ちょっとこだわり過ぎの表札【越顔】

有限会社文陽堂

2017年11月11日 10時01分

新潟県魚沼の雪深い地域の職人達が新潟県のブランド銘木【越後杉】を使用して作り上げた、ちょっとこだわり過ぎの表札

新潟県のブランド銘木【越後杉】を使用して職人たちが作り上げたこだわりの表札。 創業1932年の老舗大工が木の選定と一つひとつ手仕事で丁寧に加工を施す。 明治42年、創業108年の老舗印章店が長年受け継がれた伝統技術と最新技術を応用して彫刻をします。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=gI7lgZaOhT0 ]



有限会社文陽堂の名入れ雑貨部門ホレボレでは今、新潟県南魚沼市を拠点に様々な職人さんたちを繋げまして商品開発を行っております。


新潟はお米やお酒で有名ですが、燕三条などの金属製品や越後杉やスノービーチと言われる雪国で育った美しい木々の木材があり、これを利用しまして、さらに新潟県の魅力を伝えたいと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。

◆プロジェクトのきっかけ◆

高校時代の友人(大工)とたわいもない話をしていたところ、、、


友人「木材いっぱいあるから、木を使った商品を販売できたらいいなぁ。」

私「え?販売してみようよ!」

友人「色々、商品をつくっているんだけど、大工しかやったことないから、どうやって販売したら良いかわからない。」

私「木を加工するだけじゃなくて、ほかの職人さんともコラボしてオリジナル商品をつくって、俺がインターネットで販売するのはどう?」

友人「やってみたい!」

これがきっかけでプロジェクトをスタートしました。

◆ご協力いただいた職人さんたち◆





商品開発にご協力いただきました大工とデザイナーと印章店です。

写真左 :木材の選定から加工を創業85年の大工‟有限会社星野組”の星野達也(ほしのたつや)さん
写真中央:
写真右 :彫刻と仕上げを創業108年の‟有限会社文陽堂”の今成嘉應(いまなりふみお)さん

◆今回のプロジェクトのちょっとこだわり過ぎの表札◆

商品名:越顔(えつがお)160mmx160mm

天然ブランド銘木【越後杉】を使用した表札






◆素材~越後杉について~◆

新潟県の 豪雪地帯、魚沼地域で時間をかけて育てられた銘木“越後杉” の特徴は丈夫さと気品溢れる木目です。毎年4メートルを超す積雪は木を 丈夫にするのと同時に成長が遅く、時間をかけて育つため、色合いや模 様が他の杉とは違います。越顔で使用する越後杉は創業85年の老舗大工 の星野組がが選び抜いたものだけを採用しております。時が経つにつれ て、味わいに深みが増して変化していく優雅なブランド杉はまさに品格 を揃えた最高級の木材です。






◆職人たちの仕事姿とものづくり工程◆
https://prtimes.jp/a/?f=d19187-20171110-6930.pdf


木の選定と加工【有限会社星野組】
木の加工は創業85年の老舗大工【有限会社星野組】にお願いしました。新築戸建て、リフォームからインテリア、雑貨など様々な分野で活躍しております。ものづくりに関しましても一つひとつ手作業で細部に至るまで丁寧な職人の技で一切の妥協をすることなく取り組んでいます。




まずは仕入れた木材を乾燥させています。乾燥をさせることで型崩れしにくい木材となります。

乾燥後の木材の状態を確認して加工をしやすいように印をつけていきます。

木材をある程度の大きさにまでカッティングします。

手前の白い機械は木材の反りや捩じれを取る機械で奥の緑の機械は木材のサイズを決めるためのものだそうです。



木材をカットするだけでも本当に手間暇をかけて一つひとつ丁寧に作業を行っております。

カンナで木材の表面を綺麗にします。

ソーを使い形にしていきます。ここでも職人さんが一枚一枚カッティングをしています。

木の木口(木材をカットした面)を丁寧にヤスリをかけていきます。職人がヤスリをかけると本当にツルツルしたさわり心地になり、どことなく木材に温かみが引き出されます。




木材の角をカンナで面取りを行います。カンナで角を取ることでささくれが出にくく、湿気から木を護ってくれるそうです。これも手作業で一つずつ取り組む職人の姿勢には圧巻しました。







木材加工の最後はだるま穴と呼ばれる壁にかけるための穴をつくる作業です。表札としても使えますが、室内の壁にかけることも出来ます。また、厚さが30mmありますので、インテリアとして置いておくこともできます。こうして仕上がった木材はhigh-touchへと届けられます。


デザイン【high-touch】

高校卒業後にアメリカとカナダへの留学、東京ではフリーランスとして仕事をしており、今年で30歳を迎えたことで、少しでも自分の生まれ故郷の役に立ちたいと思い、ふるさとに戻ってきました。
現在はhigh-touchという個人事務所でイラストやウェブデザインを行っています。
今回の【越顔】では越顔のデザインを担当しており、注文が入るたびに一つひとつ丁寧に文字の大きさやバランス、作字を行っております。


【デザイナーのコメント】
『彫刻する書体ですが、文陽堂さんの秘密の書体ノートを見せていただきまして、印章店らしさを出したかったため、漢字とひらがなに関しては「篆書体」と「新篆体」の2つに絞りました。アルファベットに関しましては、少し丸い文字の2つの書体とメリハリをつけたかったので、VDL V7明朝体という明朝体の中でもかなり整った書体のものを選びました。
そして、書体だけを選ぶのではなく、私もウェブデザイナーとして職人さんたちに負けないようにアイディアを考えまして出来たのがイニシャルデザインです。』




篆書体はとても読みにく書体ですが、そこが他にない魅力的な書体です。

篆書体を現代風にした読みやすい書体は新篆体です。新篆体はほとんどの字が今でも読みやすいため、不安がある方は新篆体をおすすめしております。










彫刻【有限会社文陽堂】
星野組から届いた木材をhigh-touchにお願いしていたデザインで彫刻です。
伝統と最新技術の応用で木材に彫刻を行います。
大きく夢と店舗に書いてあるのですが、なんだかワクワクします。

最初はマスキングと言われる、彫刻される以外の部分を護る保護テープを張ります。ここで空気などが入ると商品にならなくなるため、職人の技が必要とのことです。実際に私も試しましたが、ものすごく空気が入ってしまいました。
SHIKAGOがデザインした文字の位置やデザインを機械に合わせていきます。

セッティングをしています。ミリ単位の細かい作業とのことで、ここでは失敗は許されないようです。



そして彫刻になります。マスキングはレーザー彫刻の焦げがつかないようにしているんですね!

越後杉に彫刻されて、かなり形が見えてきました。



そして越後杉を使用してつくられた【越顔】が本物である証を印すためにロゴを押印します。

ちなみにロゴも私が考えましたが、こちらの印鑑も文陽堂さんに作っていただきました。綺麗に押印されています。

マスキングを外しますと、、、

完成です!!と思いましたが、こだわりはここでは終わりません!

実は星野組と打ち合わせをして、何度も試作を繰り返して、作りました!↓それがこちらです↓

無垢材用天然オイルです!エゴマ油を主成分として、米どころ新潟ならではのコメ油とアブラギという木から採取をしました桐油をブレンドしまして完成した純粋無垢で安心安全の木材フィニッシュオイルです!

オイルを木材へ塗装をして15分待つことを2回繰り返し、24時間乾燥させます。そうしますと上記の写真のように撥水性に優れた木材になり、湿気から木を護る役目をします。また、撥水性だけではなく、【木】本来のツヤを引き出し、ワンランク上の魅力ある仕上がりになります。

オイルを塗らないものも素敵ですが、オイルを塗ることにより、木材に風合いが出て、より一層優美で品格のある仕上がりになります。細部まで徹底的にこだわりぬいたものは他とは違いますね。



実はこれだけでは終わりませんwさらにグレードアップをさせるために漆塗料を文字に塗装します。

<墨入れオプション>



漆塗料の墨入れです。塗料を塗り、徹底的な温度と湿度の管理下で塗装→乾燥を3回繰り返します。こちらは文陽堂さんの今成会長が伝統の技術を駆使して仕上げております。

<完成>

ようやく長い工程を経て出来上がったものがこちらです!
実際にご自宅に飾ってみました。


素材の良さを生かすシンプルさを徹底的に追及して、こだわりぬいた商品です。


ご購入は現在ホレボレでのみ販売開始です。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/ep-naire/lp/etsugao/

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2017年11月11日 10時01分

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