アーバネットコーポレーション、2024年6月期決算発表および剰余金の配当(増配)に関するお知らせ

株式会社アーバネットコーポレーション

2024年8月8日 18時00分

都市型賃貸マンションの開発・1棟販売を主業とする株式会社アーバネットコーポレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中敦)は、2024年6月期(2023年7月1日から2024年6月30日まで)を終了いたしましたので、事業等の概況について8月8日に発表しました。


当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高279億65百万円(前連結会計年度比38.0%増)、営業利益27億26百万円(同12.2%増)、経常利益24億26百万円(同13.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億1百万円(同17.5%増)となり、いずれの数値も2023年12月22日に開示いたしました「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を上回ることができました。
この主な要因は、当社グループが主に不動産事業において、「ものづくり」にこだわり、東京23区、駅徒歩10分圏内での賃貸マンションの開発・1棟販売というビジネスを推進し販売先から高い評価を得たことに加え、2024年2月29日に子会社化した株式会社ケーナインの業績が好調だったこと、さらに、東京・蒲田駅前にて運営しているホテル事業が、黒字化し堅調に推移したことによるものであります。
なお、昨今のマンションニーズに対応するために、当社グループでは従来の投資用ワンルームマンションにDINKS向けのプラン及びファミリータイプのプランを組み込んだ複合型のマンション開発を推進しております。よって、当連結会計年度末より当社グループが開発するマンションにつきましては、投資用ワンルームマンションに代わり都市型賃貸マンションと呼称いたします。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

(不動産事業)
不動産事業につきましては、売上高は277億47百万円(前連結会計年度比38.0%増)、セグメント利益は38億73百万円(同10.4%増)となりました。
このうち、不動産開発販売につきましては、都市型賃貸マンション11棟712戸及び戸建・テラスハウス分譲等23戸並びに用地5件の売却等により売上高は271億15百万円(前連結会計年度比38.5%増)となりました。都市型賃貸マンション開発については、棟数・戸数ともに期初予定以上の売上を計上することができましたが、これは主に、当社グループの開発物件が、ワンルームマンション業界をはじめ不動産市場において高い評価を受けていることに加え、昨今の建設業界における工事期間の長期化傾向に対して、施工業者との綿密な協議の実施等により工程管理を徹底した結果、2025年6月期に売上を計上予定であった1棟57戸のプロジェクトについて、当連結会計年度の計上となったことによるものです。また、戸建・テラスハウス分譲等につきましては、株式会社ケーナイン(2024年2月29日に子会社化)が、東京23区南西部や川崎市・横浜市等において売上計上したものであり、自社施工の高品質住宅を適正な価格で販売できたことによるものです。不動産仕入販売につきましては、中古分譲マンション等の買取再販(1戸)により、売上高は46百万円(同23.7%増)となりました。その他不動産事業につきましては、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は5億85百万円(同18.0%増)となりました。

(ホテル事業)
ホテル事業につきましては、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は2億18百万円(前連結会計年度比43.2%増)、セグメント利益は31百万円(前連結会計年度はセグメント損失8百万円)となりました。これは、国内旅行需要の回復及びインバウンドの増加等を背景に、前連結会計年度に比べて大幅に客室単価及び客室稼働率が上昇したことによるものであります。

【今後の見通し】
2025年6月期の連結業績予想につきましては、売上高320億円(前連結会計年度比14.4%増)、営業利益28億円(同2.7%増)、経常利益24億50百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億30百万円(同1.7%増)としております。
なお、2025年6月期は、都市型賃貸マンション等11棟555戸、戸建・テラスハウス分譲等33戸、数件のアパート開発販売、及び土地転売を計画しており、このうち都市型賃貸マンション等については全戸売却契約済み(予定1戸を含む)であります。

2025年6月期通期連結業績予想
売上高             320億00百万円
営業利益            28億00百万円
経常利益            24億50百万円
親会社株主に帰属する当期純利益 17億30百万円


【利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当】
において、株主への利益還元がますます重要な経営課題であることを第一に考え、上場以来、業績数値に基づき株主への配当を優先させることを企業の原則としてまいりました。
基本的な配当方針として、当社グループは親会社株主に帰属する当期純利益から法人税等調整額の影響を排除した数値の40%を配当することといたしております。
2024年6月期の配当につきましては、期末配当金は、本日別途開示いたしました「剰余金の配当(増配)に関するお知らせ」に記載のとおり予想よりも1円増配の11円とし、実施済みの中間配当金10円と合わせ、1株当たり年間配当金は21円となります。
次期の配当につきましては、今後の見通し及び上記の配当方針に基づき、通期配当を1株につき21円(うち中間配当1株当たり10円)を予定しております。


【開示資料】
・2024年6月期 決算短信
・2024年6月期 決算説明会資料
・剰余金の配当(増配)に関するお知らせ

▼詳細につきましては、
弊社ホームページ(https://www.urbanet.jp/)の「お知らせ」と「IR情報」に掲載しております。



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