近畿圏不動産流通市場の動向について(2024年7~9月期)

(公社)近畿圏不動産流通機構

2024年10月15日 15時17分

2024年7~9月期の中古住宅取引は堅調に推移。金利の大幅変更ない限り市場は安定

(公社)近畿圏不動産流通機構が10月15日に発表した2024年7~9月期の近畿圏の中古マンション成約件数は、4,146件(前年同期比プラス7.3%)と4期連続で増加し、市場の売り出し(新規登録)件数は16,662件(前年同期比プラス6.7%)となりました。近畿圏の対象12地域中9地域で成約件数が増加し、大阪市と京都市は5期連続で増加するなど、総じて取引は堅調でした。

中古マンションの平均成約価格は、3,019万円(前年同期比プラス4.8%)と17期連続で上昇し、新規登録価格は2,899万円(前年同期比プラス4.7%)となりました。対象12地域中7地域で成約価格が上昇し、最も価格が高い大阪市は4,141万円と15年10~12月期から36期連続で前年同期を上回りました。

中古戸建住宅の成約件数は、2,959件(前年同期比プラス11.2%)と7期連続で増加し、売り出し(新規登録)件数は12,227件(前年同期比プラス14.4%)となりました。対象12地域中11地域で成約件数が増加し、大阪市と阪神間、京都市などは2ケタ増となり、京都市と大阪府北部は5期連続で前年同期を上回りました。

中古戸建住宅の成約価格は2,384万円(前年同期比プラス4.6%)と16期連続で上昇し、新規登録価格は2,657万円(前年同期比マイナス1.8%)となりました。対象12地域中9地域が前年比で上昇し、大阪市は8期連続、京都市は7期連続で上昇し、価格水準の高いエリアで高額な物件を求める動きが続きました。

中古マンション・中古戸建取引は堅調に推移しています。成約価格も上昇傾向が続いており、相対的に高額な物件に対する取得需要は衰えていません。日銀の追加利上げにより住宅ローン金利は変動型を含め上昇しつつありますが、従来通り低位に抑える金融機関もみられ、大幅な金融政策の変更がない限り、近畿圏の中古住宅市場は引き続き安定的に推移すると予想されます。



企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

2024年10月15日 15時17分

NEW

脱炭素社会に向けた省エネ対策を強化!「東京ゼロエミ住宅」対応の分譲住宅...



戸建住宅を中心とした住宅プラットフォーム事業を展開する株式会社アールプランナー(本社:...

  • Daily
  • Weekly

アーカイブarchive

もっと見る

タグtag

もっと見る

いえらぶニュースは不動産・住宅関連の最新情報を毎日お伝えするニュースサイトです。

いえらぶニュースは不動産・住宅に関する企業や団体などのプレスリリース(報道機関向けに発表される資料)を原文のまま掲載するサイトです。住まいや暮らしに関する最新情報から不動産業界を取り巻く社会・経済動向を可視化することで、住宅産業のトレンドを捉えていきます。住まい探しをしているユーザーだけでなく不動産管理会社や仲介会社、オーナー、デベロッパー、不動産ファンド、不動産投資顧問、ゼネコン、建築会社など不動産に関わる全ての方にご欄いただける内容になっています。一人でも多くのユーザーが満足する住まいを見つけられるよう、不動産業界の“いま”を配信し続けます。
※プレスリリースに関するお問い合わせは各掲載元の会社に直接お問い合わせください。
※出典先などの外部サイトへのリンクについては、閲覧時期によってリンク先が存在しない場合がありますので、予めご了承ください。

いえらぶで物件を探してみませんか?

あなたの理想に合った家選びを、いえらぶは応援します。いえらぶで、いい家選んでみてください。

トップへGO!