【要因と対策を調査!】子育て家庭の引越し、その半数近くが後悔!トラブルを未然に防ぐために行うべきこととは?

株式会社トナリスク

2022年3月2日 12時19分

株式会社トナリスク(本社所在地:東京都豊島区、代表取締役:松尾 大史)は、未就学児がいて、直近3年以内に引越し(戸建、マンション購入)をした経験のある20代~50代の男女を対象に、「子育て家庭の引越し」に関する調査を実施しました。

皆さんは引越しをする際、何を基準にして引越し先を選びますか?
物件価格(家賃)、公共交通機関の利便性、住みやすさ…基準となるポイントは人によってさまざまだと思います。

しかし、小さなお子さんを連れてお引越しをするのであれば、重視すべきは「子育てしやすい住環境」についてでしょう。そうでなくても子育て生活は何かと手がかかりがちです。いざ新生活がスタートしてから思わぬことで後悔しないためにも、下調べは重要なのではないでしょうか。

では、子育て中のご家庭が引越し先を選ぶ際、特にどのような点に気をつければ良いのでしょうか?
また、どのようにして調べれば、子育てに関するトラブルを未然に防ぐことができるのでしょうか。
ネットを使えば何でも調べられるとはいえ、自分だけで調べるのは面倒だったり困難だったりすることもあるかもしれません。

そこで今回、引越し前の隣人調査事業『トナリスク』(https://goodneighbor.co.jp/fudousan-lp/)を運営する株式会社トナリスク(https://goodneighbor.co.jp/)は、未就学児がいて、直近3年以内に引越し(戸建、マンション購入)をした経験のある20代~50代の男女を対象に、「子育て家庭の引越し」に関する調査を実施しました。


約5割の子育て家庭が、引越した後の後悔あり

はじめに、子育て家庭が引越し後、どのくらいの割合で後悔しているのかについての調査を行いました。




「引越し後の子育て生活で「引越し前にもっと引越し先のこと(町・周辺環境・物件)を調べておけばよかった」という後悔はありますか?」と質問したところ、下記のような結果になりました。
・全員…後悔がある:12.7%、少しだけ後悔がある:34.7%、後悔はない:52.6%

楽しいはずの新生活ですが、「少しだけ後悔がある」と回答した方を含めると半数近くの方が後悔していることが分かりました。
では、男女別ではどのような結果となるのでしょう。





・男性…後悔がある:11.5%、少しだけ後悔がある:30.6%、後悔はない:57.9%
・女性…後悔がある:13.9%、少しだけ後悔がある:38.7%、後悔はない:47.4%

男女別では、女性の方が後悔する割合が高くなることが分かりました。
男性よりも女性の方が家庭についてやや熱心なのかもしれません。

年代別ではどのような違いがあるのでしょうか。





・20代…後悔がある:21.4%、少しだけ後悔がある:35.9%、後悔はない:42.7%
・30代…後悔がある:11.7%、少しだけ後悔がある:35.1%、後悔はない:53.2%
・40代以上…後悔がある:11.0%、少しだけ後悔がある:33.1%、後悔はない:55.9%

年代別では若い年代ほど後悔する割合が高くなる傾向のようです。
もしかすると、若い年代ほど引越し後の子育て環境に対する思いが強いのかもしれません。


最も大きな後悔は「物件の仕様」。周辺環境や人間関係など様々な後悔パターンあり

子育て家庭が引越し後に後悔する割合について分かりました。
では、これらを踏まえてどのような要因で後悔したのか、その内訳について詳しく調査を進めましょう。



「どのような後悔がありますか? 当てはまるものをすべて教えてください(複数回答可)」と質問したところ、下記のような結果になりました。

・物件…物件の内装・間取り・設備に不足があった:30.1%
・周辺環境…保育園や学校へのアクセスが悪かった:23.4%、夜の環境(夜道の暗さ)が悪かった:19.8%、買い物がしづらい:19.4%、交通の便が悪い:13.2%、公園や自然環境が少ない:10.2%
・施設相性…保育園や学校がいまいちだった:15.7%、病院にいきづらい(高齢で廃業、評判がいまいち、遠い等):14.8%
・人間関係…隣人や周囲の騒音がうるさい:12.9%、自治会の対応や人間関係が大変だった:12.5%、周囲に同世代の子どもが少なかった:10.9%、隣人の子育てへの理解がなかった:6.9%
・その他…地域の子育て助成が少なかった:10.7%

最も高い割合となったのは「物件の内装・間取り・設備」についてでした。
そこで、どのような後悔があったのか具体的に聞いてみました。

■物件についてどんな後悔した?どうすれば良いと思った?
・実際の生活導線はどうなのか、もっと良く考えてから間取りを作れば…と後悔した(20代/女性/新潟県)
・収納がどこにどれだけあった方が良いかとか家具を配置した具体的なイメージをしてみること(20代/女性/愛知県)
・他の子育て世代の方はどのような間取りをしているのか不動産会社に見せてもらえばよかったと思う(30代/女性/静岡県)

などの回答が寄せられました。
物件で後悔しないためには、実際にどのような生活スタイルになるのかを想像して物件を選ぶことが重要なようです。

次に、「学校へのアクセス」「夜の環境」「買い物のしづらさ」といった周辺環境についての後悔点を具体的に聞いてみました。

■周辺環境については、こんな後悔が…。
・周辺地域の下見は昼間だけでなく夕方~夜間にも行くべきでした(30代/女性/千葉県)
・徒歩圏内にいつも利用できるお店があるかどうか、子どもが近所にどのくらい住んでいるかなど、もっと細かく調べておけばと後悔しました(30代/女性/岐阜県)
・まだ子どもが小さかったので小学校や中学校についてまでは良く調べずに購入して後悔しました。この先、子どもが通うことになる学校の通学距離など、分かる範囲だけでも調べておいた方が良いと思います(30代/女性/京都府)

物件の内装や間取りだけでなく、近所についても何度か調べておいた方が良さそうです。
特に、生活する上で必要となる学校やスーパーなどは、実際に歩いてチェックすることで後悔を抑えられるのではないでしょうか。

しかし、そういった施設との相性についても「学校がいまいち」「病院がいまいち」といった後悔も少なくないようです。

■今ひとつだったのは、こんな理由。
・学校の相性がいまいちだった。事前に相性まで調べておけばよかった(20代/女性/広島県)
・もっと幼稚園や保育園の評判を調べておけばと後悔した(30代/女性/神奈川県)
・昼間の営業時間帯だけでなく、救急夜間診療を行っている病院が近くにあるのかについてもチェックしておけばよかったと少し後悔。また、病院のクチコミだけで判断しないで、まず一度自分で受診しておけばと思った(40代/女性/鹿児島県)

などの回答が寄せられました。
口コミなどで評判を探るのは悪くはありませんが、実際に足を運んでみた方が良いのかもしれませんね。
人間関係については、「隣人の騒音」「自治会の人間関係」「子どもが少ない」といった後悔が多いようですが、具体的な理由を聞いてみました。

■もっと調べておけばよかった、人間関係のこんな後悔…。
・引越し前に周辺住人の年齢層を把握しておくが大事だと思った(30代/女性/新潟県)
・実際に近所に住んでいる人の声を聞きたかったけど…(30代/女性/東京都)
・引越し後の家庭環境を全然考えていなかった(40代/男性/埼玉県)

対策としては、隣人や近隣住人に直接会って実際に話を聞いてみることですが、なかなか難しい場合もあるようです。


子育て家庭が見ている物件選びのポイントは「リビング」「子ども部屋」「納戸やクローゼット」

ここまでの調査で、最もありがちなのは「物件」に関する後悔ということが分かりました。
では、物件を選ぶ際、どのような部分を重視している方が多いのでしょうか。



そこで、「物件の内装・間取り・設備について、重視したのはどのような点ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『リビングダイニング・対面キッチンなど(子どもと生活しやすい)(55.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『子どものための部屋(52.7%)』『納戸・クローゼット(40.3%)』『フローリングの床(31.4%)』『床暖房・浴室乾燥の有無(28.3%)』『畳の部屋の有無(23.5%)』『床や壁の遮音・防音性(マンション)(21.7%)』『防犯カメラ(インターホンを含む)(19.8%)』『オートロック(マンション)(18.9%)』『防犯ガラスや防犯センサー(マンション)(14.6%)』と続きました。

「リビング」「子ども部屋」「床暖房」「畳」など、子どもとの過ごし方に重点を置いて選ぶ方が多いようです。
また、「納戸」といった暮らしやすさといった点についてもチェックしていることが分かります。

引越しに満足している方も半数以上いることから、子育て世代の物件の選び方として参考にするのも良いかもしれません。


隣人の子育て理解を事前に確認できているのはわずか2割

物件で後悔しないために重視するポイントについて分かりました。
しかし、ここまでの調査で、周辺環境や人間関係など後悔するパターンにはさまざまあることも分かっています。

では、物件を選ぶ際に、子育てに対する隣人の理解度などは確認しているのでしょうか。



そこで、「引越し先の物件を選ぶ際、“隣人の子育てへの寛容さ”を確認しましたか?」と質問したところ、『引越し前に確認した(18.9%)』『気になったが確認しなかった(できなかった)(38.9%)』『確認しなかった(気にしなかった)(42.2%)』という結果となりました。

隣人が子育てに対して理解してくれるのか、その確認ができたという方はわずか2割と少なく、気になっていても確認できなかった方が4割近くいるようです。

『引越し前に確認した』と回答した方に、どのように確認したのか具体的に聞いてみました。

■確認できた2割の人って、どうやって確認したの?
・下見に出掛けた際にタイミング良く隣人と会えたので、直接会話をした(30代/男性/神奈川県)
・土地は隣が売主さんだったので、購入前に子どもに理解があるかどうかを確認した。マンションも購入したが、隣にどういう人が住んでいるのかも販売会社に聞いて確認した(30代/女性/愛知県)
・どんな方が住んでいるのか、事前に挨拶に行きました(40代/男性/福岡県)
・建築会社から教わった。隣人だけでなく地域の自治会の班長さん宅を訪ねて周辺地域の雰囲気について伺った(40代/女性/岐阜県)

周辺環境などでも同じことが言えますが、やはり自分自身で下調べをすることが重要なようです。
しかし、全て自分でできるのならば問題はありませんが、人間関係については踏み込んだ調査をするのは難しい場合もあるのではないでしょうか。


【まとめ】住宅購入の際に注意すべきポイントは3つ!物件、周辺環境、そして人間関係!

今回の調査で、子育て家庭が引越し後にどのような要因で後悔していたのか明らかになりました。
引越しに満足していない方の割合は5割近くになり、その難しさが浮き彫りになりました。

後悔したことで最も多かったのは物件の間取りや内装についてでした。
これについては、他の子育て世代の物件の選び方を参考にすれば後悔することも少なくなるでしょう。

しかし、引越しで後悔する要因は周辺環境や人間関係などさまざまです。
実際に足を運ぶなど事前の確認が重要ですが、気になっていても確認できないケースもあるようです。

最近は、公園で遊ぶ子どもの声が気になる、という方が増えてきています。
また、マンションなどの集合住宅の場合は、ベランダでの喫煙、洗濯機の音、子どもの足音などが、トラブルの原因となる可能性も少なくありません。

こうした引越し後に潜むトラブルを事前に察知することができれば、多くの方が感じている「子育て家庭の引越しの後悔」も、今よりは抑えられるのではないでしょうか。


■株式会社トナリスク:https://goodneighbor.co.jp/
■『トナリスク』:https://goodneighbor.co.jp/fudousan-lp/
■TEL:03-4405-0906
■お問い合わせ先:https://goodneighbor.co.jp/form/


調査概要:「子育て家庭の引越し」に関する調査
【調査期間】2021年12月14日(火)~2021年12月15日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,012人
【調査対象】未就学児がいて、直近3年以内に引越し(戸建、マンション購入)をした経験のある20代~50代の男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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