株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村 健史、以下「デベロップ」)は、福岡県上毛町と国内初となる自治体との連携によるコンテナホテル建設協議を進めています。さらに災害などの有事には同施設の提供および被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る災害協定を2022年1月24日(月)に福岡県上毛町と締結します。本協定締結により、今後同町が進める地方創生SDGsおよび災害に強いまちづくりとの相乗効果を図り、新たなランドマークとなるホテル開発を目指します。
HOTEL R9 The Yard シリーズ 外観(画像は中津店)
【災害時には避難所になるフェーズフリーのホテルで備えない防災を】
デベロップが運営する「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室の“動くホテル”です。1室13m2というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間がお客様の好評を得て、全国に44店舗1,475室を展開しています(開業準備中の店舗を含みます)。
また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等にご利用いただく「レスキューホテル」としての役割を担うことで、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指します。「動くホテル」「レスキューホテル」その他の関連標章(※)は、各々、末尾のとおり、商標登録をしております。
ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ ブランドページ:
https://hotel-r9.jp/brands/theyard/レスキューホテル ウェブサイト:
https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel客室(ダブルルーム)
客室(ユニットバス)
【福岡県上毛町との立地協定および災害協定締結の経緯】
福岡県上毛町は、同町と中津・耶馬渓観光に便利な東九州自動車道「上毛スマートIC」の開通を契機に、新しいまちづくり計画の整備に取り組んでいます。一方で、ICが入込数の増大に寄与するものの宿泊施設がないことから、周辺エリアへの流出が想定され、同町が計画する新しいまちづくりを進める上で、観光客の滞在化は喫緊の課題でした。
本課題に対して、弊社が開発・運営するコンテナホテル「ホテル アールナイン ザ ヤード」は小規模でありながら客室品質を維持したホテル建設が可能です。さらに防災インフラにも資する役割を担う点から、課題解決の一助となることを期待いただき協定締結に至りました。立地協定締結式を行った後、今秋開業を目指しホテル建設を着工します。ホテル出店を通じて、同町と共に地方創生SDGsに通じる事業展開を図ります。
【建設ホテルの概要】
施設名 :(仮称)HOTEL R9 The Yard 上毛
施設場所 :福岡県築上郡上毛町下唐原1649-11
敷地面積 :約1,900m2
想定客室数:24室
【建設予定と同ホテルシリーズの施設見学会について】
日時 :2022年1月24日(月)9時30分~10時30分
場所 :HOTEL R9 The Yard 中津(大分県中津市犬丸2383-3)
申込方法 :事前申込制(別紙「施設見学会申し込み書」参照)
施設見学対象者:報道関係者
【立地協定・災害協定締結式について】
日時 :2022年1月24日(月)11時00分~11時30分
場所 :上毛町役場 2階 大会議室
出席者:坪根 秀介 上毛町長、岡村 健史 デベロップ代表取締役、他
【東日本大震災の経験をもとに実現。レスキューホテル誕生の経緯】
2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もなく現地に入りました。被災地の方が生活に大きな負担を強いられている状況を多くの避難所で目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいと思い誕生したものがレスキューホテルです。
動くホテルの1例目として、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し2017年10月「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。その後、更なる移設性を高めるべく1棟1客室型に改良、2018年12月「ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ」1号店が栃木県真岡市にオープンしたことを皮切りに本シリーズを全国各地へ展開。全国どこでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。
【レスキューホテル出動実績】
2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行いました。その後、東京都三鷹市および東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動、空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されました。
2021年12月に栃木県より要請を受け、新型コロナ第6波及びオミクロン株の感染拡大対応の臨時医療施設として100台強のレスキューホテルを出動しました。地域医療に貢献するなど有事インフラとしてのコンテナ活用が官民ともに活発化しています。
レスキューホテル出動の様子
レスキューホテル設置の様子
■レスキューホテルは「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つ商品として『フェーズフリー認証』を取得しています。
■災害時の備えを全国へ展開し、強靭なまちづくりに貢献~SDGsの取り組み~
レスキューホテルは、「SDGs事業認定」を取得しています。災害時の備えとして自治体との協定締結の輪を広げ、
各自治体の都市機能の持続管理の強化を推進し、強靭なまちづくりの開発を通して、持続可能な開発目標の達成に貢献します。
【運営会社】
会社名 : 株式会社デベロップ
代表者 : 代表取締役 岡村 健史
所在地 : 千葉県市川市市川一丁目4番10号
設立: 2007年2月
事業内容 : 建築・不動産事業、ホテル事業、トランクルーム事業、エネルギー事業
ホームページ:
https://develop-group.jp※「レスキューホテル The Yard(商標 第6240114号)」、「災害支援型レスキューホテル(商標 第6394774号)」、「医療従事者支援型レスキューホテル(商標 第6394775号)」その他「レスキューホテル」の語を用いた商標、並びに「動くホテル The Yard(商標 第6240108号)」その他「動くホテル」を用いた商標は、当社の登録商標です。
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