愛知県岡崎市の老舗材木屋:岡崎製材株式会社による木の端材を活用した“HAZAI(R) project”が、木育活動として2024愛知環境賞「中日新聞社賞」 を受賞した。
1917年(大正6年)創業、100年超の歴史を有する岡崎製材株式会社(本社: 愛知県岡崎市 代表取締役:八田 欣也、以下「同社」という) 。創業100年を迎えた2017年に「木と共に100年、木を活かして200年」というスローガンのもと起ち上げた、木の端材を活用した“HAZAI(R) project”(*1)が、企業、団体などが行う先駆的で効果的な環境取組の事例を表彰する「愛知環境賞」にて「中日新聞社賞」を受賞した。
(*1) HAZAI(R)は同社の登録商標
愛知環境賞とは
愛知環境賞は、2005年愛知万博の開催に合わせて、省資源や省エネルギー、リサイクルなどに関する優れた技術や活動などを表彰することで、循環型社会の形成を促進するとともに、広く全国に向けて、愛知の環境技術や環境活動のレベルの高さを発信する目的で愛知県が創設された。
企業、団体などが行う先駆的で効果的な環境取組の事例を表彰し、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを社会に根付かせ、循環型社会の形成や脱炭素社会の実現を促進する。
【HP】
https://aichi-shigen-junkan.jp/kankyoushou表彰式
日時:令和6年2月14日(水) 15:15~16:00
場所:メルパルク名古屋(〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3-16-16)
出席者:2024愛知環境賞受賞企業
愛知県知事 大村 秀章(予定)
EPOC会長 小池 利和(ブラザー工業(株)取締役会長)他
(※敬称略)
受賞のポイント
廃棄処分となっていた端材に新たな価値を吹き込むとともに端材を活用した木育イベントを実践し「木」の魅力を浸透させたことは、木製品の普及につながるだけでなく、カーボンニュートラルの実現による脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。
HAZAI(R) projectとは
創業100年超の老舗材木屋による、木の端材に新たなイノチを吹き込む“HAZAI(R) project”。通常であれば廃棄処分されてしまう木の端材を無垢の雑貨として生まれ変わらせ、「木」からサステナブルな社会の実現を目指すブランド・活動である。
仕入れから販売・提案まで一気通貫、「情報発信」にも注力
同社の特徴は、熟練の目利きが多くの樹種を仕入れて取り扱いをしており、お客様のニーズに合わせてそれらの木材を使いこなし加工をする技術があること。同社で原木の仕入れから製材、加工、商品化、販売・提案まで一貫して行うことができる。また、無垢板・一枚板のショールームのような店舗、空洞木の遊び場、巨大倉庫(ミュージアム)と、五感で木を感じられる空間を提供している。
店舗では、不定期に開催されるイベント「木フェス」や「ミュージアムツアー」を通じて、世界中の木材の歴史やストーリー、木がどのように私たちの生活に関係し、大切な存在となっているのか等を学ぶ場を創出している。さらに、夏休みに開催している端材を活用した木工体験や工作大会は店舗恒例の伝統イベントとなっており、毎年多くの子どもたちが自由研究等を兼ねて家族と共に参加している。
活動の意義を世の中に浸透させるため、近年ではSNSを活用した情報発信に力を入れる。また、同社の取り組みを積極的にメディアへ発信することで多くの媒体に取り上げていただき、より多くの人たちにその意義を知ってもらえるよう活動をしている。
その情報発信をきっかけに中京テレビ「キャッチ!」の新セット製作オファーを頂き、番組コンセプトである「地元の明日を笑顔に」を同社の提案・木の魅力で実現するべく、全国でも類を見ない無垢材・端材を活用したスタジオ新セットを完成させた。小さな「木の端材」から、木の魅力を世界へ発信する大きなチャンスに繋げることができた事例である。
▼プレスリリース
【岡崎市の老舗材木屋】中京テレビ「キャッチ!」スタジオセット制作
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000096178.html他社と協働し、「木」の端材のさらなる価値を創造する
■メディア:中京テレビ
新スタジオセットの製作、情報発信
■大手化粧品・健康食品メーカー:FANCL
端材を活用した木製品を共同開発
■地元中小企業:稲垣石材店
木と石のテーブルウエア“Ki+Seki-木石-”を開発
■NPO法人:Green Journey
木育イベントの開催
■地元高校:光ヶ丘女子高校
SDGsインターンシップの実施
■スポーツチーム:中日ドラコンズ
折れたバットを使ったワークショップを実施
■地元大学:愛知学院大学
無垢材、端材を活用したでこぼこ卓球大会の企画開催
■地元木工職人
活動の推進による雇用の確保と技術の伝承
端材をフル活用した「木育活動」と「ビジネスモデル」両立のための今後の展望
「木と共に100年、木を活かし200年」というスローガンの基スタートした「端材を捨てるのではなく全て活かしきる」ための活動HAZAI(R) projectの意義・想いは、次世代へ脈々と受け継がれている。
活動を進める中で、端材の活用がさらなる広がりを生み始め、愛知学院大学の学生と連携して企画・運営したイベント「でこぼこ卓球大会」では、「端材×スポーツ=もくスポ」という新しい概念を考案し、活動に取り組んだ。
▼プレスリリース
【SDGs×スポーツ】もくスポ:でこぼこ卓球大会開催!! -自然の力で地域の親子を笑顔に-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000096178.html また、「社内で端材をもっと活用しよう」という機運も高まり、2019年には当社の木工職人が木の端材からアウトドアギアを製作・販売するブランド“Re:gro wood work's(R)”を起ち上げ、「木の端材からブランドが生まれる」という事例が誕生した。
▼Re:gro wood work's(R)
https://regro-wood-works.com/ 木の良さ・魅力を体験してもらうための活動を進めていく中で、社内で新たなブランドが発足したように、活動の推進と事業の発展が連動する動きも生まれている。端材をフル活用した「木育活動」と「ビジネスモデル」の両立に向けたサイクルが生まれつつあり、今後も両立の挑戦を続け、社会貢献に向けた活動の輪を広げていく。現在では、端材の廃棄量70~80%の削減と、その廃棄に伴うCO2の削減に寄与することができている。しかし、2~3割はまだ廃棄されているのが現状であり、今後は端材の廃棄0を目指す。
HAZAI(R) project:無垢の端材を活用する
同社は原木を仕入れ製材・加工してテーブル等の家具・インテリア雑貨を製作してきたが、その際に発生する「端材」が長年の課題となっていた。これらの端材の形は歪でサイズもバラバラ。用途も無く、多くの場合は焼却・廃棄処分されていた。
しかし、木の端材にも高級テーブル・家具と同品質の肌触り・質感など無垢の魅力が詰まっている。これらを無駄なく活かし新たな価値を創造する事が材木屋の切実な使命と捉え、SDGsに賛同する形で”HAZAI(R) project”を推進する事となった。現在では、大手化粧品メーカーや小売専門店、大手百貨店での取扱いも増え、地域を代表する本業を通じたSDGs事業に成長した。無垢・木の端材の可能性は無限大である。
◆岡崎製材株式会社(代表取締役 八田欣也、愛知県岡崎市戸崎元町4番地1)
創業1917年(大正6年)、100年超の歴史を有する愛知県岡崎市の老舗材木屋:岡崎製材株式会社。一流の目利きが世界中から仕入れた多種多様な無垢材は200樹種・5万点を超え、日本一の保有量を誇る。脈々と受け継ぐ材木知識・経験により歴代の目利きが世界中から揃えた銘木は、丁寧に製材・乾燥・加工され豊富なラインナップとして保管しており、お客様のご要望に合わせて「あなただけの一点」をご提案する。
また、愛知県を中心に建築木材・資材等の流通事業、リノベーションや不動産、木製品の製造・販売など、建築や住まいに関わる多種多様な商品・サービスをワンストップで提供。地元密着の「最適住環境企業」を掲げる会社である。
【HP】
https://www.okazaki-seizai.co.jp/【公式オンラインSHOP】
https://okazaki-seizai.myshopify.com/【会社紹介】
[動画:
https://www.youtube.com/watch?v=lnLWuhfzHpE ]
【お問い合わせ先】
岡崎製材株式会社
経営企画室 上田萌子
TEL: 0564-51-0861(代表)
MAIL:m.ueda@okazaki-seizai.co.jp
【過去プレスリリース一覧】※抜粋
■【第3弾】ファンケル×老舗材木屋コラボ企画 | 春を彩る「さくら色」の無垢端材を活用した生活雑貨をファンケルオンラインで販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000096178.html■銘木・無垢の端材から材木屋オリジナル”お祝いバットmini”を開発 | プロ野球開幕に合わせ3月25日より数量限定で販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000096178.html■老舗材木屋が銘木・無垢材から超本格マイバット「お祝いバットPro」を開発 | 1本100万円の超高級銘木バットも限定販売!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000096178.html■【地元の異色コラボレーション】名古屋フィギュアスケートフェスティバルのオフィシャルグッズを老舗材木屋が企画製作・販売します!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000096178.html■【コラボ企画】中日ドラゴンズ選手と折れたバットの”リメイク・ワークショップ”を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000096178.html■【老舗材木屋のSDGs活動】第5回 あいちサービス大賞「知事賞」受賞!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000096178.html■【岡崎市の老舗材木屋】中京テレビ「キャッチ!」スタジオセット制作
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000096178.html■【SDGs×スポーツ】もくスポ:でこぼこ卓球大会開催!! -自然の力で地域の親子を笑顔に-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000096178.html■【老舗材木屋×石屋の挑戦】"ミシュラン星付き店も認める高級素材"のお皿「Ki+Seki -木石-」を共同開発|Makuakeにてクラウドファンディング開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000096178.html■岡崎製材株式会社がForbes JAPAN SMALL GIANTS AWARD 2023-2024でApril Dream特別賞を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000096178.html【補足 | 岡崎製材株式会社のメディア掲載実績(2023年)】
・東海テレビ NEWS ONE 2023年2月15日
あいちサービス大賞 | “端材”有効活用 老舗木材店に「知事賞」
・中日新聞 2023年3月7日
あいちサービス大賞 | 岡崎市の2社選ばれる 市長に報告
・中部経済新聞 2023年3月8日
あいちサービス大賞受賞 | 岡崎市内2事業者が市長に報告
・東海愛知新聞 2023年3月8日
初の同時受賞 | あいちサービス大賞「知事賞」岡崎製材「特別賞」真和建装
・中京テレビ 2023年3月27日
番組内特集 | セットリニューアル メインテーブル・MCテーブル制作
・FM AICHI DAYDREAM MAGIC 2023年6月27日
木の再利用とスポーツの新たな魅力を発見する|“SDGs×スポーツ”もくスポ:でこぼこ卓球大会
・ZIP FM MORNING BOOOOOOST 2023年6月30日
木の再利用とスポーツの新たな魅力を発見する|“SDGs×スポーツ”もくスポ:でこぼこ卓球大会
・東海ラジオ Weekend Step 2023年7月8日日
木の再利用とスポーツの新たな魅力を発見する|“SDGs×スポーツ”もくスポ:でこぼこ卓球大会
・東海テレビ 村上佳奈子の週間愛ちっち 2023年7月27日
きらり輝く!あいちサービス大賞|「木」からサステナブルな社会を実現
・中京テレビ 鈴木福のしあわせ羅針盤 2023年7月31日
でこぼこ卓球|こんな卓球見たことない!?球がどこへ飛ぶか?予想不可
・中日新聞 2023年8月9日
端材から誕生「キセキ(木石)」の食器|岡崎製材×稲垣石材店ブランド開発
・テレビ愛知 5時スタ 2023年10月6日
岡崎製材&稲垣石材店共同開発のKi+Seki-木石-特集
・東海テレビ NEWS ONE 2023年11月1日
材木屋とコラボ 新しい石の皿とは|Ki+Seki-木石-
・Forbes JAPAN Web 2023年12月20日
「木の復権」を目指して――創業100年を超える老舗材木屋5代目“アトツギ”の夢
企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ