人工芝専門店「芝人-しばんちゅ-(
http://shibancyu.jp/ )」を運営する有限会社 新東サービス(所在地:愛知県豊川市、代表:中河智行)は、日本の庭の実態を探るため、庭所持者500人に対して庭の種類やメリット・デメリットを問う調査を実施しました。
その結果、多くの庭所持者が「メンテナンスの手間」に悩んでいること、特に「草むしり」に関しては、約半数が1回あたり1時間以上も時間を費やしていることなどが見えてきました。
■日本の庭の主流は“土” 「導入・維持費用が安い」反面、「管理の手間・見栄え」に課題
まず、庭を持っている人500人に対して「庭の種類」を伺いました。すると、専有面積の最も広い庭として“土”をあげた人が6割以上で307人。次点が“芝生(天然・人工含む)”で88人(17.6%)、その後、“砂利”65人(13%)、“コンクリート”34人(6.8%)と続きました。日本における庭の主流は“土”であると言えそうです。
<専有面積の最も広い庭の種類>
では、なぜ“土”の庭の所持率がこれほど高いのでしょうか。“土”の庭を所持している人にメリットを尋ねると、「導入費用が安い」が26.1%、「維持費用が安い」が23.1%と、約4人に1人が「導入・維持費用が安い」と回答。当然の結果ながら、特別な加工をしないことで、導入・維持費用を抑えている人が多いことが窺えます。
しかしその一方で、デメリットとしては「メンテナンスの手間がかかる」「見映えが悪い」をあげた人がそれぞれ27.9%と25.9%。お金がかからない反面、手入れの手間と見た目を犠牲にしている現実も明らかになりました。
<土の庭のメリット>
<土の庭のデメリット>
■“芝生”の3大メリットは「見た目・衛生面・安全面」
一方“天然芝”の「メンテナンス」は“土”より面倒!?
続いて、“土”の次に所持率の高かった“芝生(天然・人工含む)”の庭について、そのメリット・デメリットだと思うことを尋ねました。
メリットとしては「見た目が美しくなる」が76.6%でトップ。以降は「土埃砂埃が立たない」(28.8%)、「地面がやわらかく安全」(28.0%)、「靴に泥がつきにくく玄関・上り口などがキレイ」(27.0%)が続き、「見た目・衛生面・安全面」が3大メリットと考えられていることがわかりました。
<芝生の庭のメリットだと思うこと>
一方のデメリットは“土”と同様に「メンテナンスの手間がかかる」がトップでしたが、“天然芝”では“土”より30pt以上も高い58.9%がこのデメリットを実感していると回答。次点の「維持費用が高い」も“土”より10pt以上高く、青々とした美しい芝生を維持するには、相応の手間とお金をかける必要があることが見て取れます。
<土と天然芝のデメリット比較>
■2人に1人が「草むしり」に1時間以上かけている!
庭所持者の永遠の課題は「メンテナンスの手間」!?
所持率の高い“土”“芝生”の庭ともに、多くの人がデメリットとしてあげている「メンテナンスの手間」について、庭の種類による差を調べてみました。最も多くの人が「“メンテナンスの手間”がかかる」と答えたのは、前述の“天然芝”で58.9%。その後は、“土”27.9%、“人工芝”25.9%、“砂利”12.0%、“コンクリート”8.5%の順となりました。「庭の手入れとして行っていること」では9割以上が「草むしり」と回答しており、「草むしり」の必要がない/範囲の少ない“砂利”“コンクリート”の庭では「“メンテナンスの手間”もかからない」傾向にあることがわかります。
<メンテナンスの手間がかかる庭ランキング>
それでは、その「草むしり」には実際どの程度労力がかかるのでしょうか。頻度としては、庭の種類を問わず「1ヶ月に1回程度」が最も多く3割。次いで「2週間に1回程度」が2割でした。1回あたりの時間としては「1時間未満」が50.2%で最も多かった半面、およそ2人に1人は「1時間以上」かけていることも明らかになりました。「草むしり」をはじめとした「メンテナンスの手間」が庭所持者の最大の課題と言えそうです。
<庭の手入れの頻度>
<「草むしり」1回あたりにかける時間>
■「手間」がかからず「見た目・衛生面・安全面」もクリアする庭とは?
所持率2%“人工芝”の可能性
最後に、「メンテナンスの手間」がかからず「見た目・衛生面・安全面」もクリアする庭は存在するのか、探りました。
第一に、手間のかからない“コンクリート”“砂利”は、その硬さゆえに「安全面」が懸念されます。では、“コンクリート”“砂利”に次いで手間がかからないと考えられている“人工芝”はどうでしょうか。そこで「人工芝のメリットだと思うこと」を伺うと、「芝刈の必要がない」63.0%、「水やりの必要がない」45.4%、「雑草が生えにくい」36.2%と、メンテナンスの簡易さがベスト3を占めました。所持率は“人工芝”の庭所持者も約半数がそれらをメリットと感じており、イメージとギャップはないようです。
第二に、「大量の雨が降ると泥になる」(土の庭所持者・女性)、「土埃が窓に付着する」(土の庭所持者・男性)、「砂ぼこりが舞う」(砂利の庭所持者・女性)といった課題のある「衛生面」。実際に、“人工芝”は、その困った土や砂を覆い隠せるアイテムでもあり、夏場に子供用プールを使う際にも安全・清潔に遊ぶことができるという主婦の声を聞くこともあります。泥や砂の悩みを軽減し、屋外とはいえ「衛生面」にも期待が持てそうです。
第三に、“土”や“砂利”、“コンクリート”でデメリットとしてあげられる「見た目」。庭所持者500人に対して聞いた「“人工芝”のデメリットだと思うこと」では、「人工的な見映え」との回答が42.8%でしたが、実際の所持者のうち「見映えが悪い」と感じている人はわずか7.4%。さらに「“人工芝”のメリットだと思うこと」では「冬でも青々としている」が4割を超えており、意外と「見た目」も高評価であることがわかります。
<人工芝の庭のメリットだと思うこと>
今回の結果を総合的に見ると、どんな庭にも一長一短はあれど、現在の所持率はわずか2%に留まっている“人工芝”には今後広まる余地がありそうです。「隣の芝生が青い」と比較するのではなく、自分の志向に合わせて庭を選ぶことで、より豊かで穏やかな暮らしができるかもしれません。
■調査概要
調査対象:全国の庭付き戸建て住宅に住む20代~60代の男女
回答者数:500人
調査期間:2016年9月8日~9月9日
調査方法:インターネット調査(調査機関 株式会社ネオマーケティング)
■会社概要
社名 : 有限会社新東サービス
所在地 : 愛知県豊川市大橋町2-10
代表者 : 中河 智行
事業内容: 人工芝の製造・販売・施工・メンテナンス
URL :
http://shibancyu.jp/詳細はこちらプレスリリース提供元:@Press