#リゾートマンションの空室活用 | 7月のフジロック開催中に苗場のリゾートマンションの空室を利用できる『ワンデーオーナーシステム』を4月1日からWEBで公開しすでに利用のお申し込みを頂いています。
○この問題の本質は空室のマンションを誰でもが手軽に利用できるシステムがないことであり、これを解決するこのシステムの主な内容・目的が下記の(イ)~(ホ)です。
イ)空室を利用する人が、利用する日だけの所有権者になれば、その日は所有権者として利用できます。
ロ)日本では『所有権の1日売りというシステム』は今までありませんでしたが、これは法的には全く問題はありません。
ハ)このシステムを【ワンデーオーナーシステム】と当協会は名付けましたが、このシステムにより所有者になった場合に利用することは旅館業法の免許が必要か否かを新潟県・東京都・静岡県の各保健所に問い合わせた結果、全ての回答が『旅館業の免許は不要である』との回答でした。
ニ)この回答により当協会は早速このシステムの特許を本年2月5日に弁理士に依頼し特許の申請を完了し、さらに3月25日に一般社団法人リゾートマンション活性化協会を設立し登記を完了しました。
ホ)この協会の目的は全国に9万人いるリゾートマンション所有者(ほとんどが高齢者)が抱える空室や相続の問題を解決する方法としてこのシステムの活用を広く告知する目的です。
■近年大きな社会問題に発展
この問題の具体的な実例として近年各方面のメディアでよく取り上げられるのが、新潟県越後湯沢のリゾートマンション問題です。湯沢町の人口は約8,000人なのに対して、なんとここに15,000戸のリゾートマンションがバブル期に建設され、これを買った人たちが長年所有し全員が高齢者となって相続問題にまで発展し自殺者まで出て困っています。
その困っている理由として挙げられるのが、このマンションをホテルとして利用できない点です。民泊で広く貸し出すことも出来ず、所有者の身近な人しかこのマンションは利用できない為に90%が利用できないまま空室として放置されているのが現状です。
■この空室問題を解決するために当協会のシステムを活用する
1.この問題を解決する為に当協会(一般社団法人リゾートマンション活性化協会)のメンバーである高齢者が所有しているリゾートマンションを7月の下旬に毎年行われるフジロックコンサートのおよそ15万人の来場者に向けてコンサートの期間中に安い価格でリゾートマンションが利用できる旨のWEB申し込みフォームを作り発信したところ、たった1週間で約1,000件の閲覧があり多数の利用申し込み者を受け付けました。この反響を見て当協会は、現在あるおよそ9万戸のリゾートマンションの空室を活用して一般に利用できるシステムを提供すれば非常に多くの需要があることを確信しました。その理由はフジロックコンサートの会場には約2,000室(4,000名収容)のホテルと旅館しかありませんので、その他146,000人のうちの宿泊希望者はキャンプで野宿か車の中で過ごすしかないのが実情で、空室の供給が明らかに足りていないのが今回色々と調べて分かったからです。
夏の暑い日盛りの最中に行われるコンサートですから体調不良者も続出し、私たちリゾートマンションの所有者も毎年それを見ていたので、これを救済するためにこのマンションを提供することは人助けになると考えています。尚、この15万人の中には幼い子供たちも多数いますのでとても気の毒です。この1点を見ても社会的に意義のあるシステムであると考えます。
2.冬(1月~3月)のスキーシーズンはバブル期には1日におよそ10万人の利用者が訪れた日本一のスキー場でしたがスキー人口の減少とともに来場者が少なくなりこれを打開して湯沢町全体のスキー人口を増やすためには格安に利用できるマンションを提供し日帰りでないスキー客を確保することが一番の方法です。このために寄与するのが、この15,000室あるリゾートマンションを旅館ホテルの約半額で利用できるこのワンデーオーナーシステムです。このシステムを使いリゾートマンションの空室を提供すれば湯沢町のスキー客はもっと増えるはずです。
ちなみに湯沢町で小さなマンションを宿泊用に民泊営業した実例が存在します。そのマンションの営業成績のデータがWEB上に掲載されていますので、その年間利用のグラフをここに掲載しますが、冬のスキーシーズン100日間で年間利益の70%を稼ぎ出し残りの20%はフジロックで稼ぎ、残りの10%は春と秋の行楽客で稼いでいます。このデータによると年間売上は130万円~150万円あり、運営業者の経費を差し引いても年間約40万円が配当されており各所有者は非常に喜んでいると記載されています。
参照URL:
https://www.kenbiya.com/ar/ns/jiji/resort/6382.html尚、副次的な効果としてこのマンションは、この営業方針をとるまでマンションとして売りに出してもほとんど買い手がつきませんでした。つまり資産価値は0だったのです。ところがこの方式での運営を数年行った結果はこのマンションは安くても1室200万の買い手が付いています。しかし人間はこうなったら誰も手放さないのが現状です。
湯沢のこのマンションの所在地よりも苗場スキー場周辺のほうが全国的に有名ですし、フジロックもこの苗場でおこなわれるので前記の民泊営業中のマンションと同程度の収益が見込めると思います。したがって空室が減り、収益もあがり相続問題の解決につながると確信しています。
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