SUS、アルミ製ミニマル空間t2の都市型モデルを開発

SUS株式会社

2016年10月7日　9時41分

耐火認定取得・短期施工で狭小地にプラスアルファの活用案。10月11日より、“4日間での短期施工”を生中継。

SUS株式会社（本社：静岡県静岡市）は、増やしたり減らしたり移動したりすることで生活の変化に合わせた居住空間が実現できるアルミ製ミニマル空間t2（ティーツー）の都市型モデルを開発しました。駐車場など既に使用している土地への“追加設置”や、2020年　までなどの“時限的設置”が可能で、耐火認定取得、短期施工などの特徴を基に、新たな土地の　活用方法を提供します。なお、本格的な発売開始は、11月下旬を予定しています。

t2都市型モデルは、2016年2月に耐火認定＊を取得したアルミ製パネルを構造材に採用することで、建築規制が多い都心部での使用を可能にしたものです。一般の駐車場などとして使用されている土地の上部空間にも設置でき、短期施工によって既存の土地活用や収益への影響、近隣への影響などを最小限に抑えられます。また、一般的な建築物に比べてコストが低く、撤去や移動・再利用も容易であることから、2020年までなど、期間限定の設置に適しています。
＊t2を構成する壁材・床材・屋根材のそれぞれで耐火認定を取得

都市部の土地事情を踏まえ、駐車場などとして使用されている土地の上部空間にt2を設置するための基礎と架構を開発しました。施工は、工場で生産し現地で組立と電気・水道工事を行う方式であるため短い工期での建設が可能です。

10月11日（火）より、千葉県木更津市のSUS千葉事業所駐車場上部に２ユニットの都市型モデルを建設します。この施工を4日という短期間で行うことを予定しており、その模様を特設WEBサイト上にてライブ中継します。
（http://ecoms.sus.co.jp/live/）

■ライブ中継詳細
期間：　10月11日（火）～10月14日（金）
中継時間：　8時30分～17時30分
ＵＲＬ：　http://ecoms.sus.co.jp/live/
注意事項：　工期は4日間を予定していますが、天候等により延期する場合がございます。

■国土交通大臣認定の概要
外壁：　平成28年 2月 2日取得（認定番号 FP060BE-0161）／ 1時間耐火（耐力壁）
床材：　平成27年12月4日取得（認定番号 FP060FL-0135）／ 1時間耐火
屋根材：　平成27年6月29日取得（認定番号 FP030RF-1838）／ 30分耐火

建築の屋根・床・壁として使用する3種のアルミパネルを開発し、それぞれ耐火構造の国土交通大臣認定を取得しました。これにより、本アルミパネルで屋根・床・壁を構成するアルミ製ミニマル　空間t2を、住宅が密集する中心市街地や主要駅前など、国が定める防火地域に設置することが可能になります。
なお、認定を取得したアルミパネルは、それぞれ建築部材として個別の販売も予定しています。防火地域の建築物や耐火建築物規制のある特殊建築物にも採用可能なアルミパネルが完成したことで、建築部材としてのアルミの普及促進が期待されます。

■「t2」について
「t2」は、移設可能なアルミ製ミニマル空間です。SUSは、アルミが建築構造材として認可された2002年より、同素材を用いた建築構造物の設計、開発に取り組んでいます。建築部材としてのアルミの可能性を追求すべく、さまざまなアルミ建築を手掛ける中で培った経験をもとに開発されたのが、「t2」です。住まいという概念を“プロダクト化”することで、生活環境の変化に合わせて住まいを代謝させるという　新しいライフスタイルを提案する製品で、アルミの特性であるリユース・リサイクル性の高さに加え、移設や移動の容易さ、自由度の高さを兼ね備えています。