~事業者向け360度VR活用のクラウドソフト「スペースリー」導入事業者1500アカウントを対象に調査実施~
どこでもかんたんVRのクラウドソフト「スペースリー」は2016年11月のサービス開始から2年が経過し、事業者アカウント数が1500を超えました。この2年間で不動産分野を中心に360度VRの活用に対する認知が向上してきたことや、API連携により他システムとの連携で利用がよりしやすくなったことで多くの事業者に利用されるようになりました。
今般、有料での利用事業者に対する意識調査を行いました。各事業者がオンラインでの発信や接客などで顧客に対し360度VRを活用することで、全体の94%の事業者が顧客満足度の向上を実感するという高い結果が出ました。また、利用する事業者の75%が今後このような360度VRのビジネス利用が一般的になる、と回答しており、多くの利用事業者がその効果を実感している結果となりました。
スペースリーのサービス自体への評価も、約9割の利用事業者が「非常に良い」か「良い」と回答しており、使いやすく独自機能を含む高品質な機能面、問い合わせに対する回答の速さや情報提供などのサポート面を高く評価いただいている結果となりました。他方で、スペースリーを利用してからの営業面や業務効率化などの具体的な成果については、明確な効果を実感した事業者は55%に留まりました。実感のできていない事業者の4分の3は、利用開始から3ヶ月以内で事業者で、具体的な成果の実感までには時間がかかるという課題も浮き彫りになりました。
引き続き、新たな技術の活用とともに、利用者からの声にしっかり向き合い、より良い360度VRのプラットフォームを提供することで、様々な分野で360度VRが日々の当たり前になることを目指していきます。
【サービス開始から2年間の利用事業者サマリー】
特に不動産分野の利用者の伸びは、API連携により、いえらぶクラウドと管理画面が一括しての利用が可能となったこと、LIXIL不動産ショップとの連携や、個別事業者でも利用可能なAPIによる利便性の向上も要因の一つです。
また、オンラインでの発信での効果や接客での効果も具体的に見えて来た中、不動産以外の旅行分野やリフォームメーカー、ハウスメーカーなど様々な分野への拡がりも今後期待される状況になっています。
【意識調査の結果のポイント】
~360度VR全般について~
1)94%の利用事業者が「360度VRの活用がお客様に喜んでいただけている」と回答し、エンドの顧客にとっても満足いく情報提供をする上で360度VRが効果的であるという結果でした。
2)利用事業者の74%が「今後VRが一般的になる」と回答しており、今後の一層の360度VR活用が拡がりを期待できる結果でした。
3)利用事業者の52%が主にオンラインの利用で、ゴーグルなどVR自体の活用はしていないが、そのうち90%は接客の場面での利用を今後考えており、利用の幅の広がりが見込まれる結果でした。
~スペースリーのサービス自体について~
1)スペースリー利用事業者はサービスに対して、半数が「非常に良い」、4割が「良い」、1割が「普通」と回答し、否定的な評価は無く、合計9割の利用者がスペースリーのサービスを高く評価する結果でした。
2)機能面については、使いやすさや、接客機能や画質の良さなど独自の特徴を評価する事業者も多く、全体の94%の利用事業者が高く評価してくださる結果となりました。
3)サポート体制については、何を聞いても的確に、即日で対応、回答が得られる点が特に評価され、全体の90%の利用事業者が高く評価をしてくださる結果となりました。
4)スペースリーを利用しての営業面・業務効率化などの具体的な成果を実感する利用事業者は55%に留まりました。実感のできていない「わからない」と回答した事業者の約4分の3は、利用開始から3ヶ月以内で、サービス導入してすぐのコンテンツの蓄積や、使いこなすまでに時間がかかるという実態も浮き彫りとなりました。具体的な成果については、
i) 内見の効率化、
ii) 遠方顧客を始めとして売買及び賃貸分野での成約率の向上、
iii) 提案の幅が広がったり理想の部屋をオススメし易くなるなどの提案力の向上、
などが上げられました。他方で、
i) 導入初期はコンテンツの蓄積が少なく具体的な成果が出にくい、
ii) 不動産分野では築年やリフォーム度合いで効果に差が出る、
など、今後のサービス改善や、360度VR活用の限界についての指摘がありました。
【株式会社スペースリーについて】
360度VRコンテンツ制作と活用のためのクラウドソフト「スペースリー」を開発し、2016年11月の開始以来2年間で、不動産・ハウスメーカーなどの分野を中心に1500社以上にサービス提供。スペースリーは、 リーズナブルな価格、 直感的な操作で、 ウェブブラウザ再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトです。
他にはない遠隔接客機能や、手のひらサイズのVRグラス「カセット」の開発など技術力の評価は高く、2018年4月には、360度空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labを設立し、研究開発を推進しています。
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