不動産DXシステムの活用を通じて、宿泊産業の課題解決に貢献
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹/以下、三菱HCキャピタル)と民泊事業を手掛けるmatsuri technologies株式会社(代表取締役:吉田 圭汰/以下、matsuri technologies)は、このたび、デジタルトランスフォーメーション(DX)システムの活用による宿泊 産業における課題解決を図るべく、資本業務提携契約(以下、本提携)を締結しました。
新型コロナウイルス感染症の収束を受けて、インバウンド需要は順調に回復しており、2023年の訪日外国人旅行者数(推計値)は2,500万人*1を超えるに至りました。日本政府が2030年までに訪日外国人旅行者数を6,000万人とする目標を掲げていることから、2024年以降においてもその増加が見込まれています。一方で、宿泊産業においては、インバウンドを中心とした需要拡大を 背景に、それに応える宿泊施設や客室の確保、深刻なる人手不足の解消、労働生産性の向上といった課題に直面しています。
このような状況下、両社は、本提携に基づき、matsuri technologiesが開発した不動産DXシステムを活用することで、宿泊産業が抱える宿泊先の確保や労働生産性の向上といった課題解決に取り組みます。今回活用するmatsuri technologiesの不動産DXシステムは、宿泊施設における業務効率の向上や省人化を実現するもので、民泊、短期賃貸などを対象とした宿泊管理システムによる完全非対面・遠隔での施設運営、さらには、ギグワーカー*2を対象としたマッチングシステムに よる清掃員の確保などを可能とします。
両社は、三菱HCキャピタルグループが所有・運営する賃貸住宅の空室に、matsuri technologiesの不動産DXシステムを導入、民泊として活用することで、アセットの効率的な運用と付加価値の向上を図ります。将来的には、三菱HCキャピタルグループの賃貸住宅のみならず、ホテル・オフィスビル・物流施設など、他のアセットへの不動産DXシステムの導入も検討していき ます。また、多様な不動産とその運用・管理実績を有する三菱HCキャピタルのノウハウや知見、 ならびにmatsuri technologiesのテクノロジーを組み合わせることで、新たな不動産の開発・取得もめざします。
今後とも、両社は各々の強みを生かすことで、宿泊産業の課題解決に取り組むとともに、民泊の拡大を通じた、日本各地の観光産業の促進ならびに地方創生に貢献していきます。
なお、本提携は、投資を起点としたスタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた、
新サービスの創出、新事業の開発の促進を目的に、三菱HCキャピタルが2023年 4 月に運用を 開始した「イノベーション投資ファンド*3」を活用したものです。
*1 2024年1月17日付日本政府観光局(JNTO)発表「訪日外客数(2023年12月および年間推計値)」
https://www.jnto.go.jp/news/20240117_monthly.pdf*2 オンラインのマッチングプラットフォームを介して仕事を請け負う人々のこと
*3 2023年6月8日付ニュースリリース「総額100億円のイノベーション投資ファンドを創設」
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/2023060801.pdf ■三菱HCキャピタルの概要
■matsuri technologiesの概要
■三菱HCキャピタルグループについて
三菱HCキャピタルグループは、“未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター”を「10年後のありたい姿」に掲げ、その実現にむけて、ファイナンスに加え、有形無形のアセットの潜在価値を最大限に引き出しつつ、それらを活用したサービスや事業経営などに取り組むことで、「ビジネスモデルの進化、積層化」を進めていきます。
わたしたちは、絶えず変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、明るく希望に満ちた未来社会、豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/■matsuri technologiesについて
matsuri technologiesは、テクノロジー主導の新しい空間活用モデルのパイオニアです。
ソフトウェアを主軸とし、ソフトウェアが生み出す価値を最大化するために、細部にわたるオペレーション構築、法律への深い理解、時にはファイナンスを活用し、リアルな産業にソフトウェアを実装します。matsuri technologiesのオペレーションは、自社開発の複数のソフトウェアで最適化され、宿泊者へ提供するサービス品質を落とさずに、最小限の運営工数で回す設計がされています。運用における膨大な量のデータを分析し、ソフトウェアやオペレーションを継続的に改善します。現実世界を深く理解し、テクノロジーを実装することで人々の生活が変わる「意味ある新産業」を創り続けます。
詳しくは、matsuri technologiesのウェブサイトをご覧ください。
https://matsuri.tech/■本件に関するお問い合わせ先
三菱HCキャピタル株式会社
コーポレートコミュニケーション部
〒100-6525 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
TEL 03-6865-3002 (直通)
matsuri technologies株式会社
広報担当
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目8番1号 神楽坂プラザビル 3階
TEL 03-6228-0440
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