Vertex、日本郵政キャピタル、三菱商事、ゼンリンFP、三菱地所CVC(フォローオン)よりセカンドクローズで調達
ソフトウェアを主軸に、空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を提供するmatsuri technologies株式会社(本社:東京都新宿区)は、総額13.4億円のシリーズDの資金調達を実施したことをお知らせいたします。
本ラウンドのセカンドクローズでは、新規投資家からVertex Ventures SEA Fund V Pte. Ltd.(以下、Vertex社)、日本郵政キャピタル株式会社、三菱商事株式会社、ZFP第1号投資事業有限責任組合より出資、既存投資家のBRICKS FUND TOKYO(三菱地所株式会社のCVCファンド)及び他2社より追加出資を受け、資金調達を行いました。
今回の調達では、ファーストクローズ同様にStayX事業とシナジーがある事業会社様及びVertex社より長期保有を前提とした出資合意となりました。
シリーズDを通して、シナジーのある事業会社からご出資いただくことができ、事業成長と協業の発展へ強く期待を感じるラウンドとなりました。ご出資頂いた皆様からの成長期待に応えるとともに、観光立国に向けて、新しい宿泊のインフラを提供すべく尽力して参ります。
ファーストクローズについてはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000968.000022329.html■セカンドクローズの背景-事業の状況-
訪日客(インバウンド)は大幅に回復しており、2023 年には合計2,500万人* を記録しました。観光業界全体のみならず民泊業界でも盛り上がりをみせております。
2023年は、ポストコロナとなりインバウンドを中心とする宿泊需要が大幅に回復し、チェックイン数は前年比434%と大きく伸びています。この数値は、私たちの供給施設数の増加と、1か月単位での利用が中心だったコロナ禍から、ポストコロナにおいて、宿泊単位での観光需要が一気に回復し、1泊単位の宿泊が増大したことを表しています。
* 日本政府観光局(JNTO)発表
■セカンドクローズの背景-今後の展望-
ファーストクローズに続き、私たちの展開するStayX事業を拡大するため、事業提携によりシナジーが見込める企業から資金調達を行いました。
調達した資金をソフトウェアの強化、施設数の増加、採用の強化に使用し、事業成長を加速させ、観光立国に貢献していく所存です。
(運用施設実例)
■投資家様からのコメント
Vertex Ventures SEA and India*
シニア・エグゼクティブ・ディレクター Nikhil Marwaha 様
日本で急速に成長する観光産業(インバウンドおよび国内市場)で事業を展開するmatsuri technologiesとパートナーシップを発表できることを嬉しく思います。matsuri technologiesは、B2BとB2Cを融合したユニークなビジネスモデル、供給パートナーとの長年の関係、及び堅牢な基盤となるテクノロジープラットフォームを備えた革新的な企業であり、大きなマーケットシェアを獲得するための実力を保有しています。Vertexの持つ東南アジアでの深いネットワークを活用することで、matsuri technologiesと連携し、展開することを楽しみにしています。
日本郵政キャピタル株式会社 代表取締役社長 丸田俊也 様
matsuri technologies株式会社は、多様なソフトウェアの自社開発だけでなく、オペレーション改善も行うことで、テクノロジーとリアルな世界をつないでいることが素晴らしく、出資させていただきました。同社の「意味ある新産業を創り続ける」というミッションと、日本郵政グループの目指す「共創プラットフォーム」は志を同じくすると考えており、日本郵政グループの強固なネットワークと郵便・物流、金融、不動産等の幅広い事業アセットを活用し、協業を推進していきたいと考えています。
三菱商事株式会社 社会インフラグループ
国内都市開発・デジタルインフラ本部長 田村将仁 様
三菱商事の社会インフラグループでは、『街を創り、社会を創り、未来を創る』をミッションとし、社会の課題解決・発展をリードし、豊かな未来を創造することを目指しております。最新のテクノロジーやイノベーティブなアイディアを有するスタートアップとの協業により、DX加速や新規事業創出を目指すオープンイノベーション推進の一環で、同社への資本参画を決定いたしました。不動産事業領域における先進的な取組みを行う同社との共創を通じて、不動産の付加価値向上や新たな収益モデルの構築を進めるとともに、インバウンド経済の発展・活性化に貢献して参りたいと考えております。
株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ 代表取締役 松下春喜 様
matsuri technologies株式会社は、民泊という労働集約的な産業を自社開発のソフトウェア群を活用したオペレーション改革により新たな産業に創りかえるという高い志を持っています。コロナ禍を乗り越えた逞しさで、今後は民泊のオペレーション改革にとどまらず、不動産の価値自体を再定義してくれる企業へと飛躍していくことを期待しています。弊社は、同社の目指す「意味ある新産業」の創造に共感し、事業の進展を支援してまいります。
BRICKS FUND TOKYO
三菱地所株式会社 新事業創造部 主事 橋本雄太 様
株式会社プライムパートナーズ 共同代表パートナー 長谷川勝之 様
シリーズCに引き続き、追加出資の機会を頂けたことを大変嬉しく思います。吉田社長をはじめとする経営陣のリーダーシップのもと、この2年あまりで同社の事業は飛躍的な成長を遂げています。テクノロジーを活用して宿泊や短期賃貸といった用途を柔軟に組み合わせ空間の価値を最大化する「StayX」は、急増するインバウンドのみならず、ノマドワーク、マイクロツーリズムなど多様化するユーザーのニーズに対応し新たなライフスタイルを生み出すためのインフラとして更に発展することが期待されます。本ファンド及び三菱地所グループでは、不動産業界の様々な課題を解決し、産業の発展に貢献するパートナーとして、引き続き同社の成長を支援してまいります。
* Vertex Ventures SEA & India について
Vertex Ventures SEA & India (VVSEAI)は、イノベーティブでスケーラブルなビジネスを創造する経営陣とパートナーシップを築いていきます。アーリーステージの新興企業への投資として、Grab、Patsnap、Nium、First Cry、XpressBees、Licious、17Liveなどへ投資実績があります。VVSEAIは、豊富なオペレーションノウハウ、資金力、人材、パートナーとカスタマーのアクセスを生かし、グローバルな事業創造を支援しています。昨年調達した5億4,100万ドルの5号ファンドから、株式会社産業革新投資機構(JIC)の支援も受けており、日本国内のVCと共に、東南アジアやインドに進出を目指す日本企業をサポートしています。
■StayXとは
「StayX」とは、ソフトウェアを主軸に、空間の価値を最大化するソリューションです。
1つの空間をフレキシブルに変化させ、様々な用途に対応させることが可能です。
例えば、2年でしか貸し出すことができなかった賃貸の物件が、1泊単位の宿泊や、1か月単位の短期賃貸で運営できる施設に生まれ変わります。
私たちのソフトウェアによって、インターネットでの集客や、リアルタイムでの在庫管理、価格調整、AIを用いた清掃員管理など、ビジネスのあらゆる側面をカバーでき、無人での施設運営が可能になります。
人口減少による労働力不足をソフトウェアの力で解決し、必要な人に必要な空間を届けることで、社会インフラの新しい形を創ります。
StayX公式サイト
https://www.stayx.io/■採用について
私たちは更なる事業成長に向けて、「エンジニアリング」「マーケティング/データ分析」「カスタマーサポート」「不動産営業」「経営企画」など幅広い職種、領域でメンバーを募集しています。
私たちのMISSIONである「意味ある新産業を作り続ける」にご共感いただける皆様のご応募をお待ちしております。
(採用サイト)
https://www.matsuri.tech/recruit#Human%20Resources■matsuri technologies株式会社 概要
本社 : 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目8番1号 神楽坂プラザビル 3階
事業内容:情報通信業、ソフトウェア開発業、住宅宿泊事業、不動産賃貸業
代表者 :代表取締役 吉田圭汰
設立 :2016年8月
資本金 :100百万円(2023年2月末時点)
URL :
https://matsuri.tech/■プレスリリースに関するお問い合わせ先
matsuri technologies株式会社
TEL:03-6228-0440/FAX:03-6228-0450
メール:pr@matsuri-tech.com
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