「将来移住したい・計画中」は38.1%、意外に多い!? 少ない!? 移住したい場所TOP3は東京20.2%、北海道11.1%、海外10.4% <移住成功者>になるキーワードは「社交性」「地域参加」「仕

株式会社オレンジページ

2017年1月18日 11時00分

引っ越し・移住の予定は?
「オレンページくらし予報」では、全国の女性を対象に「移住」について調査しました。「生まれた土地にずっと住む」ことにこだわらない人が多くなった現代、「移住」が話題に上る機会も増えたようです。移住するならどこがよいか、どんなことを求めているのか、知らない土地にとけこんでいく努力はできるのか……。移住を成功させるためにはどんなことが重要なのかも、うかがえる調査でした。


【ダイジェスト】
将来移住したい人は、すでに計画中の人も含め38.1%。「今の住まいで暮らしたい」36.2%
移住したい場所TOP3は東京20.2%、北海道11.1%、海外10.4%。ハワイ人気高し
移住を成功させるキーワードは「社交性」「地域参加」「仕事」。努力も必要!?


将来移住したい人は、すでに計画中の人も含め38.1%。「今の住まいで暮らしたい」36.2%

「将来、ここではないどこかに住みたい」という人は、どのくらいいるのでしょうか?「将来、どこか違う町や県、国へ移住する予定はありますか? または引っ越しや移住をしたいと思いますか?」という質問には「したい」という人が22.4%、「計画中」と答えた人が15.7%。計画中の内訳は「近くで」7.7%、「違う市区町村や、都道府県」7.0%、「海外」1.0%です。「今の住まいで暮らしたい」人は36.2%で、移住したい人とほぼ同じということになりますが、「どちらともいえない」も21.8%と、どちらに変化していくかわからない人も多いのが現状です。


移住したい場所TOP3は東京20.2%、北海道11.1%、海外10.4%。ハワイ人気高し

テレビ番組にも移住をテーマとしたものがありますが、そのほとんどは都会暮らしの人が自然あふれる地方都市で住処を見つける、というもの。そんなイメージが強い「移住」ですが、今回の調査で移住先として最も人気が高かったのは東京でした。「もしも1年以内にあなたが引っ越しや移住をすることになったら、どの都道府県(または海外)に行きたいですか?」という問いに東京20.2%、北海道11.1%、海外10.4%、以下、神奈川県、沖縄県、大阪府と続きます。「東京」と答えた人の7割は現在も東京か、埼玉、千葉など東京周辺エリアに住んでいる人たちです。やはり、多少物価が高くても、便利な東京エリアの暮らしを手放してまでの移住は考えられないという人が多いのでしょう。ちなみに3位の海外ですが、寄せられたコメントの数からみて、いちばん人気があったのは「ハワイ」。飛行機の便もよく、温暖で、自然豊かで、都会もあって、日系人も多いことから親しみが持てると、ちょっと想像しても納得のできる結果です。

「もし、引っ越しや移住を余儀なくされたら、譲れない条件、優先したい事柄は何ですか?」という問いでは、「交通、買いもの、通勤・通学など生活するのに便利なエリア」68.0%、「治安がよいエリア」57.9%、「天災の危険性が低そうなエリア」35.3%という項目が上位に。これらを見ると、東京が住みたい場所1位なのは納得が行きます。一部治安や防災面で不安な場所もありますが、なんといっても何もかもあるスーパー便利都市は東京です。


移住を成功させるキーワードは「社交性」「地域参加」「仕事」。努力も必要!?

「移住」とは、すでに形成されているコミュニティの中に飛び込んでいくことですから、その地域の一員としてきちんと暮らしていくことが大切。「あなたは<地元、地域のコミュニティに入っていけるタイプ>ですか?」で一番多かったのは38.4%の「地元、地域の指示(義務)にただ従うタイプだ」です。2番目は僅差の36.2%で「まあ、地元、地域のコミュニティに入っていけるタイプだ」でした。「積極的に入っていける」人は6.2%、「入っていけない」という人は19.2%。多数だった「ただ従うタイプだ」というのは、ごみ出しの日、清掃の日、地域の当番、催しなど、決められたことや要請されたことにはきっちり従う、言われればやります、という態度の表明と受け止められます。「はい、やります、やりたい!」と積極的に関わらないけれど、文句は言われないようにする、ということでしょう。

逆に「あなたがお住まいのエリアに、他の地域から人が引っ越してくる(移住してくる)ことにどう感じますか?」と聞くと「とても」「やや」をあわせた「歓迎」する人たちは50.7%、「どちらともいえない」人も46.4%です。「受け入れる」という立場になるとさまざまなことが浮かんでしまい、手放しで「歓迎!」とはならないのはうなずけます。さらに、「引っ越し先、移住先に暮らすとしたら、あなたご自身、または配偶者が働いて収入を得るつもりですか?」には70.5%の人が「働いて収入を得る予定」と回答しています。仕事は、収入をもたらすだけではなく、新しい人間関係づくりにも大いに役立ちます。生涯現役、健康寿命などという言葉が、昔と比べて格段に長くなった人生を見据えた言葉だとすれば、いくつになろうが、どこに住もうが、働くことは外せない条件のひとつとなるようです。

この調査では、今後移住をする人たちは一定層いると言えそうです。ただし、家族で話し合わなければならないことはものすごく多いと言えましょう。移住先で社交性を発揮するのが妻だけ、というのでは不十分だし、問題です。移住した家族ができる限りの社交性を発揮し、地域の活動に参加し、その地域で働く、この3点は充実した移住生活のためにかなり重要な条件となることがうかがえます。


アンケート概要
●調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・国内在住、20歳以上の女性(有効回答数890人)
●調査方法:インターネット調査 ●調査期間:2016年11月30日〜12月5日

●「オレンジページくらし予報」について
オレンジページくらし予報とは、オレンジページ社のモニターのなかでもアクティブな会員1万人の声を集めたリサーチ・コミュニティです。当社のモニターには、〈一般女性よりも「食意識」「生活全般に対する意識」が高い〉という特徴があります。くらし予報では、20代後半から50代の生活者が感じていることを引き出します。食意識を軸に対象者を6つのタイプに分類し、調査、比較検討することも可能です。 WEB上でのアンケート調査、キッチンスタジオ「オレンジページサロン」を利用した座談会など、ご相談に応じて展開いたします。

●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊32周年を迎える生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,758部(2016年印刷証明付発行部数)。


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2017年1月18日 11時00分

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