ニュースリリース
キャピタランド・インベストメントは日本初となる
私募ファンドを設立
キャピタランド・インベストメントの資産リサイクル戦略の一環として、オフィス2物件を日本の私募ファンドに売却
シンガポール、2021年11月3日 - キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は日本初となる私募ファンドを設立しました。当ファンドはCLIで保有する2棟のオフィス物件の持分を取得したことで組成され、ファンド運用資産総額(FUM)は441億円(5億3,770万シンガポールドル1)です。CLIは当ファンドの4.98%を出資し、残りの持分は京浜急行電鉄株式会社、大成建設株式会社、芙蓉総合リース株式会社、小田急不動産株式会社等の機関投資家が保有します。
当ファンドの原資産には、横浜ブルーアベニューの共有持分50%と新宿フロントタワーの共有持分20%が含まれます2。横浜ブルーアベニューの残り50%は、CLIが同タイミングで運用を開始する別のファンドが持分を取得します。CLIは当オフィス物件のアセットマネージャーとして引き続き物件を運用し、また、当物件の売却から計上される利益については、CLIの日本におけるポートフォリオ拡大を目的に、今後成長が期待される不動産セクターに再投資される方針です。
1 別段の記載がない限り、為替レートは1円=0.01218シンガポールドルとしています。
2 新宿フロントタワーにおける残り80%の共有持分は第三者が保有しています。
CLI(キャピタランド・インターナショナル)の最高経営責任者であるジェラルド・ヨンは次のように述べています。「CLIが上場直後に新しい私募ファンドを設立したことは、アセットライトで資本効率の高いグローバルな不動産投資マネージャーとしての当社に対するキャピタルパートナーの信頼を示すものです。ファンド運用と資産リサイクルは、当社の主要な成長戦略です。CLIは今年、外部から14億シンガポールドルを越える新規エクイティを調達し、合計7つの新規ファンドを立ち上げました。規律ある資産リサイクル活動の一環として、オフィス2物件を当社の私募ファンドに売却し、結果としてFUMの拡大に寄与しました。」
「CLIのFUMは843億シンガポールドルに拡大し、2024年までにFUMを1,000億シンガポールドルに拡大させるという目標達成に向けて順調に進んでいます。CLIは日本の新規私募ファンドと資産運用を通じて、継続的な運用報酬を得ることになります。当社は、様々な不動産アセットクラスの新規ファンドの立ち上げや、新たな資金調達チャネルの開拓を含むファンドビジネスの拡大を継続していきます。CLIは、当社のステークホルダーに継続的なリターンをもたらすために、FUMと運用報酬(FRE)の拡大に引き続き注力していきます。」と、ジェラルド・ヨンは続けました。
CLIのタン・ライセン マネージングディレクターは次のように述べています。「CLIの不動産投資とアセットマネジメントに関する包括的な専門知識を背景に、キャピタルパートナーの信頼とコミットメントを獲得した結果、今回のファンド組成に至ることができました。日本における当オフィス物件は高い稼働率を誇り、当社の新たなキャピタルパートナーは新規私募ファンドを通じて、日本のレジリエントなオフィス・セクターにアクセスすることができます。CLIは売却益をもとに、日本における更なる投資機会を模索し、当社のFUMとFRE拡大に注力する方針です」と述べています。
CLIが日本で展開する私募ファンドに組成された2棟のオフィス物件
横浜ブルーアベニューは、みなとみらい線の新高島駅および横浜駅に近接する、17階建ての複合テナント型オフィスビルです。新宿フロントタワーは、東京のビジネス一等地である新宿に立地する35階建ての複合テナントオフィスタワーで、東京都庁に近接しています。
2021年第1四半期、日本におけるオフィス投資は再び活性化し、前年同期比22%と増加しました。また、東京におけるオフィスの空室率は低位な状況のまま推移しており、東京のビジネス中心地区に位置するオフィスへの関心は、今後更に高まることが期待されます3。
キャピタランド・インベストメント・リミテッドについて(www.capitalandinvest.com)
シンガポールに本社を置き、上場しているキャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は、アジアに広範囲な拠点を置く世界的な不動産投資運用会社です。2021年9月30日時点で、CLIは、アジア・パシフィック、ヨーロッパ、アメリカにおける30の私募ファンド、6つの上場不動産投資信託およびビジネストラストを通じて、約1,208億シンガポールドルの不動産資産を運用し、FUMベースでは約843億シンガポールドルの不動産ファンドを運用しています。多様な不動産アセットクラスは総合開発、リテール、オフィス、宿泊施設、ならびにビジネスパーク、工業、物流、データセンターといったニューエコノミーの分野をカバーしています。
3 JLL – Asia Pacific Capital Tracker 2Q21、2021年7月
CLIは、オーストラリア、ヨーロッパ、日本、韓国、アメリカといった先進国市場におけるCLIの不動産ポートフォリオの成長とアセットマネージメントを所管しています。CLIのポートフォリオはコマーシャル、データセンター、集合住宅、ビジネスパーク、工業&物流施設から構成されています。CLIは、案件開拓および実行における手腕、日本市場に関する豊富な洞察力、ポートフォリオの価値を高めてきた実績を持ちます。
CLIは投資管理と運用能力を最大限活用することで、FUMとFRE拡大を目指します。キャピタランド・グループにおける上場投資管理事業部門として、CLIはキャピタランドの開発部門における開発機能及び投資機会のパイプラインを活用することが可能であり、キャピタランド・エコシステムの一員であることは他の不動産投資運用会社との差別化要因になり得るでしょう。
キャピタランド・グループの一員であるCLIは、サスティナビリティをビジネス活動のコアに据えており、責任ある不動産投資運用会社として、CLIは長期的な経済的価値をステークホルダーに提供するとともに、事業を展開するコミュニティの環境的・社会的福祉に貢献します。
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