ダントーより新たなタイルブランド<Alternative Artefacts Danto>が誕生 -ミラノデザインウィーク2024に出展-

東日本ダントータイル株式会社

2024年4月4日 12時47分

ダントーホールディングス株式会社(本店:兵庫県南あわじ市)は、2024年4月に開催されるミラノデザインウィークにて新ブランド<Alternative Artefacts Danto(略称:A.a. Danto)>を発表します。




ダントーは、瀬戸内海に浮かぶ淡路島で約140年前から続く、日本で最も古い工業タイルメーカーの一つです。<A.a. Danto>は先鋭的なクリエイティビティ、たゆまぬ陶土の研究開発、そして精緻な製造技術によって過去と未来をつなぎ、デザインを通してタイルの可能性を広げます。発表の場となるのは5VIE地区、8世紀に建てられた建物です。ここで過去から未来へ、暮らしの中におけるタイルの可能性を提案する「Archaeology of Tiles」と題したインスタレーションを発表します。

展示では、クリエイティブディレクションを担うTeruhiro Yanagihara Studio、そしてA.a. Dantoの最初のコラボレーターであるIndia Mahdavi(インディア・マダヴィ)がデザインしたコレクションを初めて披露するとともに、淡路島で作られていた19世紀の珉平焼やタイルなどの展示を通し、今日まで重ねてきた歴史を振り返ります。

< 出展概要 >
エキシビジョンタイトル:Archaeology of Tiles(アーキオロジー オブ タイルズ)
ブランド名:Alternative Artefacts Danto /略称:A.a. Danto
(オルタナティブ アーティファクツ ダントー / エー エー ダントー)
会期:2024年4月16日(火)~21日(日)10:00 ‒ 18:00
住所:Via Cesare Correnti 14, 20123 Milano https://goo.gl/maps/NkBNMhjKvqNhjAny9

数百年前に建てられた美しい建物のBertaを舞台に、過去から未来へと続く、A.a. Dantoのコレクションを展示、発表します。



PROJECT CONCEPT

1885年より続く淡路島のタイルメーカーによる、デザインを通してタイルの可能性を探るブランドです。Teruhiro Yanagihara Studio によるクリエイティブ・ディレクションのもと、従来のタイルの形、用途にとらわれることなく、素材としてのタイルの可能性を探るプロジェクトです。 世界で活躍する建築家やデザイナー、アーティストをコラボレーターとして日本に招き、新たな視点からタイルづくりに取り組んでいきます。コラボレーターは江戸時代の珉平焼に始まるダントーの歴史を遡り、タイル職人たちの技や、陶土の開発から取り組むことで生まれる独特のタイルの色合い、特殊な造形にも対応できる量産体制などに触れることになります。こうした伝統、技術を活かしながらも自由なアプローチでタイルと向き合います。タイルのもつ可能性について、A.a. Dantoのクリエイティブ・ディレクター柳原照弘は次のように話します。 「タイルで空間の雰囲気を一変させることもできます。ダントーのタイルは土を焼成してできるため、陶器のような手触りでぬくもりを感じます。このプロジェクトを通して内装材としてのタイルの可能性を広げていきたいのです」 心に残るタイル――普遍的な土と伝統的技術、そして常に新たなものづくりに挑戦してきたフロンティア精神、そこにクリエイターたちの視点を加えることで、A.a. Dantoは淡路島に新たな息吹をもたらしていきます。






DESIGNER PROFILE

Teruhiro Yanagihara Studio(テルヒロ ヤナギハラ スタジオ)
2002年、デザイナーの柳原照弘(やなぎはらてるひろ)によって創設され、日本、フランス、英国、オランダなど、多拠点から参画するスタッフとともにレストランやショップの空間デザインから、家具、テーブルウェアなどのプロダクトデザイン、テキスタイルデザイン、さらに香りのデザインまで、国内外で多岐に及ぶプロジェクトを手がけるデザインスタジオ。プロジェクトのクライアントとなる企業やブランドの価値の本質を見極め、その世界観を包括的に伝える上で、空間や商品だけではなく、コミュニケーションツールなどのアートディレクションを含めたブランディング構築を手がけることもある。そのために、プロジェクトが生まれる土地の歴史や風土を入念にリサーチし、とりわけて伝統的な素材や技法に目を向け、伝統が時代に置き去りにされることのないよう、現代の暮らしの中に伝承していくデザインに意を注ぐ。こうしたデザイン活動を行うとともに、ものづくりの思考やプロセスを表現し、また共感するアーティストやデザイナーのクリエイションを発信する起点として、神戸と南仏の古都アルルにフランス語で波を意味する「VAGUE」という拠点を設ける。

India Mahdavi(インディア・マダヴィ)
フランス・パリを拠点にする建築家、デザイナー。2000年、パリ7区のラス・カーズ通りに建築からインテリア、空間設計、家具やプロダクトにいたるまで、分野をまたいでデザインを手がけるスタジオを開設し、その同じ通りにショールームやショップも設ける。独特の色彩とユーモアのセンスによって、現代に おける心地よさとエレガンスを併せ持つ独創的な空間づくりで知られる。色彩感覚に優れ、さまざまな文化圏への眼差しから生まれるインディア・マダヴィのクリエイションは、異なる文化が入り交じることで、特定の風土を限定しない、コスモポリタンかつ洗練された生活芸術を提案している。


Production:ダントーホールディングス株式会社
Creative Direction: Teruhiro Yanagihara Studio
Website: aa-danto.com
Instagram: @a.a.danto(https://www.instagram.com/a.a.danto/)
 

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