居住用・投資用不動産におけるマーケット動向と当社サービスを基にした独自の人気駅ランキングを公開
不動産仲介関連サービスを提供する株式会社 TERASS(東京都港区、代表取締役:江口亮介、以下TERASS)は、居住用・投資用不動産におけるマーケット動向をまとめた「TERASS Market Report」2024年１月版を公開しましたので、ぜひご覧ください。
【すべてのデータやトピックがご覧いただける資料はこちらから】
https://terass.com/marketreport居住用不動産領域では、価格が緩やかに上昇し在庫はコロナ前の水準へ
まず、首都圏における居住用の中古マンション・新築戸建ての価格・在庫の推移です。
（出典：公益財団法人東日本不動産流通機構運営レインズタワーより当社グラフ作成）
【中古マンション】価格は継続して上昇トレンドですが、2023年終盤から少し落ち着きを見せています。在庫は2021年6月を底に、在庫が上昇中です。
【新築戸建】価格は緩やかに上昇してしてきましたが、2021年10月頃からさらに上昇しています。2023年9月頃からは一旦落ち着きを見せている状況です。在庫は2021年5月を底に、在庫が上昇しコロナ禍前と同等の水準になりました。
次に住宅金利動向です。
（出典：ダイヤモンド不動産研究所より当社グラフ作成）
住宅ローンの変動金利の相場は、史上最低金利水準の0.48%となっています。固定金利は日銀の長期金利抑制の方針変化の結果、上昇基調に。一方で変動金利は連動する政策金利に変化がないため、各銀行の金利競争の結果下落し、固定金利と変動金利の金利差が大きい状況となっています。
約2万人が使う家探しサイト「Terass Offer」より、当社独自の人気駅ランキングを公開！
Terass Offerは「一番自分に合った不動産エージェント」を見つけることができる、エージェント提案型家探しサイトです。2020年6月のリリースより3年で累計ユーザー数が約2万人、チャットルーム数（エージェントとユーザーのマッチング数）は7.5万件を超えました。
そのTerass Offer上でお客さまが家探しの希望駅としてご登録されたデータを集計した、当社独自の一都3県における人気駅ランキングは以下の通りとなりました。
（集計期間：2023年7月～12月）
【東京都】目黒は不動のNo.1。目黒区、渋谷区のエリアが人気を上げた一方、中野・高円寺・阿佐ヶ谷・三鷹など、新宿以西の吉祥寺を除く中央線沿線各駅が順位を落としています。
【神奈川県】トップ３の横浜・武蔵小杉・日吉は変動なし。京急・京浜東北線沿線エリアの人気が上がっている一方、溝の口・鷺沼・宮前平など田園都市線沿線が順位を落としています。
【埼玉県】さいたま新都心がトップ3入り。越谷・草加・春日部などの伊勢崎線沿線エリアがじわじわと人気を上げてきています。朝霞台・中浦和・武蔵浦和など武蔵野線沿線の順位がダウン傾向。
【千葉県】１位の船橋・京成船橋は不動の人気。市川・本八幡・新浦安・下総中山や南流山・東松戸など東京近隣エリアの人気が上昇しています。
投資不動産領域では区分マンションの価格が過去最高額に
全国における投資用区分マンション・一棟マンション・一棟アパートの価格と表面利回りの推移です。
（出典：楽待（株式会社ファーストロジック）投資用不動産の市場動向レポート 2024.１.16）
【区分マンション】区分マンションの価格は2四半期連続で上昇中。前四半期の1,883万円から32万円プラスの1,915万円で、前四半期に続き最高額を更新する1,900万円台となりました。利回りは6.91％と、前四半期から0.03ポイント下落しています。
【一棟マンション】一棟マンションの価格は、前四半期の2億913万円から168万円マイナスの2億745万円。前四半期から2四半期連続での下落となりました。利回りは、前四半期の7.81％から0.04ポイントプラスの7.85％で、3四半期連続で上昇しています。
【一棟アパート】一棟アパートの価格は、前四半期の7,377万円から67万円プラスの7,444万円となりました。前四半期は価格が下落したが、今回は上昇に転じました。利回りは、前四半期の9.14％から0.28ポイント増加して、9.42％となり、全四半期から連続して上昇基調となっています。
TERASS代表 江口より
2024年の不動産市場は現在の状況を維持しながら、高止まりと言える状態で進んでいくと思われます。個別エリアの市場動向は異なる可能性がありますが、円安基調下では都心のマンションが引き続き海外投資家から人気を集めることが予想されます。一方で、変動金利以上の固定金利の上昇と、人口流出により、郊外を代表とした年収が低い層向けの市場では購買力が下がり、価格が下落する可能性もあります。
今年の不動産取引においては、マイナス金利解除の可能性を考慮しつつ、資産性の高い物件を見極め、良い住宅ローン条件を活用して住宅購入を進めることが賢明です。また、久しぶりの金利上昇局面の好景気を楽しむ気持ちも大事です。
私たちも、さらによい住宅取引サポートできるサービスを提供してまいります。
■株式会社TERASSについて
TERASSは、DXで不動産売買の顧客体験を進化させる不動産テックと、500名を超えるプロフェッショナルな不動産エージェントによるEnd to Endサービスにより、家を買う人、売る人、働く人すべての個人をエンパワーメントするフルスタック・スタートアップ企業です。
2019年4月に代表の江口亮介により設立、不動産エージェントを仲介業務のDXで支援する「Terass Agent」事業を立ち上げ、2020年6月には不動産エージェントから提案が受けられる不動産サイト「Terass Offer（旧Agently）」をリリース。以後、住宅ローンに関する金融機関との提携、不動産売却時の"囲い込み"を防止機能の実装、クロスボーダー不動産取引における業務提携など、不動産売買をあらゆるシーンをお客さまに寄り添い、オープンな取引へと変革。
いいエージェントといい不動産取引ができる人を増やすことを目指しています。
https://terass.com/
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