まちづくり・アリーナ建設に向けたチャレンジについて
2024年4月24日
株式会社アルファーズ
はじめに
「越谷アルファーズ」の前身は1997年に企業のバスケットボール部として創部しました。
関東実業団連盟6部からのスタートでしたが、バスケットボールにひたむきに取り組む多くの人々の努力によって「プロクラブ」への道を開拓し続け、 2015年7月に新リーグ「B3リーグ」への参入権を獲得。
その後、プロリーグであるB.LEAGUEの参入を見据え、2017年11月埼玉県越谷市とホームタウン提携を結ぶことにより2018年にはB2ライセンスを獲得。「越谷アルファーズ」としての歩みをスタートしました。
アルファーズはこれからも、ここまで歴史を紡いできてくださった多くの皆様への感謝とリスペクトを胸に我々を受け入れてくださった「越谷」「埼玉」の地でチャレンジを続けたいと願っております。
B.LEAGUEは2026年からのリーグ構造の変更を伴う、大きな変革(※)により新時代を迎えます。
※B.革新:
https://www.bleague.jp/new-bleague/売上高や入場者数の2期連続達成、VIPルームなどホスピタリティを備えた『アリーナ』の完成といった、B.革新で超えるべき高いハードルがある状況ですが、我々は新リーグでも頂を目指して、B.PREMIER参入条件を満たすことができるクラブとなれるよう、チャレンジを続けると共に、越谷・埼玉の皆様にとって「越谷アルファーズ」があることの意味を最大限に高めていきたいと考えております。
「越谷アルファーズ」をきっかけに経済・社会・文化などを活性化させ、
「越谷」「埼玉」に暮らす人々の意欲向上も後押しし、地域を持続的に発展させる存在となれるように。
子どもたちにとっての夢・希望となれるように。
アルファーズはチャレンジを続けます。
アリーナ建設を目指した動きについて
2024年3月27日に、新ホームアリーナ実現を目指すための越谷市への要望書を提出しました。
現在ホームアリーナとして使用させていただいいている「越谷市立総合体育館」について、越谷市はもちろんのこと、施設の皆様にもクラブの活動に理解をいただき、最大限のご配慮をいただいているところでありますが、B.革新が定める新しいホームアリーナの基準に照らしますと、残念ながら総合体育館は施設の基準を満たすことができない状況にあります。
これを踏まえ、越谷市が所有するレイクタウンの水辺のまちづくり館および隣接地、およそ1万平方メートルの土地の使用およびご支援についてご配慮をお願いする旨を要望書として提出させていただきました。
クラブ代表上原和人コメント
越谷アルファーズでは、これまで、B.革新を踏まえて、B.PREMIER参入を目指すのかどうか、明言をしてきておりませんでしたので、
今回初めてB.革新を踏まえたクラブビジョンを発表させていただくこととなります。
その中で、まず何よりも先にお伝えしたいのが、我々が「越谷をホームとした活動を続けたい」という思いを強く持っているということです。
前述させていただいております通り、アルファーズは、前身時代からの長い歴史の中で、越谷という地に受け入れていただいて、プロバスケットボールリーグであるB.LEAGUEに参入することができました。
クラブが成長し、「トップリーグ」(現B1リーグ)を目指すようになり、企業チームからプロクラブへ変革する中、B1ライセンスを取得できたのも、越谷市のご理解、ご協力があってのことでした。
そして我々はこの地で、存在意義を高め、「このまちには越谷アルファーズがある」と皆様に誇りに思っていただけるようなクラブを目指し、まちの活性化、価値向上に貢献できるよう、努めてきました。
「この越谷の地で、B.PREMIER参入条件を満たすクラブを目指す」
これが我々の次なる目標、チャレンジとなります。
そして、B.PREMIER参入条件の中でも、我々にとって最も大きなハードルとなっているのが、
“VIPルームなどホスピタリティを備えた『アリーナ』の完成” です。
そのために、新ホームアリーナ実現を目指した要望書を越谷市に提出させていただきました。
決して簡単なチャレンジでないですが、新たな「ホームアリーナ」をゼロからつくる挑戦ができることにワクワクする気持ちも大きいです。
そしてそれを、クラブのためのアリーナではなく、地域の皆様にとっての「夢のアリーナ」を目指していきたいと思っております。
もし、アリーナが実現すれば、と考えると、
○エンターテインメント性の高い非日常体験ができる場所として。
○バスケットボールだけでなく、他のスポーツや、さまざまなイベントやライブに触れられる場所として。
○アリーナをきっかけに越谷を訪れ、観光・飲食・宿泊する人が増え、アリーナ周辺だけではなく越谷市全体の経済が
活性化し、にぎわいを生み出せるように。
○防災施設として有事の際の安心の場に。
○アリーナをきっかけに商店会や自治体、企業などが集まり、「まちづくり」を考え、活発に意見交換をする場に。
○新たな教育の可能性を広げ、子どもたちにとっての有益な場に。
・・・などなど、さまざまな可能性が想像できます。
皆様にとってどんな夢のあるアリーナを目指していくか、希望の詰まったチャレンジです。
先日のレギュラーシーズン最終戦での一体感空間、皆様からの「Let’s GO ALPHAS」コールに、改めて、
この地で皆様と共にチャレンジしたい、皆様を新アリーナに迎え入れたい、という思いが強くなりました。
私自身思い入れのあるこの地で、皆様にとっての夢のアリーナを。
ぜひこのチャレンジにご理解、ご支援をいただけますと幸いです。
Bリーグ 島田慎二チェアマンコメント
越谷アルファーズのファン、パートナー企業、越谷市をはじめとするアルファーズにかかわるすべてのみなさまへ。
いつもアルファーズへの熱い応援ありがとうございます。この度「まちづくり・アリーナ建設に向けたチャレンジについて」がクラブより発表されたことを嬉しく思います。
アリーナは従来の体育館と異なり、「する」人だけでなく「みる」人に重きを置いた施設であり、エンターテインメントなどの興行による収益化で地域のプロフィットセンターとなるものです。それだけでなく、近年は防災拠点となる事例や、交流人口の増加によって地域にもたらす顕著な経済効果があるなど、バスケットボールにとどまらず地域課題解決や街づくりに欠かせない施設となってきています。
例えば、すでに完成している沖縄アリーナやSAGAアリーナにおいては、クラブの入場者数が数倍増加したうえに、琉球が入場料収入でJリーグの上位クラブに肩を並べる水準まで成長しました。地域の経済的効果という点においては、SAGAアリーナに有名アーティストがコンサートに訪れ周辺施設や宿泊施設の稼働率が上昇したほか、社会的効果という点においては沖縄アリーナも昨年の台風被害の避難所として使用されました。(
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1760302.html) この様に、アリーナは地域に経済的かつ社会的な効果を多くもたらすものであり、B.LEAGUEにおいても、公表されているものだけで既に10か所以上の案件が進んでいます。多くの方々に応援されているアルファーズのホームタウンである越谷市に、「アリーナ」建設が本格的に検討されることは大変喜ばしいことであり、みなさまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
B.LEAGUE チェアマン
島田慎二
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