建築設計者向けWebサービス「WEBBIM(ウェブビム)」提供開始

AMDlab

2024年7月1日 10時47分

ブラウザで動作する作図ツールでデータ連携のシームレス化を目指す

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/14/76092-14-749b73426ad1267f308c61f72f9114a2-1200x660.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:藤井章弘、以下AMDlab)は、建築設計者向けサービス「WEBBIM(ウェブビム)」の先行リリース版を提供開始します。
WEBBIMは、ブラウザで動作する建築設計者向けの作図ツールです。先行リリース版では、建築のボリューム検討に必要な日影計算機能と簡易的な作図が可能です。
2024年7月からユーザー数限定での提供を開始し、利用申し込みは専用フォームから受け付けています。
既存のBIMに対する課題
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/14/76092-14-1d655a9399584f0502facfb684afb965-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
BIMは導入時に高い費用と学習コストがかかり、導入後も円滑なデータ連携が難しいことが課題となっています。

現在、建築設計業務において、BIM(Building Information Modeling)の導入が推進されています。しかし、普及率は48.4%、BIMの活用によるメリット・効果を大きく感じる利用者の割合は41.2%に留まっています(※1)。このような状況に至る理由は大きく2つあります。
まず一つは、高度な技術や高価な機器とソフトウェアが必要とされることです。特に中小企業や地方の事業者にとって、これが導入の障壁となっています。
もう一つの理由は、BIMを活用しても業務効率化が十分に進まないことです。例えば、建築設計の初期段階から竣工後の管理まで一貫した図面データを利用できることがBIMの利点ですが、現場では企業ごとに異なるBIMの運用ルールが定められ、担当企業が変わるたびに図面データの調整が必要です。また、高度な計算には専用ソフトウェアが求められ、異なるソフトウェア間でのデータ移動も設計者の負担となっています。

※1 建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査 確定値<詳細>(令和4年12月 国土交通省調べ)https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/20230328_15.pdf_safe.pdf (参照 2024-06-28)
WEBBIMを用いた課題の解決策
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/14/76092-14-c2077e46657daa281afb2fa62e2bfed3-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
WEBBIMは低コストでありながらも、円滑なデータ連携により無駄な作業を削減できるツールを目指しています。

WEBBIM(ウェブビム)はその名が示す通り、ブラウザ上で利用可能です。高価なパソコンを必要とせずに動作するため、導入コストを削減できます。
また、先行リリース版では、専用ソフトを使用することが一般的な「ボリューム検討」を機能として備えています。ボリューム検討時に作成した図面を建築設計段階でもそのまま利用できるため、図面の再作成は不要です。
さらに、「建物カルテ」に入力した情報も自動連携されるため、文書情報と設計図間の整合性を確認する手間が軽減できます。
主な提供機能
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Gos4IE6DobQ ]
主な提供機能については1分程度の動画でも紹介しています。
ボリューム検討機能(日影計算機能)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/14/76092-14-873a1aeefb9ec2d66b4547c8f792654d-1200x660.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日影計算の結果は3Dビューでも確認できます。

インポートしたファイルを下図として、敷地境界線と建物外形ラインを描画し、計算条件を入力することで、規制ラインと時刻日影線と等時間日影線を表示します。WEBBIMは外部データの読み込みや計算結果の出力が迅速なので、建築設計の初期段階で頻繁に行うボリューム検討業務の時間短縮が可能です。さらに、「建物カルテ」に入力した日影規制時間と測定面高さが自動反映されるため、情報の不整合を防ぐことができます。
建築設計機能
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/14/76092-14-979f730671237548beb36a146be43a45-1200x660.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
複数の利用者が同時に建築設計図を作成できます。

建築設計機能では、ボリューム検討機能にて作成したオブジェクトを活用しながら、作図を進めることができます。先行リリース版では、通り芯、壁、窓の描画が可能です。また、表示モードは平面図と3Dビューに分かれており、それぞれの表示画面で作成したオブジェクトの確認が可能です。
さらに、複数の利用者が同じ図面ファイルを確認および編集することができる同時編集機能を備えています。従来のBIMは、ファイルを編集できるユーザーが1人に限られるため、進捗状況の確認には時間を要しますが、WEBBIMにて同時編集することで、素早い情報共有と作業分担の効率化を図ることができます。
ご利用に関して

※今後の追加リリース時において利用データの移行を予定していますが、完全な保証は難しい場合があります。
株式会社AMDlabについて
名称    :株式会社AMDlab
代表取締役 :藤井 章弘
設立    :2019年1月4日
所在地   :兵庫県神戸市中央区栄町通5丁目2-2-202
公式サイト : https://amd-lab.com

建築士2人が起こした「建築設計」を中心に業界のDXを推し進めているスタートアップです。
最新のテクノロジーを活用し、受託開発や自社サービス開発などの複数の事業を展開しています。これからの建築DXを推進できる人材を育成するオンライン建築教育サービス『AMDhaus』(https://amdhaus.com)、株式会社LIXILと共同で開発を進めているパブリックトイレ自動設計ツール『A-SPEC(https://a-spec.lixil.com)』、創造系不動産株式会社と共同で運営する、建築家の設計した住宅にフォーカスした不動産情報サービス『建築家住宅手帖(https://archi-techo.com)』などを提供しています。

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