【誰にでも起こり得る危険】ファイテックが福岡市で発生した火災の被災者を支援

ファイテック

2024年7月17日 10時47分

家庭でも調理中に発生する天ぷら火災の被災者に対し寄付を行いました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48262/35/48262-35-10fa870668feb2da5719d73b66cc3b9d-1440x1440.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
火災消火後の写真

 株式会社ファイテック(本社:愛知県大口町、代表取締役:林 富徳)は7月11日、火災に遭った被災者に対し、ファイテック投てき用消火用具に付随しているサービスのお見舞い金3万円に加え、火災被害への義援金17万円を寄付しました。

 福岡市内のマンションで大規模な天ぷら火災が発生しました。火災の原因は、被害に遭った本人(福岡県在住、武藤さん)が、から揚げを作っている最中に目を離した隙に天ぷら油が自然発火したことでした。火災報知器が発報し、気付いた時にはキッチン全体が炎に包まれていました。武藤さんは、ベランダの窓を開けて一度は逃げようとしましたが、消火用具があることを思い出し、保管していたファイテック投てき用消火用具を投げて初期消火を試みました。

 幸いにも消火用具の迅速な使用が功を奏し、火の勢いはすぐに収まり、その後、消防隊が到着し、火は完全に鎮火されました。武藤さんは駆け付けた消防士に「よく投げましたね、おかげで消火はできていましたよ。放水をしなくて済んだのは、消火剤のおかげですよ」と言われたと振り返り、消火用具の有効性を実感したと語りました。

 今回の火災は、初期消火の重要性と消火用具の適切な配置が命と財産を守る上でいかに重要であるかを再認識させるものとなりました。

 私たちは、地震や水害も災害ですが、個人にとって火災は地震と同様の大災害であると考えています。ファイテックが今回、被災者へ義援金の寄付を行ったのは、火災保険で被害が補いきれず、自己負担が多かったという悲痛な話を聞き、少しでも生活復旧を助けたいという思いからでした。 

 私たちは、一人でも多くの人が火災被害から自分の命を守れる社会の実現を目指しています。また、継続的に被災者を支援することで社会に貢献し、このような事例を広く啓発することで、同様の被害を未然に防ぐことを願っています。

 ファイテックは、過去にも2018年に起きた北海道胆振東部地震や、2019年に発生した千葉県の台風15号、19号の災害の被災地に出向いての災害支援活動や、2024年の能登半島地震が起きた際にも義援物資の緊急支援を行うなど、数々の支援活動を行ってきました。

 代表取締役である林の「利益は社会からの預かりものである」という考えから、人の命を守るため、私たちはこれからも利他の精神で社会に貢献していきます。

 武藤さんからは、火災の恐怖と同様の被害を防ぐために今回の火災を広く啓発してほしいという強い要望が寄せられました。そのため、以下に武藤さんの体験談を掲載いたします。
・火災が起きた原因
 火災が起きたのは、から揚げを作っている際に目を離して冷蔵庫の中を見ている間に、別の部屋の火災報知器が発報し、すぐに別の部屋へ行き確認しましたが異常はなく、振り返るとキッチン全体に火が回っている状態でした。

 駆け付けてくださった消防士の方に火災が起きた時の状況を話したところ、原因は気化した天ぷら油が自然発火したのではないか、という結論に至りました。

 今までは火をつけたままコンロから目を離すことはありませんでしたが、一人暮らしをして1年以上経っており、日常的に料理をしていたので気が緩んでいたと思います。

・炎を見たときの心境
 火災が発生したという状況を受け入れられず、ものすごい炎の熱気を感じ、ただ絶望して20秒ほど何をすればいいかなどの判断ができませんでした。

・火災が起きた時の行動
 火災が発生してしばらくは動けませんでしたが、何かしなければと思い、最初にベランダの窓を開け避難しようとしました。しかしその後、消火用具があることを思い出し、急いで消火用具を取りに行き、無我夢中でボトルを炎に向かって投げてから、再びベランダに逃げました。

・火災時の反省点
 冷静になってから振り返ると、激しく燃えているキッチンに走って向かうのではなく、低い姿勢で口に布を当ててキッチンに向かうべきだったと思います。また、消火用具はボトルタイプのものを投げましたが、天ぷら火災用の消火剤が付属していたので、そちらを使うべきでした。

 当時は本当にパニック状態で、119番の緊急通報より先に友人に電話をしてしまったり、火災という異常な状況の中では冷静な判断は出来ませんでした。

・初期消火について
 ファイテック投てき用消火用具は、使い方が投げるだけだったので、とっさに使えました。投てき用消火用具を買った時にはまさか自分が使うことになるとは一切思いませんでしたが、消火用具のおかげで被害を最小限に抑えられたので、備えておいて本当に良かったです。

 消防士の方からも「よく投げましたね、おかげで消火は出来ていましたよ。放水をしなくて済んだのは、消火剤のおかげですよ」と言われ、別の部屋や隣家に延焼する前に鎮火できたと知り、本当に安心し助かりました。

 安全栓を抜き、ノズルを炎の方へ向け、レバーを引くような一般的な消火器であれば使えなかったと思います。また、実際には逃げた方向がベランダ側でしたので、共用スペースにある消火器のことは思い出せたとしても、玄関のほうは煙が充満していて取りに行けなかったと思います。

・火災後の状況
 別の部屋まで被害が広がらずに安心しましたが、キッチン設備の交換となり、他にも燃えたものなど合わせて100万円以上の被害が出ました。大部分は火災保険で補えたのですが、燃えたものがどんな商品であったか、金額が分からず請求できない物もあり、結果的に火災保険で申請した以上の金額が必要になってしまったため、ファイテック投てき用消火用具に火災見舞金サービスがあり、本当に助かりました。

・今後の防災対策
 一番大事なのは火から目を離さないこと、移動する時には必ず火を止めることです。また、実際に火災が起きた際に火元に消火用具を設置していると、火元に向かう際にとても危険なので、リビングなどの普段から目に付く場所に設置した方がいいと思いました。

 辛い記憶の火災の体験をお聞かせいただきました武藤さんには感謝を申し上げます。

※本件事例では、キッチンの壁に消火用具を投げて消火することができましたが、天ぷら油の鍋に直接投げ入れると油が飛び跳ねてとても危険です。必ず付属の天ぷら油火災用消火剤をご使用ください。
※本体験談は、実際の体験をもとに、ご本人が特定される恐れのある日付、住所を伏せて一部省略しながらも内容を変更せずに投稿しています。
- 家庭での天ぷら油火災の危険性

 家庭での調理中に発生する天ぷら油火災の危険性が改めて浮き彫りになっています。本火災もその一例です。他にも川崎市での火災でも、住人が目を離した間に天ぷら油が引火し、天井まで炎が上がったケースがありました。幸い、防炎物品を使用していたため、延焼は免れましたが、初期消火の重要性が改めて認識されました。

 家庭での天ぷら油火災は誰にでも起こり得る危険です。調理中の注意と適切な防火対策を講じることで火災を未然に防ぎ、大切な命と財産を守りましょう。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=pYz6ClNwIB8 ]

- ファイテック投てき用消火用具火災お見舞金について

 火災に対してファイテック投てき用消火用具を使用した場合、火災の被害状況により、最大10万円の火災お見舞金がもらえるサービスです。火災の直後には想像以上にお金が必要ですので、いざという時のために備えておけば安心です。

- 株式会社ファイテックについて

 株式会社ファイテックは、愛知県の消防関連化学製品製造メーカーです。日本国内のみならず海外48カ国に事業展開の実績を持っており、消火剤・消火用具の開発・製造・販売を行っています。
コンシューマ向け主要製品は「投てき用消火用具 ファイテック」「天ぷら油用消火剤 箱のままいれるだけ」「業務用消火スプレー フライングジェット」等です。

 その他、消防車用消火剤、金属火災用消火剤や、林野火災によって発生する二酸化炭素の放出や森林資源減少などの被害拡大を防止するための消火剤「フォレストディフェンダー」等があり、消火剤のみならず、ヘリコプター用消火剤注入バッチカウンタシステム FEI(Fitech Easy Injection)等、資機材の開発力にも力を入れており、消火剤と合わせて陸上自衛隊、消防庁が行う森林火災(山火事・林野火災)の消火活動にも使用されています。

 ファイテックの最大の強みは消火剤開発力であり、他に類の無い特殊な消火剤の開発を行っており、消防局の依頼により消火技術の共同開発なども行っています。

所属団体
(社)全国消防機器販売業協会
(一財)日本森林林業振興会 森林火災対策協会
(公社)日本火災学会
(社)日本建築学会
(社)マンション防災協会

 株式会社ファイテックは消費者庁が公開している表示対策ガイドラインに則り、景品表示法を遵守しています。

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