブルに発展することもあるため、「カバーをつける」「排気ダクトを延長する」などの方法で、隣家に臭いが届きにくいよう配慮されている住宅もあります。

<5位 植木・雑草が邪魔>
・自宅の庭に木があり、葉が隣家に落ちてしまうことがあるので、申し訳ないと思っています(20代 女性)
・隣家敷地内の雑草がよく育っており、自宅の敷地に種が飛んでこないかが気になる(40代 男性)
・隣りの庭の植木が伸びてくること(60代以上 女性)

「隣人が植えている木の落ち葉が、風に飛ばされ自宅の敷地に入ってくる」「伸びた枝が侵入してくる」といった悩みが多く寄せられています。伸びた枝が越境してくると、害虫の発生や、台風・暴風時に窓ガラスが割れるといった危険があります。

自宅の庭に木を植えている人は、隣家を傷つけないよう、こまめにメンテナンスしておきたいですね。

<6位 窓を開けにくい>
・脱衣場が隣の家と面しているため、窓を開けられない。湿気がこもりがちになってしまう(30代 男性)
・お隣さんと窓の位置が一緒なので、「窓を開けると目が合ってしまうかもしれない」という心配から開けられない(30代 女性)
・会話が聞こえそうで窓を開けられません(50代 女性)

「家の中を見られるかも」「会話が聞こえてしまうかも」といった心配で、なかなか窓を開けられない人もいます。換気が自由にできないのはつらいですね。

<7位 目が合って気まずい>
・キッチンの窓が同じ位置にあり、たまに目が合う(20代 男性)
・庭に面したリビングの窓を開けるとき、庭で家庭菜園の作業をしている隣人と目が合って気まずい(40代 女性)
・朝夕に雨戸やカーテンの開け閉めを行う際、顔を見合わせることがあり、気を遣う(50代 男性)

窓を開けたときや窓から家の外を見たときなどに、隣人と目が合ってしまう人も。仲が良ければ世間話のひとつでもできそうですが、顔を知っている程度だと気まずくなりそうですね。

寝起きや入浴後などのパジャマ姿を見られたくないという人もいるでしょう。


隣の家と近すぎて気になる問題の解決策は「カーテン・ブラインドを使う」




「隣の家と近すぎて気になること」について、どのような解決策をとっているか聞きました。

1位「カーテン・ブラインドを使う(156人)」、2位「窓を開けない(151人)」など、窓で対策する人が多数。音にしろ視線にしろ、窓から入ってくることが多いからでしょう。

また、4位「窓をすりガラスにする(31人)」、5位「防音グッズを使う(18人)」など、悩みごとの解消に向けて新たなアイテムを取り入れた人もいるとわかりました。

<1位 カーテン・ブラインドを使う>
・見えづらいカーテンにした(20代 女性)
・薄いレースのカーテンは、一日中閉めています(40代 男性)
・日中でも見えにくいレースのカーテンをつけています(60代以上 男性)

透けにくいレースカーテンやブランドを使って、視線を遮っている人が多くなっています。ただ、厚手のカーテンを締めっぱなしだと光が入らず、気が滅入ってしまう人もいるため、「光は取り込みつつ中は見せないレースカーテン」がおすすめです。

「カーテンだと風でめくれるので、障子にした」というコメントもありました。

<2位 窓を開けない>
・基本的には窓を閉めて、生活音が隣人に聞こえないようにしている(30代 男性)
・隣に面した窓のシャッターは常に閉めている(50代 女性)

窓を閉めておけば、音や臭いを防ぎやすくなります。隣家と接する窓は常に閉めておく人もいれば、「できるだけ閉める」「時間帯や状況に応じて閉める」という人もいました。

就寝の際は、雨戸・シャッターを閉めることで外からの音をより小さくできます。

<3位 大きな音を出さない>
・窓を開ける際はTVの音量を下げ、会話も最低限にしている(20代 男性)
・隣接している側では、大きな音や声を出さないように気をつけています(40代 女性)
・小声で話す。家族喧嘩しないように暮らす(50代 男性)

騒音トラブルを防止するため、大きな物音や声に注意している人も多いとわかります。夜はできるだけ掃除や洗濯をしないなど、時間帯に応じた配慮も必要でしょう。

テレビやスピーカーの配置を工夫し、隣家に音が響きにくいようにしている人もいました。

<4位 窓をすりガラスにする>
・隣家に面する窓はすりガラスにした(30代 女性)
・窓をすりガラスにかえた(40代 男性)
・お風呂やトイレの窓には、磨りガラス柄のプラスチックを貼りました(40代 女性)

すりガラスなら、中は見えなくなります。ガラスを交換する予算がない場合は、すりガラス風の目隠しシートを窓に貼ることで気になる視線を防げますよ。

<5位 防音グッズを使う>
・窓にダンボールを貼った(20代 男性)
・防音パネルを使っている(40代 女性)
・窓に防音シートを貼っています(40代 男性)

「防音パネル」「防音シート」などを使って防音している人もいました。

二重窓にするなどのリフォームは大がかりですが、防音シートならネットやホームセンターで購入し、窓に貼るだけでOK。窓枠にはめ込む「防音ボード」、壁に貼る「防音パネル」などもあります。

<6位 隣人と作業の時間をずらす>
・庭木の水やりは、お隣さんが出てこない時間帯にする(30代 女性)
・洗濯の時間をあえてずらす(40代 男性)

庭やベランダで鉢合わせしないように、洗濯物を干したり庭作業をしたりする時間帯を意識的にずらしている人もいました。

隣家と近ければ、音や気配で「今お隣さんがベランダにいそう」「庭に出ているな」とわかるので、避けるのも容易ですね。

<7位 こまめな掃除・手入れ>
・落ち葉拾いを毎日欠かさない(20代 女性)
・こまめに庭の植木を伐採する(50代 男性)

植木の手入れについて挙げた人が多くなっています。隣人の迷惑にならないよう、剪定や落ち葉拾いをこまめに行っている人も多数。

こまめに手入れをしている姿を見せることにも、隣人からの信頼を得てトラブルを防ぐ効果がありそうです。


まとめ


隣家との距離が近い場合、音や視線が気になるという人が多くなっています。また隣家が自宅の南側を塞ぐように建っている場合は、日当たりも気になるようです。

音や視線に関しては、窓周りの工夫で乗り切っている人が多数。大がかりな間取りフォームが難しくても、防音シートやカーテンで対策可能です。

また、今後建て替えを検討している場合は、「窓や換気扇の位置」に配慮することで、快適に生活できる可能性が高まります。

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://wakeari-hikaku.com/48178/


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株式会社AlbaLinkについて
AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。


会社概要
会社名:株式会社AlbaLink
代表者:代表取締役 河田 憲二
所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
設立:平成23年(2011年) 1月
資本金:2,400万円
URL:https://albalink.co.jp/company/

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