パラスポーツの振興へ向けて講演
ケイアイスター不動産株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役社長/塙 圭二、以下「当社」)のケイアイチャレンジドアスリートチームに所属する山本 典城(やまもと よしき)監督と、デフフットサルの岩渕 亜依(いわぶち あい)選手が、東京都と(公社)東京都障害者スポーツ協会が主催する「令和6年度東京都パラスポーツセミナー」で、「デフスポーツの関係者から行政に知ってほしいこと」をテーマとした講演会(以下「講演会」)に講師として招かれました。
セミナー当日の様子
講演会の様子
講演会当日(2024年6月19日)は、戸山サンライズ(東京都新宿区)にて区市町村職員等のみなさまを対象に多くの方にお集まりいただき、オンラインでも配信されました。
講演会が始まると、東京都生活文化スポーツ局スポーツ総合推進部パラスポーツ課の松坂課長より開講式・オリエンテーションがあり、公益財団法人日本パラスポーツ協会スポーツ推進部スポーツ推進課推進係の小島係長による「地域におけるパラスポーツの振興」、調布市生活文化スポーツ部スポーツ振興課の吉野課長補佐兼スポーツ振興係長の「自治体における事例紹介」と続きました。
講演最後のパートでは、デフフットサル監督の山本と同選手の岩渕による「デフスポーツの関係者から行政に知ってほしいこと」について講演いたしました。
「デフ」とは英語で「deaf(聞こえない人、聞こえにくい人)」という意味で、ろう者(デフ)フットサルとは、聴覚障がい者のフットサルであり、競技中は補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないフットサル」の愛称で呼ばれています。ピッチ上ではアイコンタクトや手話でコミュニケーションをとっています。ルールは健常者と変わらず、唯一違うのは主審も旗を持っており、笛と旗で合図する点です。
講演内容については、山本が10年に渡り女子デフフットサルチームを率いて世界大会などで実績をあげてきた経験から、「障がい者にとってのデフスポーツ(パラスポーツ)の意義」や、岩渕の世界大会で優勝するまでの苦労を踏まえ、「施設運営やイベント実施における行政に求める配慮や工夫」についてお話し、これからの共生社会の実現を目指す上でひとつの指針となるよう実体験をもとにした内容で30分間講演しました。
昨年11月の第5回女子デフフットサル世界大会では女子デフフットサル界としては史上初の世界大会優勝を飾った岩渕と、そこで最優秀監督賞も受賞した山本の講演は、参加されたみなさまからも感嘆の声が各所で飛び交い、各自治体に持ち帰り活かそうという熱気が伝わる様子で進みました。
■講演会後のコメント
【山本監督】
今回は区市町村職員等のみなさまを対象とし、パラスポーツの取り組みを考えるきっかけの場として行われた、東京都パラスポーツセミナーにて講演をさせていただきました。
デフスポーツの関係者としての立場から「行政に知ってほしいこと」というテーマで、私自身がデフフットサルの監督をやってきたなかで感じたことや経験したことについて、特にデフスポーツの意義や指導者、ボランティア等の重要性、また普段私たちが実施しているデフスポーツ体験会での工夫の仕方などの話をさせていただきました。
来年には東京でデフリンピックが開催されることから、今後様々な場所でデフスポーツを周知していく為の動きが更に活性化するかと思います。
【岩渕選手】
東京都の行政活動に従事する方々に、当事者の声として講演の機会をいただきました。短い時間でしたが、とても貴重な時間でした。私たちアスリートだけでなく、行政の力があればパラスポーツの普及にとても大きな影響が広がると感じました。
デフスポーツのアスリートとして、今後もデフスポーツの周知活動をしていきつつ、行政とも積極的に協力していけたらと思います。
■ ケイアイチャレンジドアスリートチームとは
「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念として、障がいを乗り越えるだけでなく、さらなる高みを目指してチャレンジを続けるパラアスリート集団として、2019年4月に「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」を発足しました。
現在は、9名が所属しており「デフフットサル」、「デフサッカー」、「ろう者柔道」、「車いすバスケットボール」、「車いすバドミントン」の各競技で活躍しています。
トップアスリートとして高いレベルのトレーニングと競技を続けながら、社内研修の講師や商品開発に携わるほか、イベントや体験会を通してパラスポーツ認知向上のための啓もう活動を積極的に行っています。これまで、埼玉県本庄市を中心に県内外の企業や自治体、教育機関などと連携した体験会やパラスポーツの冠大会を開催し、延べ1,500名以上の方々にパラスポーツを体験していただきました。
公式サイト:
https://www.athlete.ki-group.co.jp/■ ケイアイスター不動産株式会社とは
「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をビジョンに掲げ、『高品質、だけど低価格なデザイン住宅』を提供しています。仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAIプラットフォーム」を構築。テクノロジーの積極的な導入とコンパクト戸建住宅による独自のビジネスモデルによって、国内分譲住宅市場シェアの拡大を図ります。今後も不動産業界のDXを牽引するリーディングカンパニーとして、価値ある分譲住宅を提供していきます。
事業エリアは、首都圏を中心に全国各地で戸建分譲事業を展開。年間8,202棟(土地含む)を販売(※)しています。2024年3月期の売上高は2,830億円(※)。一般社団法人日本木造分譲住宅協会の立上げに参加し、国産木材の利用を促進するなどESGにも力を入れています。
(※グループ連結数値)
【会社概要】
社 名 ケイアイスター不動産株式会社(コード番号:3465 東証プライム市場)
代 表 代表取締役社長 塙 圭二
所在地 〒367-0035 埼玉県本庄市西富田762-1
資本金 4,816百万円(2024.4.1現在)
設 立 1990年11月
従業員数 2,790名(連結 / 2024.4.1現在)
U R L
https://ki-group.co.jp/事業内容 戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業 ほか
【リリースPDF】
https://ki-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/2024.07.02_tokyoparasports_seminar.pdf【報道関係者からのお問合せ先】
ケイアイスター不動産株式会社 広報室 広報課
TEL:03-5299-7575 FAX:03-5299-7562 E-mail:press@ki-group.co.jp
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