ユーザー動向調査 UNDER30 2023 賃貸編
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、一人暮らしをしている、全国の18~29歳の学生・社会人男女を対象に、現在住んでいる部屋の設備・条件や探し方、重視したことなどについてのアンケート調査“UNDER30”を2013年から定期的に実施しております。2023年調査の中から主な結果をご案内いたします。
<トピックス>
現在の部屋の基本情報
・現在の部屋の間取りは、学生・社会人ともに「1K」がトップ
・築年数は学生・社会人ともに約半数が「10年以内」
・平均家賃は社会人が学生に比べ6~7,000円程度高い
・最寄り駅までの徒歩所要時間は、学生・社会人ともに半数以上が「10分以内」
住まいのこだわりと探し方
・最後まで重視したこと「間取り・広さ」、最後まで重視した設備「バス・トイレ別」がトップ
・インターネットで見た平均物件数、学生は9.1件、社会人は11.0件
・問合せをした、訪問した不動産会社数は「1社」がトップ
・内見した平均物件数、学生は2.7件、社会人は3.0件
・利用したサイト・アプリは「不動産ポータルサイト」がトップ
≪TOPICS:タイプ別の求める住まい≫
多様化するUNDER30を8タイプに分類しました。
・住まいの周辺にあると便利だと思う施設・場所、トータル1位は「スーパーマーケット」
・住まいの周辺にあると楽しくなると思う施設・場所、トータル1位は「カフェ・喫茶店」
<調査結果>
≪現在の部屋の基本情報≫
現在の部屋の間取りは、学生・社会人ともに「1K」がトップ
現在の部屋の間取りは、「1K」が学生・社会人ともにトップで、学生35.6%、社会人41.4%となりました。「ワンルーム」は学生33.1%、社会人15.3%と2倍以上の差が見られました。
築年数は学生・社会人ともに約半数が「10年以内」
現在の部屋の築年数について、学生・社会人ともに「新築」~「10年以内」を合わせて約半数でした。中でも、「10年以内」の割合が最も高く、学生15.9%、社会人20.7%でした。
平均家賃は社会人が学生に比べ6~7,000円程度高い
平均家賃については学生男性約5.7万円、学生女性約5.8万円、社会人男性約6.4万円、社会人女性約6.4万円と、社会人と学生で6~7,000円程度の差が見られました。入居時の初期費用に関しては社会人女性が最も高く、約22万円となりました。
(円)
最寄り駅までの徒歩分数は、学生・社会人ともに半数以上が「10分以内」
最寄り駅までの徒歩分数は、「10分以内」が学生・社会人ともに半数を超え、「15分以内」まで広げると約7割でした。その中でも「7分以上10分以内」の割合が最も高く、学生23.0%、社会人26.0%となりました。
≪住まいのこだわりと探し方≫
最後まで重視したこと「間取り・広さ」がトップ
学生・社会人ともに「間取り・広さ」が最後まで重視したことのトップとなりました。学生は「通勤・通学に便利」へのこだわりも強いようです。学生女性・社会人女性は約40%が「セキュリティー」を重視している一方、学生男性・社会人男性は約20%と2倍以上の差が見られました。
最後まで重視した設備「バス・トイレ別」がトップ
最後まで重視した設備については、学生・社会人ともに「バス・トイレ別」が突出して高く、学生女性・社会人女性では65%以上となりました。学生女性・社会人女性は20%以上が「オートロック」や「モニタ付インターホン」といったセキュリティー設備を重視している一方、 学生男性・社会人男性は約5%と3~4倍の差が見られました。
インターネットで見た平均物件数、学生は9.1件、社会人は11.0件
現在の部屋を探した際にインターネットで見た物件数は、学生・社会人ともに「6~10件」が最多で、学生は平均9.1件、社会人は平均11.0件でした。
問合せをした、訪問した不動産会社数は「1社」がトップ
問合せをした不動産会社、訪問した不動産会社は学生・社会人ともにそれぞれ「1社」が最多でした。問合せをした不動産会社数については「2社」の割合も高く、半数以上が1~2社の不動産会社に絞って問合せをしていることが分かりました。
内見した平均物件数、学生は2.7件、社会人は3.0件
内見した物件数は学生・社会人ともに「1件」が最も多く、学生は平均2.7件、社会人は平均3.0件でした。学生では「0件」が13.7%で、社会人と比較して約5ポイント高く、学生の方が内見をしなかった割合が高い傾向が表れました。「0件」の理由としては、学生・社会人共通して「遠方だったから」という理由が多く見られました。
利用したサイト・アプリは「不動産ポータルサイト」がトップ
現在の部屋を探した際に、利用したサイト・アプリについて学生・社会人ともに「不動産ポータルサイト(アットホーム、SUUMOなど)」がトップでした。次いで、学生は「不動産会社のホームページ」、社会人は「不動産ポータルアプリ(アットホーム、SUUMOなど)」という結果になりました。
≪TOPICS:タイプ別の求める住まい≫
多様化するUNDER30を8タイプに分類
「理想とする住まい観」や「普段の生活意識」に関する質問をし、回答をもとに8つのタイプに分類。タイプ別に「求める住まいの周辺環境」の特徴を分析しました。
住まいの周辺にあると便利だと思う施設・場所、トータル1位は「スーパーマーケット」
住まいの周辺にあると便利だと思う施設・場所については、「スーパーマーケット」「コンビニ」「ドラッグストア」がトップ3となり、生活に必要なものを購入できる場所が重視されていることが分かりました。
タイプ別に全体平均との差が大きいものを見ると、『街も部屋も居心地重視派』はトップ3が+17ポイント以上でそれぞれの施設・場所を特に重視しているようです。また、『セキュリティー重視の慎重派』は「銀行・ATM」を重視、『テクノロジー好きスマートライフ派』は「カーシェアリングサービス」を重視とそれぞれの特徴が見られました。
住まいの周辺にあると楽しくなると思う施設・場所、トータル1位は「カフェ・喫茶店」
住まいの周辺にあると楽しくなると思う施設・場所については、「カフェ・喫茶店」「映画館」「カラオケ店」がトップ3となりました。
タイプ別に全体平均との差が大きいものを見ると、『街も部屋も居心地重視派』は「カフェ・喫茶店」、『トレンド重視派』は「ロケ地・アニメの聖地」「神社・お寺」重視とそれぞれの特徴が表れました。
<参考調査>
ユーザー動向調査 UNDER30 2021 賃貸編
https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/hitorigurashi-202111/<調査概要>
■調査対象/過去2年以内(2021年6月以降)にマンション・アパート・一戸建ての賃貸契約をし、
一人暮らしをしている全国の18歳~29歳の学生・社会人、計2,013人
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2023年6月27日(火)~7月3日(月)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
<調査結果について>
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。この他に「Z世代の住まい観」や「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。
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